Yahoo!ディスプレイ広告の「スマートターゲティング」とは?特徴や設定方法、注意点について解説!

  • ディスプレイ広告

公開日:2024/05/09

更新日:2024/05/09

Yahoo!ディスプレイ広告には、「スマートターゲティング」という機能があります。

配信するターゲットを最適化できるので、利用を検討している方も多いのではないでしょうか?

本記事では、スマートターゲティングについて徹底解説します。

メリットやデメリット、設定方法、注意するべき点もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Yahoo!ディスプレイ広告の「スマートターゲティング」とは

Yahoo!ディスプレイ広告の「スマートターゲティング」とは、コンバージョンに至ったユーザーのデータ(行動履歴など)に基づいて、広告を配信する対象を最適化する機能です。

なお、2024年2月28日に正式にリリースされました。

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングの特徴

スマートターゲティングを利用すれば、新しいユーザーにアプローチする際に、手動でターゲティングを追加する必要がなくなります。

自動的にコンバージョンの見込みが高いユーザーに広告が配信され、手間をかけずに大きな宣伝効果を得ることが可能になるでしょう。

なお、スマートターゲティングを設定してから、データが蓄積し、最適化されるまで、数日から14日程度の学習期間がかかります。

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングのメリット

スマートターゲティングを利用すると、システムが自動的に学習し、コンバージョンまで到達する可能性が高いユーザーを広告配信対象として選定してくれます。

最低限の設定を行うだけで運用できるため、広告担当者の負担を軽減できるでしょう。

人手不足によって広告の専任担当者を用意できない場合は、積極的にスマートターゲティングを活用するべきです。

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングのデメリット

充分なデータが蓄積されるまでは、ターゲティングが最適化されません。

上述したように、最大で14日程度の学習期間が必要になることにご留意ください。

なお、学習のステータス(学習中・学習完了など)を確認することはできません。

また、学習が完了するまでは、手動で設定したターゲットに広告が配信されます。

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングの設定方法

スマートターゲティングの推奨利用条件を下表にまとめました。

キャンペーンの目的コンバージョン アプリ訴求
入札戦略コンバージョン数の最大化(目標値あり、なしの両方) 拡張クリック単価

精度を高めるためには、ある程度の学習データが必要となるため、過去7日間のコンバージョン数が20件以上あるキャンペーン配下の広告グループでの利用が推奨されます。

スマートターゲティングの設定方法はシンプルです。

上記の推奨条件を満たすことを確認したうえで、広告グループのターゲティング設定から「利用する」を選択してください。

それだけで、設定は完了します。

Yahoo!ディスプレイ広告のスマートターゲティングの注意点

一定の学習期間が必要になる

まず、一定(最大14日程度)の学習期間が必要になることを認識しておきましょう。

設定してすぐに、ターゲティングが最適化されるわけではありません。

なお、学習期間中にターゲティングを変更してしまうと、再学習を余儀なくされる可能性があるので注意しましょう。

ターゲティングによって配信対象が異なる

また、手動で設定しているターゲティングによって、配信が拡大される範囲が異なることにもご留意ください。

ちなみに、「デバイス」「性別」「年齢」「曜日・時間帯」「地域」などに関しては、手動で指定した範囲内のみが配信対象となります。

つまり、デバイスを「モバイル」に限定している場合、コンバージョンに至る可能性が高くても、パソコンが配信対象になることはありません。

除外対象のユーザーに配信される可能性もある

そのほか、「オーディエンスリストターゲティングによる除外対象のユーザー」に広告が配信される可能性があることにも要注意です。

例えば、「購入済」のユーザーに広告が配信されないように、「顧客データ」で会員登録済ユーザーを除外していても、配信されてしまう可能性があります。

オーディエンスリストの「類似ユーザー」との違いは?

ターゲットとなるユーザーを自動抽出する機能として、オーディエンスリストの「類似ユーザー」があります。

拡張範囲を10段階で選択可能であり、類似度の高いユーザーに絞ったり、逆に類似度が低いユーザーまで範囲を拡げたりすることも容易です。

しかし、スマートターゲティングは、あくまでも「コンバージョンに至る可能性が高いユーザーへの拡張」を目的とした機能であり、類似ユーザーのほうが柔軟性は高いことを覚えておきましょう。

まとめ

2024年2月28日に、Yahoo!ディスプレイ広告の「スマートターゲティング」機能が正式にリリースされました。

システムが自動的に学習し、広告配信対象を拡張してくれるため、広告担当者の負担を軽減できます。

本記事でご紹介した注意点を踏まえて、スマートターゲティングを上手に活用しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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