成績が上がる勉強計画とは。計画を立てるメリットや立て方を解説

公開:2023/04/06

更新:2023/04/11

志望校に合格するためには学校や塾などでの勉強のほか、自宅などでの自主学習が必要不可欠です。

しかし、やみくもに自主学習をしていても、なかなか成績を上げることはできません。

自主学習で効率よく成果を上げるためには、学生一人ひとりに見合った勉強計画を立てることが大切です。

ここでは勉強の計画を立てるメリットから、計画の立て方やコツについて解説します。

勉強計画を立てるメリット

まずは計画を立てるメリットから説明します。

勉強すべきことを可視化できる

勉強計画を立てずに勉強をすると、毎日机に向かうたびに「今日は何を勉強しよう」と考えなくてはなりません。

これでは効率が悪く成果を上げることは難しいといえます。

対して計画表を立てていれば、今日は何を学習すべきかが可視化されているので、すぐに勉強に取り掛かることができます。

高いモチベーションで勉強できる

計画に基づいて勉強をしていくと、毎日自宅で自主学習をする習慣が付きます。

すると成績も上がり自信もつくので、高いモチベーションを持って毎日勉強ができるようになります。

テスト前でも安心

勉強計画を立てていないと、テスト前になって慌てて勉強し、テスト対策が不十分なままテストを受けることになりかねません。

しかし勉強計画を立て、計画通りに勉強すれば、テスト対策も十分にできるので、自信を持ってテストに向かうことができます。

勉強計画を立てる際にすべきこと

計画前に準備していくべきこともあります。

長期と短期の目標を設定する

勉強計画を立てる際は長期的な目標と短期的な目標を立てましょう。

長期的な目標は「志望校に合格する」「次の学期末のテストでは80点以上取る」などといった目標です。

対して短期的な目標は「今週は必ずこの課題を終わらせる」などといった目標です。

目標は勉強へのモチベーションを維持するためにも必要不可欠です。

必ず目標を明確にするようにしましょう。

自分の学力を把握する

目標を設定するためには、自分の学力はどの程度かなど自己分析が欠かせません。

「今の成績で志望校に合格するためには何をすべきか」などを検討したうえで、計画を立てましょう。

学校の先生など第三者の意見も参考にしながら、得意教科、苦手教科など自分の学力を把握したうえで、学習計画を立ててください。

効果的な勉強計画の立て方

勉強時間ではなく勉強内容を重視

勉強の計画というと、何時から何時まで勉強をするなどといった“タイムスケジュール”と勘違いしがちです。

しかし勉強は何時間すれば実力が付くものではありません。

あくまでどれだけ理解できたかが重要になります。

そのため計画を立てる際は時間ではなく「教科書の何ページの内容を理解する」など勉強内容を重視した計画を立てるようにしましょう。

長期と短期のスケジュールを立てる

勉強の目標設定の際には長期的な目標と短期的な目標を立てる必要があると説明しましたが、スケジュールにおいても長期的なものと短期的なものを立てる必要があります。

志望校に合格するためには計画的なスケジュールで勉強することも大変重要です。

そこで年間・月間など長期的なスケジュールは、教科書・参考書の範囲や各教科の単元などから大まかな勉強計画を立てましょう。

そして週間・一日など短期的なスケジュールは教科書・参考書の「○ページから○ページまで」などと細かな計画を立てましょう。

必ず計画表をつくる

勉強計画は必ず計画表にまとめましょう。

計画表を作成する際は、見やすく、分かりやすく作成するのがポイントです。

月間や週間の計画表はカレンダーのように机の前に貼るなど、常に確認できるようにしておくと勉強の進み具合がよく把握できます。

年間の計画は手帳などにまとめるのもおすすめです。

成果が上がる勉強計画を立てるコツ

無理のない計画を立てる

受験生なら誰もが少しでも早く成績を上げたいものです。

そこで勉強計画も無理な計画を立てがちです。

しかし無理な計画を立ててしまったため、むしろ計画倒れになり、勉強へのモチベーションが下がり、結果として成績が下がることもありえます。

こうしたことがないように、最初は無理のないスケジュールを組むようにしましょう。

そして毎日確実にこなせるようになったら、徐々に一日の勉強量を増やすなど勉強計画を修正しましょう。

復習日をつくる

勉強計画はただ毎日のノルマをこなすことが重要なのではありません。

勉強した内容を確実に理解し、テストで良い成績を残せるかどうかが重要なのです。

そのためにも定期的に復習日をつくり、勉強した内容が身についているかどうかを確認しましょう。

勉強したことを繰り返し学ぶことで、確実に学習効果が高まります。

勉強計画の見直しを

勉強は必ずしも計画通りに進むものではありません。

誰にも苦手分野や得意分野があるため、勉強の進捗状況は一定通りに進むことは難しいのです。

そのため週に一度、勉強の進捗状況を調整する日を設けるなど、定期的に勉強計画の見直しもしましょう。

志望校合格は勉強計画から始めよう

志望校合格のためには、家などでの自主学習がとても重要になります。

自主学習はただやみくもに行うのではなく、自分の成績に基づいた勉強計画に基づき行うとより効果が上がります。

成績向上、志望校合格のために、必ず勉強計画を立てて自主学習に励んでください。

takeshi

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takeshi

相性ピッタリの先生に出会えることを祈ってます。最後までお読みいただきありがとうございました。

執筆者

takeshi suzuki

学生時代より家庭教師や塾講師を経験、大学卒業後も同じく教育業界にて勤務中。
その経験を活かし、2021年よりライターとしても活動開始。
受験や試験勉強などの記事執筆を手がけている。

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