LPは自社の商品やサービスを多くの人にアピールし、企業の売上を高める重要なWebページです。
「LPを作りたいけどどうすればいいかわからない」「どんな工程があるのか知りたい」という方もいることでしょう。
今回は、LP制作前に決めるべきこと、LP制作の流れ、LP制作後の流れについて解説します。
この記事の内容
LP制作前に決めておきたいこと
LP(ランディングページ)制作では、事前準備がとても大切です。
LP制作前に決めておくべきことをまず解説します。
目的
まずはLPの目的やゴールを設定しましょう。
目的やゴールを明確にしておけば、やるべきことがはっきりしますし、効果測定も行いやすくなります。
目的やゴールはLPによってさまざまで、たとえば商品やサービスの購入だけでなく、資料請求や見込み客の獲得などがあります。
前者をゴールとするならばLPの目的は眼の前の利益獲得であり、後者がゴールならばLPの目的は将来のための準備といえます。
ターゲット
ターゲットを明確化することも重要です。
ターゲットは大まかに性別や年齢層を決めていきます。
たとえば、スキンケア商品を販売するLPを制作するならば、10~20代の女性がターゲットになることが多いでしょう。
しかし、保湿力やアンチエイジング売りにしている商品ならば、30~40代女性をターゲットにした方がよいかもしれません。
このように、自社商品の特徴を踏まえた上で、「どんな人に使ってほしいのか」をイメージしながらターゲットを明確化していきましょう。
全体の構成
目的やターゲットが明確になったら構成も決めていきます。
LPは大まかに「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つで構成されています。
それぞれの役割を理解した上で、コンテンツをどのように配置するのか、長さはどれくらいか、テーマカラーはどうするか、予算や制作時間はどれくらいかかるかなどを考えていきます。
また、構成を考える場合は訴求ポイントも明確にしておくとよいでしょう。
まずは競合する他社製品との違いを調べ、より優れている点を洗い出して訴求ポイントを明らかにしていきます。
たとえば、スキンケア商品を販売する場合、価格は高いものの保湿力が高いのであれば、「保湿力」が訴求ポイントです。
ユーザーがその訴求ポイントに対してベネフィットを感じられるように全体を構成していきます。
LP制作の大まかな流れ
事前準備ができたら、以下のような流れでLPを制作していきます。
構成案の作成
構成案とは、大まかな構成を形にしていく作業のことです。
目的・ターゲット・訴求ポイントを踏まえた上で、コンテンツやキャッチコピー、画像や動画などを準備してLPの骨組みを作っていきます。
LPでは直帰率を下げるために、ファーストビューの出来栄えが重要視されます。
そのため、ファーストビューに配置する画像やキャッチコピーは特に力を入れなければいけません。
また、ユーザーが訴求ポイントにベネフィットを感じ、ゴールに向かっていけるような流れを意識してコンテンツを作ることが大切です。
ライティング
次に、LPの肉付けをするためにWordなどのツールによって、ライティングをしていきます。
文章の質を高めるためには複数人で原稿をチェックすることが大切です。
ライティングした本人以外の人もチェックしやすいように、見出しと本文のフォントサイズを変える、画像・動画挿入部分に注釈を入れる、リンクボタン部分にURLを入れておくなどのわかりやすい工夫をしましょう。
また、明確にした目的・ターゲット・訴求ポイントを意識してライティングを進めることが大切です。
デザインとコーディング
続いてLPのデザインとコーディングを行います。
デザインはLPの見栄えを良くするだけでなく、訴求ポイントを印象的にしてCV率を高めるなどの効果もあります。
また、商品やサービスと合ったデザインであれば、ユーザーの離脱率低下につながりやすいです。
デザインが終わったら、HTMLやCSSなどによりコーディングを行います。
コンテンツや画像、キャッチフレーズなどを適切に配置するだけでなく、CVに直接関係するリンクボタンの色・形・配置場所などを決めます。
最終チェック
コーディングが終わったら、最終チェックを行います。
まずはオフラインなどのテスト環境にてLPをアップロードします。
コンテンツの抜け・漏れはないか、見やすいデザインか、コーディングのズレはないかなどをチェックしましょう。
LP公開後はすぐにテストコンバージョンを行い、購入・申込みボタンが正しく機能しているかの確認も行ってください。
各媒体に掲載する場合は、媒体の審査にかけます。
媒体側で審査が通れば掲載開始です。
LP制作後の大まかな流れ
制作後は以下のような流れで、より成果を出せるLPへと進化させていきます。
ヒートマップの確認
ヒートマップの確認はかなり重要です。
ヒートマップを見るとユーザーが離脱しやすいポイントがわかります。
特に多くのユーザーが離脱しているポイントを調べ、その原因を明らかにしましょう。
そしてコンテンツの内容を改善すれば、より良いLPへと進化させられます。
効果測定
LP制作後の効果測定は定期的に行うことをおすすめします。
効果測定によって得られたデータを活用すれば、LPの質向上や成果を高めるのにつながるためです。
CV数は、セッション数×コンバージョン率で求められます。
もし、どちらかの数値または両方の数値が低い場合は改善の余地があります。
たとえば、セッション数が少ないのであれば集客方法に問題があるかもしれません。
コンバージョン率が低いのであれば、LPの内容がユーザーにささっていないと考えられます。
改善
ヒートマップの確認や効果測定を行って課題が明らかになったならば、解決のための施策を行いましょう。
改善点がわかったものの、自社ではその修正を行うためのスキルがない、という場合は外注するのも一つの方法です。
無駄にトライ・アンド・エラーを繰り返すよりも、スムーズな改善を行うことができます。
まとめ
今回は、LP制作の流れについて解説しました。
本記事で紹介したような事前準備を行って適切な流れでLPを制作すれば、スムーズに進めることができるでしょう。
しかし、LPは公開しただけで終わりではありません。
効果測定等を行って改善し、より成果を出せるLPへと進化させることがとても大切です。
より良いLPを制作するために、事前準備・制作・公開後の施策をしっかり行っていきましょう。
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