サブドメインとサブディレクトリの違いとは?SEOへの影響も解説

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公開日:2024/01/05

更新日:2024/01/05

Webサイトの運営において、サブドメインとサブディレクトリはよく耳にする言葉ですが、その違いを理解している方は少ないのではないでしょうか。

サブドメインとサブディレクトリは、どちらもWebサイトのURLを構成する要素ですが、その使い方は大きく異なります。

この記事では、サブドメインとサブディレクトリの違いについて分かりやすく解説します。

サブドメインとは

サブドメインとは、ドメイン名の前に追加された文字列のことです。

サブドメインは、メインドメインとは独立したドメインとして扱われます。

【サブドメインの例】

  • blog.example.com
  • shop.example.com

サブディレクトリとは

対照的に、サブディレクトリはメインドメインの下に直接作成されるフォルダやディレクトリを指します。

サブディレクトリは、メインドメインと同じドメイン名の下層に存在し、ドメイン内のコンテンツを階層構造で整理するために使われます。

例えば、example.com というドメインで、ニュースやブログなどのコンテンツを同じドメイン配下で運用することができます。

【サブディレクトリの例】

  • example.com/news/
  • example.com/blog/

サブドメインとサブディレクトリの違い

サブドメインとサブディレクトリは、ウェブサイトの構造を整理するための手段ではありますが、それぞれ異なる特性を持っています。

項目サブドメインサブディレクトリ
ドメイン名メインドメインとは独立したドメイン名メインドメインと同じドメイン名
テーマ異なるテーマや目的を強調できる同じテーマが一般的
SEOメインドメインからの影響を受けにくいメインドメインからの影響を受けやすい
サブドメインとサブディレクトリの違いをまとめた表

サブドメインの特徴

メインドメインとは異なるテーマや目的を強調できる

サブドメインはメインドメインとは独立した識別子として扱われます。

これにより、サブドメインはメインドメインとは異なるテーマや目的を強調することができます。

例えば、example.com というドメインで、ニュースやブログなどのコンテンツを別々のサブドメインで運用すると、ニュースサイトとブログサイトはそれぞれ異なるテーマや目的を持つことが明確になります。

管理や設定が独立しており、異なるサーバーに割り当てることも可能

サブドメインは、メインドメインとは独立した領域として管理や設定を行うことができます。

そのため、サブドメインのコンテンツやシステムをメインドメインから独立して運用することができます。

SEOでは、サブディレクトリに比べてメインドメインからの影響を受けにくい

サブドメインは、メインドメインとは異なるドメインとして扱われるため、SEOではサブディレクトリに比べてメインドメインからの影響を受けにくいとされています。

そのため、サブドメインは、メインドメインとは異なるテーマや目的を持つコンテンツを運用する場合に適しています。

ただし、全く影響を受けないというわけではなく、Googleの公式ブログによるとサブドメインはドメイン全体の評価に影響を与える可能性があるとされています。

サブディレクトリの特徴

メインドメイン内のサブフォルダとして扱われ、メインサイトとの関連性が強い

サブディレクトリはメインドメインの中のフォルダとして扱われます。

これにより、サブディレクトリはメインサイトと密接に関連付けられます。

例えば、example.com というドメインで、ニュースやブログなどのコンテンツをサブディレクトリで運用すると、ニュースサイトとブログサイトはメインサイトの一部として扱われます。

サブドメインよりも簡単に設定できる

サブディレクトリは、サブドメインよりも簡単に設定できます。

また、サブディレクトリはメインドメインのDNS設定を変更する必要がありません。

そのため、設定や運用の手間を省くことができます。

SEOでは、同じドメイン配下となるためメインドメインの影響を受ける

サブディレクトリは、メインドメインと同じドメイン配下となるため、SEOではメインドメインの影響を受けます。

そのため、サブディレクトリはメインドメインと同一のテーマや目的を持つコンテンツを運用する場合に適しています。

サブドメインのメリット・デメリット

続いて、サブドメインとサブディレクトリそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

ドメインの階層を明確に分けることができる

サブドメインは、ドメイン名の前に付ける「.」で区切られた部分です。

これにより、ユーザーはコンテンツの種類を視覚的に把握しやすくなり、明確に分けることができます。

独立したサイトとして運用できる

サブドメインは、ドメインの階層で1つ上の階層に位置します。

そのため、サブドメインで運用するコンテンツはドメイン全体の評価とは独立して評価されます。

これにより、サブドメインで運用するコンテンツのテーマがドメイン全体のテーマと異なる場合でも、検索エンジンから適切に評価される可能性があります。

デメリット

検索エンジンの評価に影響を与える可能性もゼロではない

Googleの公式ブログによると、サブドメインはドメイン全体の評価に影響を与える可能性があるとされています。

たとえば、サブドメインで運用するコンテンツが低品質な場合、ドメイン全体の評価が下がる可能性があります。

また、メインドメインがペナルティを受けた場合、サブドメインもペナルティを受けてしまいます。

SSL証明書を新たに取得する必要がある

サブドメインを運用するには、新たにSSL証明書を取得する必要があります。

サブディレクトリのメリット・デメリット

メリット

新たなサブドメインの設定やSSL証明書の取得などの手間がない

サブディレクトリは、ドメイン名の直後に付ける「/」で区切られた部分です。

そのため、サブディレクトリで運用するコンテンツは、新たなサブドメインの設定やSSL証明書の取得などの手間はありません。

メインドメインの評価に繋がりやすい

サブディレクトリはメインドメインの配下に階層を設ける形となるため、サブディレクトリで運用するコンテンツは、ドメイン全体の評価の影響を受けやすくなります。

そのため、高品質なコンテンツを用意することで、メインドメインの評価に繋がりやすいと言えます。

デメリット

独立したサイトとして運用しにくい

上記のメリットとも関連しますが、サブディレクトリで運用するコンテンツはドメイン全体の評価の影響を受けやすくなります。

そのため、サブドメインで運用するコンテンツのテーマがドメイン全体のテーマとは異なり、「独立したサイトとして運用したい」と考える場合にはあまり向かないでしょう。

ドメインの階層が分かりにくい可能性がある

サブディレクトリは、ドメインの階層で同じ階層に位置します。

そのため、サブディレクトリで運用するコンテンツの種類を視覚的に把握するのが難しい可能性があります。

ユーザーにも検索エンジンにも分かりやすいディレクトリ構造にすることを心がけましょう。

まとめ

サブドメインとサブディレクトリは、どちらもドメイン内のコンテンツを階層構造で整理するために使われますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらを使うかはサイトで取り扱うメインテーマや運用方法によって異なりますが、Googleの公式ブログによると、サブドメインとサブディレクトリには優劣はなく、どちらを使うかは運用方法に合わせて決めるとよいとされています。

自社に合った方法でサイトを運営していきましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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