運用型広告の効果を左右するクリエイティブの重要性と活用方法のポイント

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公開日:2024/05/21

更新日:2024/05/21

GoogleやYahoo!などで配信される運用型広告では、クリエイティブが重要だと言われます。

しかしクリエイティブとは分かりづらい言葉であり、広告の運用に慣れていないと的確に意味をつかめません。

そこで今回の記事では、まずクリエイティブについて考えてみます。

クリエイティブの本質が理解できれば、運用型広告における重要性も分かるでしょう。

そのうえで、クリエイティブの有効な活用方法も紹介します。

自社の運用型広告に活かしながら、集客力と売上のアップを目指しましょう。

そもそもクリエイティブとは?

本来は「創造的な」という意味を表す「クリエイティブ(creative)」は、広告分野では独自の使い方をされています。

特に運用型広告では、あちこちにこのクリエイティブが出てきます。

クリエイティブとは、運用型広告で使われる画像・動画・テキスト・コピーなどの構成素材のことです。

ところが、こうした素材から組み立てられた、一連の広告パターンのこともクリエイティブと呼びます。

つまりクリエイティブには、狭い意味と広い意味との2つのクリエイティブがあるわけです。

ここから解説するのは、広い意味でのクリエイティブです。

運用型広告でどのように広告の流れを作り、それを活用するかというテーマについて解説します。

なぜクリエイティブが重要なのか?

現在はECサイトや検索サイトが、商品・サービスの巨大な販売ルートになっています。

そのマーケットの中で、商品をPRして新規の顧客を開拓する方法が運用型広告です。

Amazonや楽天市場のようなECサイトとGoogleのような検索サイトでは、広告主がさまざまなプロモーションを行えるように、サイト内で表示される広告を提供しています。

こうした広告はサイト運営者によって最適化され、キーワードやユーザー特性などをもとにターゲティングが行われます。

広告の効果を高めるためです。

ところがサイト運営者による最適化だけでは、ほかの広告との差別化が難しくなってきました。

そこで多様な素材を創造的に組み合わせ、一連のクリエイティブとして配信することが重視されるようになったのです。

クリエイティブの作り方

クリエイティブとは、広告主が自身の創造力を発揮して作成する、広告の効果を高めるための一連のコンテンツです。

ただし1から作り始める必要はなく、運営サイトのサポートに従って設定を行う場合がほとんどです。

ではクリエイティブの作成はどのようなものなのか、実際の運用型広告を参考にして、そのポイントを探ってみましょう。

Amazonスポンサーブランド広告の場合

Amazonのサイト内で表示される広告の代表が、Amazonスポンサー広告です。

商品・ブランドなどのアプローチ方法により3種類の広告タイプに分かれています。

その中でブランドを前面に出してPRするタイプが、スポンサーブランド広告です。

この広告で準備する素材は画像・動画・テキストが基本で、その組み合わせと見せ方によって3種類のクリエイティブを作成できます。

まず広告主は設定でクリエイティブのパターンを選び、そのクリエイティブに必要な設定を行います。

使用する素材やランディングページの設定などによって、同じクリエイティブでも異なる見せ方が可能です。

この基本的な設定に、キーワード設定やターゲティング設定を加えることで、多種多様なクリエイティブを作成することができます。

Metaコレクション広告の場合

FacebookやInstagramなどに広告を配信するMetaの場合、スマートフォンなどのモバイルに特化したMetaコレクション広告でクリエイティブを作成できます。

この広告はテキストで商品詳細を説明するよりも、ユーザーの視覚に直接イメージを伝えることを重視しています。

そのため商品画像と動画など、素材が多いほどバラエティー豊かなクリエイティブを作成できます。

Metaコレクション広告にはクリエイティブという設定もあるため、広告制作に慣れていなくてもオリジナルのクリエイティブが作成可能です。

AmazonやMeta以外のサイトでも、広告の作成は自動とカスタムでの設定ができますが、効果的なクリエイティブを作成するためには、なるべくカスタムの部分を多くしたほうがよいでしょう。

クリエイティブ活用の注意点

クリエイティブが多様化するのは、複雑化するターゲティング手法と消費者の行動変化に対応するためです。

Metaコレクション広告のように、モバイルに特化するのもクリエイティブの一手法です。

掲載するサイトにより、適した運営型広告は異なります。

クリエイティブがサイトのユーザーに合っていないと、集客力と売上アップは望めないでしょう。

それはサイトによって、使用するクリエイティブを変える必要があるということです。

そのため実際に広告の効果を実感するまでは、さまざまなタイプのクリエイティブを試してみることと、複数のクリエイティブを組み合わせて配信することが必要になるでしょう。

またテレビでもインターネットでも、広告の宿命として飽きられたら効果は低下します。

常に新鮮さをユーザーに届けるためには、定期的にクリエイティブの見直しを行うことも重要です。

まとめ

運用型広告は自動化が進んでいるため、初めて広告を配信する場合でも、簡単な設定だけでほかは運営サイトに任せることが可能です。

しかし広告の掲載が直接宣伝に結びつくケースは少なく、やはり積極的にユーザーにアプローチする広告づくりが求められます。

そこで他者との差別化を図るため、クリエイティブが注目されるようになりました。

現在は運用型広告もさまざまなバージョンが用意されています。

ただし宣伝効果を高めるためには、マニュアルでの設定を増やして、より効果的なクリエイティブを創作する必要があるでしょう。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも一つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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