サーチコンソールとアナリティクスの違いは?それぞれの役割と使い分けを解説

  • マーケティング

公開日:2023/11/27

更新日:2023/11/27

ウェブサイトの運営をする上で、アクセス解析は欠かせない施策のひとつです。

アクセス解析を行うことで、ユーザーの行動やサイトの状況を把握し、改善につなげることができます。

アクセス解析ツールには、Googleが提供する「Google サーチコンソール」と「Google アナリティクス」が有名です。

どちらも無料で利用でき、多くのウェブサイト運営者が利用しています。

しかし、サーチコンソールとアナリティクスは、それぞれに異なる特徴や機能があります。

今回はサーチコンソールとアナリティクスの違いについて、詳しく解説します。

サーチコンソールとアナリティクスの違い

サーチコンソールとは

サーチコンソールは、Googleが提供するウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)ツールです。

サイトに訪れるまでのユーザーの行動や、サイトの検索パフォーマンスを分析し、改善するための情報を提供しています。

たとえば、以下のような情報を確認することができます。

  • 検索結果での検索キーワードの表示回数、クリック数、CTR(クリック率)
  • Googleでの平均掲載順位
  • 検索キーワード
  • ユーザーの地域やデバイス

サーチコンソールを使うことで、自社サイトがGoogle検索でどのように評価されているかを把握し、改善につなげることができます。

サーチコンソールは、SEOの基本的な施策を実施するために欠かせないツールです。

特に、以下の目的がある場合は、サーチコンソールを活用することをおすすめします。

  • 検索結果での表示順位を改善したい
  • 検索キーワードごとの流入状況を把握したい
  • サイトの検索エンジンからの信頼性を高めたい

アナリティクスとは

アナリティクスは、Googleが提供するウェブサイトのアクセス解析ツールです。

サーチコンソールでは「サイトに訪れるまでのユーザーの行動」を見ることができますが、アナリティクスでは「サイトに訪れたユーザー」の行動を分析し、改善につなげるための情報を提供しています。

たとえば、以下のような情報を確認することができます。

  • ページごとのアクセス数や滞在時間
  • ユーザーの流入元やデバイス
  • ページの閲覧順序(ページ遷移状況)
  • コンバージョン(目標達成)率

アナリティクスを使うことで、ユーザーが自社サイトをどのように利用しているかを把握し、より効果的なウェブサイトの運営につなげることができます。

アナリティクスは、ウェブサイトの改善やマーケティング施策の検証に役立つツールです。

特に、以下の目的がある場合は、アナリティクスを活用することをおすすめします。

  • サイトのユーザー行動を分析して改善したい
  • マーケティング施策の成果を検証したい
  • サイトのユーザー行動を分析したレポートを作成したい

ここまでで、「サーチコンソールはサイトに訪れる前の行動」「アナリティクスはサイトに訪れた後の行動」をそれぞれ確認できることが分かったかと思います。

続いて、サーチコンソールとアナリティクス、それぞれでできることを解説します。

サーチコンソールでできること

まず、サーチコンソールでできることは大きく分けて以下の3つです。

検索結果でのパフォーマンスを分析する

サーチコンソールでは、検索結果での表示回数、クリック数、CTR(クリック率)などの情報を確認することができます。

たとえば、特定のキーワードの平均掲載順位や、検索結果画面でどのくらいクリックされているかのクリック率などです。

これらの情報を分析することで、自社サイトがGoogle検索でどのように評価されているかを把握することができます。

検索キーワードを把握する

サーチコンソールでは、自社サイトにアクセスしたユーザーがどのようなキーワードで検索してきたかを把握することができます。

ここが、アナリティクスとは大きく異なる点です。

アナリティクスは、サイトにアクセスした後のデータを見ることができる一方で、サーチコンソールでは「サイトにアクセスする前」のGoogle検索画面で検索したキーワードなどを見ることができます。

これらの情報を分析することで、自社サイトのSEO対策に役立てることができます。

サイトの問題を把握する

サーチコンソールでは、エラーページやモバイル対応の状況などの問題を把握することができます。

たとえば、正常にインデックスされていないページの確認やモバイルでの見え方に問題がある場合の通知などです。

これらの情報を分析することで、サイトの品質を向上させることができます。

アナリティクスでできること

アナリティクスでできることは、大きく分けて以下の3つです。

ユーザーの行動を分析する

アナリティクスでは、ユーザーが自社サイトをどのように利用しているかを分析することができます。

前述の通り、アナリティクスで分かることは、ユーザーがサイトにアクセスした後の情報です。

たとえば、サイトへの訪問者数やページの平均滞在時間、ページの遷移状況などが分かります。

これらの情報を分析することでユーザーのニーズを把握し、より効果的なウェブサイトの運営につなげることができます。

コンバージョン率を改善する

アナリティクスでは、コンバージョン(目標達成)率を改善するための施策を検討することができます。

これらの施策を実施することで、サイトの成果を向上させることができます。

マーケティングの効果を測定する

アナリティクスでは、マーケティング施策の効果を測定することができます。

たとえば、訪問者数やCV獲得増加を狙って行った施策の効果測定なども、アナリティクスで確認可能です。

これらの情報を分析することで、効果的なマーケティング施策を実施することができます。

まとめ

サーチコンソールとアナリティクスは、それぞれの特徴を理解し適切に使い分けることで、より効果的なウェブサイト運営につなげることができます。

サーチコンソールは検索結果でのパフォーマンスを分析し、SEO対策に役立てることができます。

サイトの問題を把握し品質を向上させることにも役立ちますので、SEO対策には必須のツールです。

一方アナリティクスはユーザーの行動を分析し、ユーザーのニーズを把握することに役立ちます。

コンバージョン率の改善やサイトの成果を向上させることが目的の場合は必須のツールと言えるでしょう。

どちらのツールも無料で利用できるので、サーチコンソールとアナリティクスを活用して自社サイトの成果を向上させましょう。

ツールを活用した分析や改善施策の実施が難しい場合は、SEO対策やインターネット広告の専門家に依頼するのも一つの方法です。

Heart Fullでは、SEOと広告の両軸からWebマーケティングの最適な施策をご提案させていただきます。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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