小学校受験までは面接が実施されるのが一般的で、面接結果が合否に影響を与えることも多いため、面接対策を行わなければならないと考えている人も多いと思います。
中学校受験は試験に面接を含んでいる中学校が少なく、面接対策は必要ないと考えている人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
この記事では、中学校受験の面接で押さえるべきポイントを解説します。
この記事の内容
中学校受験の面接は減少傾向
小学校受験までは、ペーパーテストだけでは合否を判断しにくいため、面接による総合的な合否の決定が行われています。
しかし、中学校受験の場合は、ペーパーテストで十分合否を判断できるため、試験に面接を含んでいる中学校は減少傾向にあります。
そのため、小学校受験までは合否に影響を与えるため、面接対策を重視している人も多いと思いますが、中学校受験では重視していないという人が多いのではないでしょうか?
確かに面接を実施している中学校は減少傾向にありますが、実施している中学校は面接が合否に影響を与えるため、対策をしっかり練っておくことが重要です。
子供の面接対策で重要なポイント
小学校受験と比べると、面接が受験の合否に与える影響度はそこまで大きくありませんが、事前に準備しておけば落ち着いて面接を迎えることができます。
子供の面接対策で重要なポイントとして、以下の2つが挙げられます。
・ハキハキ答えることを意識する
・子供の面接でよくある質問を押さえておく
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
ハキハキ答えることを意識する
小学校受験は6歳、中学校受験は12歳と受験する年齢が大きく異なります。
6歳は自分の言葉でなかなか伝えることができないかもしれませんが、12歳は自分の言葉で伝えられる年齢なので、恥ずかしがらずハキハキ答えることが重要です。
また、質問に答える際は、なるべくポジティブな答えになるように意識することも重要です。
例えば、「あなたの短所を教えてください」と面接官から質問されたとします。
「私の短所は長時間集中力が持たないことです」と短所だけを答えてしまうと、マイナスの印象を面接官に与えるだけで終わってしまいます。
しかし、「私の短所は長時間集中力が持たないことです。
でも、1時間勉強した後に30分間自分の好きなことをするようにしたことで、集中力が持続するようになりました」と短所と対策を答えるのはどうでしょうか?
「自己分析をしっかりできている」と面接官にプラスの印象を与えられるでしょう。
子供の面接でよくある質問を押さえておく
ハキハキと答える、ポジティブな答えをスムーズに出せるようにするには、事前によくある質問を把握しておき、自分の中で回答を準備しておくことが重要です。
子供の面接でよくある質問として、以下のような項目が挙げられます。
・学校を志望した理由
・得意な科目と不得意な科目
・長所と短所
・筆記試験の感想
・小学校で積極的に取り組んだこと
・趣味や特技、習いごと
・将来の夢
自分の中で回答を準備しておけば自信を持ってハッキリと答えられるようになりますが、丸暗記することはおすすめしません。
丸暗記しようとすると、忘れたときにハッキリと答えられなくなる、自分の意見ではないと判断されて面接官にマイナスの印象を与える可能性があるためです。
準備するのは問題ありませんが、あくまでもどのような回答にするかを考えておくだけで自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。
親の面接対策で重要なポイント
小学校受験では親子面接が実施されますが、中学校受験では親子面接ではなく子供だけの面接が実施されているケースもあります。
親子面接では子供と親との回答にズレが生じていた場合にマイナスの印象を与えるため、事前にどのように回答するのかを親子間で確認しておくことが重要です。
親の面接対策で重要なポイントとして、以下のような項目が挙げられます。
・親の面接でよくある質問を押さえておく
・親子面接は子供が中心
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
親の面接でよくある質問を押さえておく
子供の面接対策と同様、親も面接でよくある質問を事前に押さえておくことで落ち着いて面接に臨めるようになります。
親の面接でよくある質問として、以下のような項目が挙げられます。
・志望動機
・学校に対する印象
・通学時間と経路
・教育方針
・子供の性格
・子供にどう育ってほしいか
回答の相違がないように親子間でよく話し合っておきましょう。
親子面接は子供が中心
親子面接で注意しなければならないのが、面接はあくまでも子供が中心だということです。
面接で少しでも良い印象を与えるために、親が必死になり子供の回答時間よりも親の回答時間が長くなるのは面接官に良い印象を与えません。
また、子供が事前に話し合った内容と異なる回答をした場合にすぐに訂正する、話を途中で遮るような行為もマイナスです。
子供の素直な回答を求めているので、親が出しゃばりすぎないように注意しましょう。
まとめ
小学校受験と比べると、中学校受験は試験に面接が含まれているケースが少なくなります。
また、面接が含まれていてもペーパーテストの結果が審査に与える影響が大きいため、面接対策をせずに本番を迎えようとしている人もいるかもしれません。
しかし、面接を実施している中学校では、面接も合否を決める重要な判断材料の1つなので落ち着いてハッキリと答えられるようにするためにも、事前対策が重要です。
この記事に書かれているポイントを押さえながら万全の状態で中学受験に臨みましょう。
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