戸建ての販売、賃貸仲介など不動産業で営業をされている方は、一度は集客で悩んだことがあるのではないでしょうか?
集客するためには、スーモやホームズなどの媒体に物件を掲載したり、町に看板を出したりと様々な方法がありますが、これらはどれも「待ち」の集客方法のため、広告を出したはいいが反響が来ない、といったこともあると思います。
そこで今回紹介したいのが、WEB広告での集客方法になります。WEB広告の中でもFacebook・Instagram広告が特におすすめです。不動産集客に最適な2つのメリットがあるのでご紹介します!戸建て販売、賃貸仲介の場合のオススメ広告配信方法も解説していますので、ぜひご参考ください。
この記事の内容
不動産集客にWEB広告が適している理由
はじめに、不動産サービス業でWEB広告を使うメリットについて説明します。
町に看板広告を出しても、どれくらいの人が広告をみたのか、広告をみてカタログを請求してくれた人は何人いるのか、などはわかりませんよね。
看板広告を出したことによる結果も、出す前と後のお客さんの集客数の差で比較するしかないため、何を見て来店したのか?何を見てカタログをダウンロードしてくれたのか?などはアンケートなど行わない限り、ふわっとした結果しか分かりません。
それを解決してくれるのがWEB広告です。WEB広告は、出稿した広告が「何回見られたのか」「何回クリックされたのか」「何回広告からカタログをダウンロードしたのか」など、細かいデータまで分かります。
そのため、たとえ配信したばかりのときは上手くいかなくても、数字を見ながら改善していくことができるのです。
数値が分かることにより、効果状況に応じて予算配分などを臨機応変に変更できることもメリットです。
数値をみて状況に応じて臨機応変に設定が変更できるため、良い費用対効果を生み出しやすいのがWEB広告になります。
もちろん、費用対効果を良くするには数値のチェックや、仮設→検証→結果からみてまた仮設を立てて…といった細かい運用をする努力は必要になります。
しかし、今まで看板広告やチラシなどしかやっておらずあまり良い成果が見られなかった…という不動産サービス業の方は、一度WEB広告をやってみる価値はあるかと思います!
不動産サービス業におすすめはFacebook・Instagram広告
WEB広告といっても、種類は様々あります。
登録したキーワードが検索されたら広告が表示されるリスティング広告や、ブログなど様々なサイトにバナー広告が表示されるディスプレイ広告など、媒体別、配信手法別で分けたら相当な数があります。
その中でも今回のように「不動産の集客方法」としておすすめなのが、Facebook・Instagram広告です。なぜFacebook・Instagram広告が良いかというと、理由は2つあります。
おすすめ理由①正確なターゲティングができる
集客において重要なのが、「今広告を見てもらいたい人はどんな人なのか?」を広告配信設定でターゲティングすることです。
しっかりとターゲティングをしたにも関わらず、その広告媒体のターゲティング精度(年齢や性別、ちゃんとその人は戸建てに興味があるのかなどの判断)が悪ければ、何の意味もなくなってしまいます。
通常、広告媒体のターゲティングは、ユーザーがよく閲覧しているページの内容から、年齢や性別、何に興味があるがあるかを広告媒体が判断し、設定したターゲットとマッチするとその人に広告を出す、といった方法でターゲティングされています。
その中でもFacebook・Instagram広告のターゲティング精度が高いと言われる理由は、Facebookのプロフィールを読み取ってターゲティングするからです。
Facebookを登録するとき、年齢、性別だけでなく、出身地、出身校、交際ステータス、今住んでいるエリア、就職先、就職履歴…など、多くのプロフィールを登録すると思います。
しかもFacebookに登録する人は友達や仕事関連の人と繋がることを目的としているので、知り合いに見られるプロフィールに嘘を書く人は少ないですよね。そのため、正しい情報が登録されていることが多いことも、精度が高いと言われている理由の一つです。
このプロフィール情報と、Facebook・InstagramまたはWEB上でどんな投稿やサイトを見ているか、を掛け合わせてターゲティングがされるため、Facebook・Instagram広告はターゲティング精度が高いと言われています。
おすすめ理由②物件の写真を大きく表示できる
2つ目の理由は、物件紹介の肝である、内観写真・外観写真などを広告内に大きく表示できることです。
Google、Yahoo!などのバナー広告は表示される広告枠が小さいため、どうしても写真が小さくなってしまいます。
Facebook、Instagramは「映え」という言葉があるように、写真を重視して見られるSNSのため、おしゃれな部屋や、外観の写真を訴求するにはうってつけの広告媒体になります。より写真選びが重要になります。
実際に、とあるハウスメーカーさんで扱っている物件(内観)の様々な写真のパターンを配信したところ、反響が良かったのは映えている部屋の写真でした。
特にInstagramではタイムライン上に表示されるよう配信することで、良い意味で「広告っぽくない」広告配信をすることが可能です。ユーザーの目にも馴染みやすく、広告よりも「投稿」という形に近いので、ユーザーにとっての「広告のわずらわしさ」をあまり感じさせません。
不動産集客のためのターゲティング方法
それでは「不動産の集客」をするには、Facebook・Instagram広告でどんなターゲティングが最適なのでしょうか?戸建て販売と賃貸仲介の2つに分けて、不動産系の広告出稿経験がある筆者の実績紹介もあわせてご紹介します。
戸建て販売の場合
ターゲットはまず、戸建て購入を検討する機会が増える下記のような人をターゲット設定しましょう!
- ・出産をした人
- ・既婚の人
- ・小さい子供がいる人
- ・結婚に興味がある人
これだけでは該当する人が多すぎるため、「戸建てに興味がある人」といったターゲティングも掛け合わせます。
さらに年齢を絞って、戸建て購入をあまり考えていない10~20代を除いた「30~50歳」などターゲット層を絞ることで、より精度が高まります。
ここで1点注意点があります。精度を上げようとターゲティングを絞りすぎると、インプレッション単価が上がり逆に効果が悪くなってしまう可能性があるため、配信した後の効果を見つつ調整しましょう!
賃貸仲介の場合
賃貸仲介の場合は、新しい賃貸アパートやマンションを借りる必要があるタイミング人をターゲット設定します。
- ・結婚する(した)人
- ・出産をした人
- ・転職や就職に興味がある人
- ・引っ越しに興味がある人人
賃貸といっても、家族向けや大学生向けなどターゲットが異なるため、家族向けの物件を扱っている場合は「結婚」「出産」×30歳以上、大学生や独身の社会人向けの物件の場合は、「転職・就職に興味がある人」「引っ越しに興味がある人」×20歳以上など組み合わせることで、精度を上げることができます。
最後に、筆者が実際に配信した実績をご紹介します。
大手~中小の不動産業のクライアントのFacebook・Instagram広告でのカタログなどの資料請求単価は5,000円~15,000円ほどで獲得できています。
以上Facebook・Instagram広告について説明させていただきましたが、いかがでしょうか。
もちろん、ターティングして配信するだけでは効果は出づらいです。しっかりとターゲティング、クリエイティブを検証し、良いものにしていくことが重要ですので、注意してくださいね。今回紹介した広告手法が御社の集客に手助けになれば幸いです。
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