中高一貫生の学習は要注意!取り残されないための家庭教師の利用法

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公開:2023/04/06

更新:2023/04/13

中学入学時点で高校卒業まで見据えた教育を受けられることから、中高一貫教育の学校を希望する方は多いです。

しかし「授業についていけない」「中だるみしてしまう」など、中高一貫校特有の問題も多く存在します。

そんなときに対策としておすすめなのが家庭教師を利用することです。

中高一貫校の生徒に家庭教師がおすすめの理由を紹介していきます。

中高一貫教育に家庭教師がおすすめの理由

通信教育や塾など、家庭教師以外にも勉強の方法はあります。

しかし、中高一貫校の生徒には家庭教師が特におすすめです。

家庭教師にはどんなメリットがあるのかを見てみましょう。

中だるみを防止できる

入学後の「中だるみ」を防止できることが、家庭教師がおすすめの理由の一つです。

中高一貫校には一般の学校のように高校受験が存在しないため、中だるみには特に警戒が必要です。

中学と高校で別の学校に通うのであれば、高校受験は一つの目標となるため、受験にむけて生徒は自己学習を進めます。

しかし、中高一貫校には高等部入学時の試験はないか、あっても簡易的な内部テストのみのところが多いです。

入学から高校卒業まで危機感を感じる機会がないため、ひどい場合は入学から4~5年は中だるみできてしまいます。

大学受験の対策が必要になったときに、長期間に渡る中だるみはライバルとの大きな差となって現れます。

この事態を防ぐために、家庭教師をつけての自宅学習は効果的なのです。

塾に通う時間が必要ない

塾に通う時間がかからないという点でも、家庭教師は中高一貫校の生徒に適しています。

中高一貫校の生徒の中には、希望の学校に通うために通学に時間をかけている子もいます。

仮に片道二時間かけて通学していて終業が4時半であれば、部活動に参加していなくても帰宅は6時半です。

そこから時間をかけて塾に通っていると、一日のほとんどが学校と塾だけで終わってしまいます。

家庭教師を選べば、塾までの移動時間は必要ありません。

学校の宿題や趣味の時間、家族と顔を合わせての食事などに有効活用できます。

志望校出身の先生を選べる

家庭教師は教師の希望や指定ができるため、進学したい学校の出身者や、在学中の学生を教師に選べます。

家庭教師派遣会社は多くの人材が講師として登録しており、生徒にあった先生を選べるという特徴があります。

名門大学であれば志望校在学中の学生講師や卒業生のプロ講師も見つけられるでしょう。

志望校での学生生活の話はモチベーションの向上に繋がりますし、講師の実体験に基づいた受験対策も可能です。

志望校出身者を選べるのは家庭教師の大きな強みといえます。

家庭教師を利用した中高一貫校生の学習支援

家庭教師を検討中の方の中には、学外での学習の必要性を漠然と感じていても、家庭教師をどう活用すべきかいま一つピンとこない方もいるでしょう。

中高一貫性の学習支援という点から、家庭教師を利用して何ができるのかを見てみましょう。

日々の学習のクセをつける

中高一貫校の生徒にとって特に大切なのが、日々の学習を習慣づけることです。

こつこつと自学自習ができなければ、入学から6年後に大学受験を迎えた際に周囲に大きく差をつけられてしまいます。

自宅での学習のクセをつけるという点で、家庭教師の利用は効果の高い学習方法です。

定期的に先生が自宅に来て学習の進捗状況をチェックするので、半強制的に自宅で学習する環境が整います。

自宅学習と定期的な進捗のチェックを繰り返すことから、自然と学習のクセをつけることが可能です。

授業についていけるよう学力を底上げする

中高一貫校の生徒の悩みとして散見されるのが「頑張って入学したが授業についていけない」という点。

特に進学校は授業の難度が高くスピードも速いです。

また、授業はクラス単位でおこなわれるため、理解が遅れてしまっても十分なケアを受けられないこともあります。

独学で追いつくのが難しい場合、取り残されることを防ぐために家庭教師を利用できます。

生徒一人一人のペースに合わせた授業が受けられるため、疑問点を一つずつ解決し、学力を底上げすることが可能です。

内部進学・大学受験の対策をおこなう

中高一貫校でも大学に進学する際の備えは必須です。

これは同系列の大学への内部進学の場合も同様であり、学力の基礎固めから志望校の対策まで、受験でやるべきことは山積みです。

家庭教師に依頼すると、生徒一人一人にあわせた志望校対策をしてくれます。

理解度に合わせて、受験に間に合うよう学習スケジュールを立ててくれるため非常に有用です。

家庭教師の料金相場

中高一貫校の生徒の学習支援をおこなっている家庭教師の場合、料金はおおむね3,000円から8,500円程度が平均的です(60分一コマの料金)。

料金はコースや利用目的・教師の種類(学生かプロか)などで変動します。

家庭教師は、料金を多く払えばより効果が出るというものではありません。

そのため、まずは様々な料金帯の会社をチェックしてみることをおすすめします。

大切なのは生徒一人一人にあった家庭教師に依頼することです。

まずは家庭教師を利用する目的や、どんな先生がよいのかを整理してみてください。

入学後に失速しないために家庭教師を有効活用する

中学受験を乗り越えた後に失速してしまわないためにも、家庭教師は有用です。

教師による学習状況のチェックが入ることで、毎日こつこつ学習を続けるクセをつけられます。

定期テストや後の進学では大きな効果となって現れます。

「中学受験で燃え尽きて勉強が手についていない」「授業についていけない」こういった悩みを抱えているのであれば、一度家庭教師も検討してみてはいかがでしょうか。

takeshi

当サイトでは初めてオンライン家庭教師を利用する方向けに、オンライン家庭教師の選び方を紹介する記事も掲載しておりますので是非ご覧ください!

takeshi

相性ピッタリの先生に出会えることを祈ってます。最後までお読みいただきありがとうございました。

執筆者

takeshi suzuki

学生時代より家庭教師や塾講師を経験、大学卒業後も同じく教育業界にて勤務中。
その経験を活かし、2021年よりライターとしても活動開始。
受験や試験勉強などの記事執筆を手がけている。

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