元々はWEB担当だったが、急にWEBマーケティング担当も任せられてしまった。まずは何をやればいい?

  • マーケティング

公開日:2024/01/19

更新日:2024/02/05

WEB担当の重要性

現代における企業プロモーション・広報を支えるために必要不可欠な人材として最も重要なポジション、「WEB担当」。

WEBサイトを持たない企業はほぼ存在しないといっても過言ではない時代ですから、インハウスのWEB担当をやっているという方も多いのではないでしょうか。

その業務は主にWEBページの更新業務や、新しい商品・サービスページの立ち上げなど、業種業界が変わってもどの会社でも似通っています。

WEB担当はマーケティング担当と混同されてしまいがち

ところが、WEBサイトを更新管理する仕事と、それを用いた広告販促、いわゆる「WEBマーケティング」の仕事の区別がつかない人がいます。

WEB担当の方であれば、それはまったくの別業務であると声を大にして言いたいところですが、「ホームページは営業ツールなのだから、問い合わせを取るのがWEB担当の仕事だ」という理屈が正論として通じてしまう会社が、残念なことに多いのです。

もしくは、マーケティングの専任担当はいたものの、退職や配置換えなどで急にWEB担当+WEBマーケティング担当になってしまう例も多々あります。

この場合も「同じホームページなのだから」という理屈です。

WEBマーケティングを覚えることは将来につながる

ずっとホームページの更新だけをやってきた方は、「数字」に追われるようなイメージが強いWEBマーケティング担当に苦手意識を持ってしまうかもしれません。

しかし、これをチャンスと捉え、「数字に強いWEB担当」、もしくは「自身でコーディングもできるWEBマーケター」として進化するきっかけにすることができれば、将来の展望も大きく開けるはずです。

WEB担当だった人がWEBマーケティング担当として進化するためのポイントをご紹介します。

WEBマーケティング担当の仕事とは

企業によって呼び方や意味合いに多少の差はあるものの、「WEBマーケティング担当は自社のホームページやSNSなどを駆使して「リード」を獲得する役割であることが多いです。

「リード」とは、その企業がビジネスを進めるうえでの見込み客の情報のことです。

最も多い形態としては、マーケティング担当がリードを取り、ISS(インサイドセールス)がそのリードを仕分けし、割り振られた営業担当がアプローチしていくような形です。

つまり、WEBマーケティング担当はその企業におけるビジネスプロセスのスタート地点を担う役割を持っているということです。

リード(問い合わせ)をつくるとはどういうことなのか

「リード」を獲得することの意味を、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

次の図は一般的な営業プロセスを表したものになります。

WEBマーケティング担当の仕事は「リード」を獲得することが多いのですが、その仕事は顕在層(そのビジネスのターゲットとする人)を見込み顧客(リード)に変換していくことを意味します。

これをユーザーの状態、行動をベースに言い換えると、「まずは知ってもらい、そして興味関心を持ってもらい、問い合わせというアクションを起こしてもらう」ということになります。

それを、ホームページを用いて行うのが、WEBマーケティング担当の仕事ということになります。

一番大切なことは2点だけ

リードを獲得するために、WEBマーケティング担当が行うべきことは大きく分けると2点です。

  1. ホームページへのアクセス数を多くすること
  2. 問い合わせしたくなるホームページを用意すること

この2点を徹底的に磨いていくことが仕事です。

世の中にあるWEBマーケティングの手法や、小難しいノウハウは、突き詰めると上記のどちらかを目的としたものになっています。

ですから、WEBマーケティング担当になってから最初に行うことは自社ホームページ、ご自身がこれまで管理してきたホームページの総点検です。

ユーザー目線でどう見えるかを点検してください。ご自身がユーザーになったつもりで、新鮮な気持ちで見直してみてください。

そして、問い合わせしたくなる仕掛けがあるかどうかを考えてみてください。

マーケティングの目的は「リード」を獲得することです。

ホームページ上にすべての情報を書ききってしまっていないでしょうか?

一般的には難しい専門用語だけで構成されてはいないでしょうか?

物販(Eコマース)は別として、自社の製品やサービスのすべてをホームページの情報で完結させることはとても難しく、且つ営業的には効果的でないことが多いのです。

「詳細はお問い合わせください」と、促すことで問い合わせを作ることが可能です。

その匙加減を考えるのも、WEBマーケティング担当の仕事です。

ただのWEB担当だった頃の視点とは大きく変わるのではないでしょうか。

アクセスを集める方法はいくつもある

ホームページの点検が終わったら次は「どうやってアクセスを集めるのか」を考えることになります。

即効性があるのは「広告」です。

インターネット上のあらゆる個所に広告を出すことができます。

ただ、これは自分でオペレーションするのはとても難しいので、多くの企業は「広告代理店」に委託しています。

ですので、まずは代理店を探すところから始めましょう。

そしてロングスパンで考えると「SEO」(Search Engine Optimization)という、検索エンジンに自社のホームページを適合させて、「検索結果」を良くする取り組みが必要になります。

シンプルに考えるのがコツ

WEBマーケティングの仕事を始めると、いろいろな理論やノウハウが情報として飛び込んできます。

よくある失敗としては、「手法に溺れてしまうこと」が挙げられます。

本来「手段」であったはずの施策を、「目的」と錯覚してしまうことです。

物事をシンプル化すると、本来の目的が明確になるはずです。

「その施策はたくさんアクセスが来るのか」、「その工夫はホームページが魅力的になるのか」、そしてその結果「リードはたくさん取れるのか」この観点を忘れないでおくことが、WEBマーケティングの世界に飛び込むうえで最も重要です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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