小学生の効果的な家庭学習のやり方について。集中して取り組むためのコツを解説

  • 家庭学習

公開:2023/04/06

更新:2023/04/11

最近はコロナウィルスの流行もあり、小学生の家庭学習の重要度がますます高まっています。

しかし家ではついついゲームに熱中したり、集中して勉強できないなど、小学生が家庭学習をするのはとても難しいといえます。

そこで本記事では小学生の家庭学習の効果的なやり方などについて解説します。

家庭学習への意欲を身に付けるには

親も一緒に学ぶことが大切

子どもは親や先生から頭ごなしに「家で勉強しなさい」と言われても、なかなか家庭学習の習慣は身に付きません。

しかし親が普段から家で読書をしていたり、英語や資格取得などテーマを決めて勉強をしていると、子どもも家庭学習への意欲、習慣が身に付きやすくなります。

子どもは最も身近な存在である親の普段の姿勢からさまざまなことを学ぶからです。

子どもに勉強しなさいと言うだけでなく、親も家庭で何かを学ぶことが、子どもの家庭学習のために重要といえます。

上手に褒めてやる気を引き出す

小学生は親から褒められるととてもうれしいものです。

毎日の家庭学習においても、できなかったことを叱るよりも、できたことを褒めてあげると自信も付き、やる気が出てきて家庭学習への意欲が高まります。

勉強した後は、ご褒美をあげたりすると効果的です。

家庭学習の効果的なやり方

集中できる環境をつくる

家はゲームやスマホなど、子どもにとって家庭学習の邪魔になるものがたくさんあります。

ゲームやスマホなどが目に付くところにあると、子どもはなかなか集中して学習することはできません。

リビングで学習するにせよ、自室で学習するにせよ、まずはゲームやスマホなど、勉強の邪魔をするものを、子どもの目に触れないようにすることが、家庭学習において大切です。

学習時間を決める

家庭学習のやり方で重要なのは学習時間をあらかじめ決めてしまうことです。

ダラダラ長時間学習をしていては、家庭での学習習慣はつきません。

毎日何時から何時まで学習すると決め、メリハリをつけて学ぶのが、家庭学習では重要なやり方です。

勉強しやすい教材を選ぶ

家庭学習では教材選びも重要です。

教材には参考書や漫画やイラストなどで楽しみながら勉強できるもの、またはオンライン動画などさまざまなものがあります。

子どもの年齢などを考慮しながら、子どもが興味を持って勉強できる教材を選びましょう。

学年ごとの家庭学習のやり方

小学校低学年

小学生低学年の目標は「家庭で毎日学習する習慣」を身に付けることです。

リビングのテーブルなどでいいので、まずは親と一緒になって「今日学校で学習したこと」を話し合うことから始めましょう。

また2年生、3年生と学年が上がると学習内容も増えてくるので、親と一緒に学習計画を立て、放課後だけでなく、朝、登校前にも少しだけ学習すると家庭学習の習慣が良く身に付きます。

小学校高学年

小学校4年生になると学習内容の難易度も高くなります。

ただ小学校高学年といっても家庭学習で最も重要なのは低学年と同じく、学校で学習したことの復習です。

宿題とともにその日習ったことの復習は必ず行うようにしましょう。

また高学年になると子ども一人ひとりの学習の理解度が大きく違ってきます。

そのため課題や内容など、家庭学習のやり方も一人ひとり違ってきます。

中学生になって授業に躓かないためにも、子どもの習熟度に合わせた参考書を選ぶなど家庭学習のやり方を決めましょう。

科目ごとの家庭学習のやり方

国語の勉強法

国語の勉強では、漢字の書き取りや音読など基本的なことが重要です。

また読書習慣をつけ、読むだけでなく、要約文や読書感想文を書くなどして、読解力を身に付けましょう。

算数の勉強法

算数の勉強では、教科書やドリルなどの問題を何度も解いてみるのが最も効果的なやり方です。

教科書などの問題ができるようになったら応用問題にもチャレンジしましょう。

理科の勉強法

理科の家庭学習では教科書を熟読し、暗記するのが最も基本的なやり方です。

ただ理科は小学校4年生など高学年になるにしたがって、苦手意識が出てきて家庭学習が疎かになるケースも目立ちます。

教科書や問題集だけでなく動画サイトなど視覚的な教材を活用して、理科に関心を持たせるのも有効なやり方です。

社会の勉強法

社会も理科と同じく基本的に暗記教科なので、家庭学習では教科書を熟読し、教科書に沿った問題集を何度も解きましょう

英語の勉強法

小学校の英語学習の学習内容は、小学3年生・4年生が「話す・聞く」、小学5年生・6年生が「話す・聞く・書く・読む」になります。

家庭学習で英語を学ぶ場合、まずは学校の教材をしっかり活用しましょう。

親も子どもと一緒に教科書をベースに、子どもと会話をしたりすると学習効果も高まります。

無理なく、少しずつ家庭学習の習慣をつけましょう。

家庭学習は子どもが自発的に勉強をする習慣をつけるためにも、小学生低学年の時から是非とも身に付けたい習慣です。

毎日少しの時間、少しの問題を解くことから、無理なく家庭学習を習慣化させてください。

takeshi

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takeshi

相性ピッタリの先生に出会えることを祈ってます。最後までお読みいただきありがとうございました。

執筆者

takeshi suzuki

学生時代より家庭教師や塾講師を経験、大学卒業後も同じく教育業界にて勤務中。
その経験を活かし、2021年よりライターとしても活動開始。
受験や試験勉強などの記事執筆を手がけている。

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