Web広告におけるタグとは?Google・Yahoo!のタグ発行設置方法を解説

  • Web広告

公開日:2024/03/08

更新日:2024/03/08

Web広告運用において、タグは効果測定やターゲティングなど、広告主にとって欠かせないツールです。

しかし、種類や役割が複雑で設定に迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Web広告におけるタグの基礎知識と、代表的な種類、Google・Yahoo!それぞれのタグ発行から設置方法まで、わかりやすく解説します。

Web広告におけるタグとは?

Webサイトや広告において、「タグ」とはWebページに様々な機能を追加するためのコードです。

タグを埋め込むことで、以下のような情報を取得できます。

  • サイトを訪れたユーザーの情報
  • 広告のクリック数や表示回数
  • 商品購入や資料請求などのコンバージョン数

これらの情報は、広告効果の分析や改善に役立ち、より効果的な広告配信を実現します。

タグの種類と役割

タグには様々な種類があり、それぞれ異なる役割を担っています。

代表的なタグの種類と役割は以下の通りです。

コンバージョン測定タグ

コンバージョンとは、商品購入や資料請求など、広告主が最終的に達成したい目標を指します。

コンバージョン測定タグは、サイトに埋め込むことで、コンバージョン達成数を正確に把握することができます。

リターゲティングタグ

リターゲティング広告は、過去に自社サイトを訪問したことがあるユーザーに対して、再度広告を配信する手法です。

リターゲティングタグは、サイト訪問者を特定し、適切なタイミングで広告を表示するために使用されます。

その他のタグ

上記以外にも、さまざまな種類のタグが存在します。

  • アクセス解析タグ: サイト訪問者の属性や行動を分析
  • 広告配信タグ: 広告を特定の条件に基づいて配信
  • トラッキングタグ: ユーザーの行動を特定の期間追跡

これらのタグを活用することで、より精度の高い広告配信が可能になります。

【Google広告】計測タグ発行から設置までの手順

コンバージョンタグ発行・設置方法

1. Google広告管理画面左上の「ツール」アイコンをクリックし、「コンバージョン」を選択します。

2. 左上の「+」ボタンをクリックし、「ウェブサイト」を選択します。

3. 以下の必要事項を入力します。

  1. カテゴリ: 目的に合わせて販売、セールスリード、その他から選択します。
  2. コンバージョン名: わかりやすい名前を設定します。
  3. コンバージョンの価値: 各コンバージョンに金額などを割り当てます。
  4. カウント方法: コンバージョン発生回数をどのように計測するかを選択します。
  5. クリックスルー/ビュースルーコンバージョン: 広告クリックや閲覧後のコンバージョン計測期間を設定します。
  6. コンバージョン列に含める: コンバージョン計測後、管理画面上の列に含めるか含めないかを選択します。
  7. アトリビューションモデル: コンバージョン達成までの各タッチポイントの貢献度をどのように評価するかを選択します。

4. タグ発行方法を選択します。

  • 直タグ: HTMLコードを直接サイトに設置します。
  • GTM: Googleタグマネージャーを使用して設置します。

設定のポイント

コンバージョン名、価値、カウント方法は、レポート分析や自動入札などに活用されるため、正確に入力する必要があります。

クリックスルー/ビュースルーコンバージョン期間は、広告効果の測定期間を決定します。

アトリビューションモデルは、広告配信戦略に影響を与えるため、目的に合ったものを選択しましょう。

リターゲティングタグ発行・設置方法

1. Google広告管理画面左上の「ツール」アイコンをクリックし、「オーディエンスマネージャー」を選択します。

2. 右上の「オーディエンスソース」をクリックし、「Google広告タグ」を選択します。

3. 「タグを設定」をクリックします。

4. 以下の必要事項を入力します。

  1. タグ名: わかりやすい名前を設定します。
  2. リマーケティングリスト: ターゲティングしたいリストを選択します。
  3. タグの種類: どのタグを発行するかを選択します。

5. タグ発行方法を選択します。

  • 直タグ: HTMLコードを直接サイトに設置します。
  • GTM: Googleタグマネージャーを使用して設置します。

【Yahoo!広告】計測タグ発行から設置までの手順

コンバージョンタグ発行方法

1. Yahoo!広告管理画面の「ツール」タブをクリックし、「コンバージョン測定」を選択します。

2. 「コンバージョン測定の新規設定」ボタンをクリックします。

3. 以下の必要事項を入力します。

  1. コンバージョン名: わかりやすく、重複のない名前を設定します。
  2. コンバージョン種別: プルダウンメニューから「ウェブページ」を選択します。
  3. コンバージョン測定の目的: 目的に合わせて「販売カテゴリ」、「セールスリードカテゴリ」、「その他」から選択します。
  4. 計測方法
    毎回: 同一ユーザーが複数回のコンバージョンを行った場合、すべて計測します。
    初回のみ: 1回の広告クリック/閲覧で発生した最初のコンバージョンのみ計測します。
  5. 自動入札への利用: コンバージョン数に基づいて自動入札を行うかどうかを選択します。
  6. 計測期間: 広告クリック/閲覧後、コンバージョンを計測する期間を設定します。
    クリックスルーコンバージョン: 最大90日
    ビュースルーコンバージョン: 最大30日間
  7. 1コンバージョンあたりの価値: 各コンバージョンに金額などを割り当て、レポートなどで確認できるようにします。

4.必要事項入力が完了したら、「保存してタグを取得」ボタンをクリックします。

5.同じ画面の「コンバージョン測定タグ」の「タグを表示」をクリックします。

6.タグが表示されるので、コピーしてウェブサイトに設置します。

  • 直タグ: HTMLコードを直接ウェブサイトのソースコードに埋め込みます。
  • GTM: Googleタグマネージャーを使用して設置します。

リターゲティングタグ発行・設置方法

1. Yahoo!広告管理画面右上の「ツール」をクリックし、「ターゲットリスト管理」を選択します。

2. 利用規約を確認し、「同意する」にチェックを入れます。

3. 「サイトリターゲティング用のタグを取得する」ボタンをクリックします。

4. タグが表示されるので、コピーしてウェブサイトに設置します。

  • 直タグ: HTMLコードを直接ウェブサイトのソースコードに埋め込みます。
  • GTM: Googleタグマネージャーを使用して設置します。

まとめ

Web広告におけるタグは、目に見えない小さな存在ながら、広告効果を最大限に引き出すための重要なツールです。

種類や役割を理解し目的に合わせて適切なタグを設定することで、広告効果の分析や改善、より精度の高い広告配信が可能になります。

今回解説した手順を参考に、タグ設置方法をマスターしましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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