スマートショッピングキャンペーンとは?特徴やメリットを解説

  • Web広告

公開日:2024/06/12

更新日:2024/06/12

Google広告にはショッピングキャンペーンという機能がありますが、広告主の手間を大幅に軽減するため、その運用の大半を自動化したものがスマートショッピングキャンペーンです。

多様な配信先で効率よく広告宣伝が可能で、広告の最適化をGoogleが管理してくれるので、幅広いユーザーをターゲットにした広告の運用ができます。

今回の記事では、スマートショッピングキャンペーンの特徴とメリットを中心に解説します。

広告管理になるべく手間をかけず、最大限の効果を上げる方法として参考にしてください。

スマートショッピングキャンペーンとは?

スマートショッピングキャンペーンとは、Google広告で運用の効率化を図る機能の1つです。

最大の特徴はAIによる機械学習を採用していることで、運用実績などからAIが自動で広告を最適化、学習能力によりさらに効果的な広告配信を可能にします。

具体的には、Googleのショッピングキャンペーンとディスプレイキャンペーンを組み合わせ、その管理プロセスをAIがサポートします。

ほとんどの設定が自動化されているため、キャンペーンを詳細に管理する運用には向いていません。

手間をかけず、より多くのユーザーにアプローチすることが目的なので、以下に挙げる複数のGoogleネットワークに広告を同時に配信します。

  • Google検索ネットワーク
  • Googleディスプレイネットワーク
  • YouTube
  • Gmail

これらの配信先に合わせて、AIがさまざまな広告パターンをテストし、そこに効果のフィードバックをプラスします。

その結果ユーザーの認知度向上と、広告の宣伝効果アップにつながるわけです。

スマートショッピングキャンペーンを利用するメリット

手間をかけずに高い効果が期待できる、スマートショッピングキャンペーンのメリットをここでまとめてみましょう。

幅広いターゲットに配信できる

検索連動型ではなくターゲティングも自動化されているので、通常よりも広範囲なユーザーに広告が配信されます。

配信先のネットワークが大きいことも、ユーザーと顧客獲得のチャンスを広げてくれます。

キャンペーンの管理に手間がかからない

スマートショッピングキャンペーンの準備は、1つのキャンペーンと広告グループを作成するだけです。

広告作成、ターゲティング、予算管理と入札など、ほとんどの設定が自動化されているので管理が非常に簡単です。

広告管理の手間とコストを大幅に軽減できるでしょう。

コンバージョン数や売上向上につながる

多くのユーザーをとり込むことで、クリック数やコンバージョン数の増加が見込めます。

AIによるフィードバックで広告の効率が高まると、顧客数の増加と売上の向上も期待できます。

こうしたメリットの一方で、ほとんどが自動化されているため、詳細な設定ができないという点がデメリットになる可能性もあります。

効果が上がらない場合に、設定の変更で対応することができないからです。

またレポート機能が限定されており、結果を確認できるのはクリック数やコンバージョン数のような数値だけです。

効果的なキーワードの確認もできませんが、これらの点はメリットとの差し引きで考えるべきでしょう。

スマートショッピングキャンペーンの設定方法

スマートショッピングキャンペーンの設定を始める前に、以下の事前準備を済ませておく必要があります。

  • Merchant Centerアカウントの準備と、Google広告アカウントとのリンク
  • フィードの作成(具体的な商品情報の入力)
  • コンバージョントラッキングの設定(自動入札の精度向上)
  • リマーケティングの設定(自動での配信最適化)

ここまで準備ができたら、次の手順でスマートショッピングキャンペーンの設定を行います。

①キャンペーンの作成

Google広告の管理画面からキャンペーン作成画面に進み、基本項目を選択してから「スマートショッピングキャンペーン」を選択します。

②キャンペーンの詳細設定

キャンペーン名を入力し、コンバージョン目標、入札単価、キャンペーンのスケジュールなどの必要事項を設定します。

③商品グループ・アセットの設定

スマートショッピングキャンペーンで使用する商品グループを、Merchant Centerに登録している商品をもとに設定します。

さらに画像やテキストなどのアセットも設定します。

ここまで完了すれば、スマートショッピングキャンペーンの運用が始まります。

スマートショッピングキャンペーン活用のポイント

上手にスマートショッピングキャンペーンを活用するためには、15日程度の期間を1つのサイクルと考えて、変更を加えずに配信を続けることが重要です。

これは、機械学習のために十分な時間を設けるためです。

広告の効果に満足できない場合は、具体的な商品情報であるフィードを充実させることをおすすめします。

またスマートショッピングキャンペーンは、ほかの広告よりも優先的に配信されるので、通常のショッピング広告やディスプレイキャンペーンを併用している場合には、それらを停止する必要があるかもしれません。

まとめ

広告の運用がほぼ自動でできる点が、スマートショッピングキャンペーン最大のメリットです。

管理の手間やコストを減らしつつ、広告の効果を高められるという点が優れています。

いくつかの準備を終えて簡単な設定を済ませれば、すぐに運用がスタートできますが、柔軟性の高い広告管理や詳細なターゲティングなどには向いていないかもしれません。

また、ほかのGoogle広告と比較して、自社での運用にスマートショッピングキャンペーンが向いているかどうか、判断に迷う可能性もあるでしょう。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも1つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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