リスティング広告の成果を高める「オーディエンスリスト」とは?そのメリットや作成・設定を解説

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公開日:2024/05/30

更新日:2024/05/30

「リスティング広告の成果が上がらない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そんなときは、オーディエンスリストを活用しましょう。

「オーディエンスリストって何?」「作成・設定が難しそう」と思う方も多いかもしれませんが、本記事を読めば大丈夫です。

今回は、オーディエンスリストとは何なのか、活用するメリットや作成・設定について解説します。

オーディエンスリストとは

オーディエンスリストとは、広告主が広告の配信または除外対象としたいユーザーを蓄積してまとめたリストのことです。

オーディエンスとは聴衆や観客を意味し、WEBマーケティングにおいては情報を受け取るユーザーを意味しています。

Google広告ではオーディエンスリストですが、Yahoo広告ではターゲットリストという名称で呼ばれます。

本記事では混乱を避けるため、原則として「オーディエンスリスト」で統一します。

オーディエンスリストが持つ3つのメリット

オーディエンスリストを活用すると精度の高い広告配信ができるようになります。

具体的にどのようなメリットがあるのか、以下で解説します。

リマーケティングに活用できる

オーディエンスリストは、一度でもWEBサイトに訪れたユーザーに対してリマーケティングに活用できるのが大きなメリットです。

WEBサイトに足を運んでくれたということは、その大小はあるものの、自社商品やサービスに対して興味がある証拠です。

オーディエンスリストを活用してそうしたユーザーに対してリマーケティングすれば、費用対効果が高まることでしょう。

ターゲットを絞ってアプローチできる

オーディエンスリストを活用すれば、より見込みの高いユーザーにアプローチできるようになります。

リスティング広告は、検索エンジンに入力されたキーワードに連動し、不特定多数の多くのユーザーにアプローチできます。

しかし、必ずしもそのユーザーが自社商品・サービスのターゲットになるとは限りません。

オーディエンスリストを管理・分析していけば、広告出稿範囲や内容をブラッシュアップできます。

より見込みが高く成果を出しやすいターゲットに絞り込めるような広告配信ができるようになるでしょう。

蓄積されたデータを活用できる

データが蓄積され、それを可視化できる点もオーディエンスリストのメリットです。

プロモーションを進行させていくと、時間の経過とともにリストにデータが蓄積していきます。

リストごとにどのくらいデータが溜まっているのかは、いつでも確認可能です。

蓄積されたデータからオーディエンスの属性もよりはっきりと可視化できるようになります。

リスティング広告はトライアンドエラーが基本になりますので、蓄積され可視化できるオーディエンスリストの情報は、将来の広告展開に活かすことができるでしょう。

オーディエンスリストの種類

オーディエンスリストにはどのような種類があるのか、Google広告とYahoo広告それぞれ見ていきましょう。

Google広告

Google広告には、「カスタムオーディエンスリスト」と「リマーケティングリスト」の2つのオーディエンスリストがあります。

カスタムオーディエンスリスト

プロモーションしている商品やサービスに関連するキーワード、URL、アプリを入力することで、Googleがユーザーを自動でリストアップします。

リストアップされたユーザーは興味関心や購買意欲の高いユーザーであり、活用すれば成果を高められます。

また、検索クエリに対象となるキーワードを入力して検索したユーザーも調べられます。

そのため、CV獲得に有効活用可能です。

リマーケティングリスト

広告経由で自社のWEBサイトに訪問履歴のあるユーザーをもとに作成したリストです。

リスト内のユーザーは自社商品やサービスに興味がありますので、リマーケティング(後追い広告)することで新規ユーザーよりも高い広告効果を得られやすくなります。

Yahoo!広告

Yahoo!広告ではターゲットリストを利用できます。

これは前述の通り、Google広告で言うこところのリマーケティングと同じです。

ターゲットリストではGoogle広告と同様に、WEBサイトの訪問者データをもとにリストを作成します。

検索エンジンと言うとGoogleをイメージする人が多いですが、Yahoo! JAPANを愛用しているユーザーも多くいます。

費用バランスを考えながら、ターゲットリストを活用してYahoo!広告も運用したいところです。

オーディエンスリストの作成と設定

オーディエンスリストの作成・設定について簡単に解説します。

Google広告

管理画面の「ツールと設定」から「オーディエンスマネージャー」を選択してオーディエンスリストの作成を開始します。

作成できるリストは以下の6種類です。

  • ウェブサイトを訪れたユーザー
  • アプリユーザー
  • YouTubeユーザー
  • 顧客リスト
  • 組み合わせリスト
  • 類似リスト

「ウェブサイトを訪れたユーザー」のリスト作成ならば、オーディエンス名を入力してリストメンバーを設定、「特定の期間内にページを訪問したユーザー」などの条件を設定します。

そして有効期間を設定して完了です。

Yahoo!広告

Yahoo!広告の作成では、まず「ツール」から「ターゲットリスト管理」、ページ移動後に「ターゲットリストを作成」を選びます。

Yahoo!広告のリストでは以下の4種類のタイプを選べます。

  • 条件リスト
  • 組み合わせリスト
  • 類似リスト
  • カスタムリスト

条件リストを作成する場合、「URL」「カスタムラベル」などから条件を設定します。

ターゲット名と条件を入力したら、「訪問履歴の蓄積」を「蓄積する」に設定。最後に「訪問履歴の有効期間」、「(ターゲットリストの)説明」、「過去の訪問者の設定」を設定すればOKです。

まとめ

今回は、リスティング広告で活用したいオーディエンスリストについて解説しました。

オーディエンスリストを活用すれば、リマーケティングやターゲットを絞った広告配信がしやすくなるなどのメリットがあります。

トライアンドエラーのリスティング広告の効率を高めるためにも、ぜひ活用していきましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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