クロスメディアマーケティングとは?利用できる媒体、メリット、活用ポイントなどを解説

  • マーケティング

公開日:2024/06/28

更新日:2024/06/28

近年、企業のマーケティング活動において、クロスメディアマーケティングの重要性が高まっています。

理由は、複数のメディアを組み合わせて効果的な集客や販促を行う手法だからでしょう。

本記事では、クロスメディアマーケティングの概要や利用できる媒体、メリット、そして活用ポイントなどについて解説していきます。

マーケティング活動を効果的に進めたい場合は、ぜひ参考にしてください。

クロスメディアマーケティングとは?

クロスメディアマーケティングとは、さまざまなメディアを組み合わせて効果的にマーケティングを行う手法です。

テレビCMやWebサイト、SNSなど、複数のメディアを活用することで、より多くの顧客に商品やサービスの訴求を目指します。

従来のマーケティングでは、単一のメディアに頼りがちでしたが、クロスメディアマーケティングではメディアの特性を理解し、それぞれの長所を活かせる点が特徴です。

メディアミックスとの違い

メディアミックスとはテレビ、新聞、ラジオ、インターネットなど性質の異なる複数のメディアを組み合わせて広告を展開する手法です。

一方、クロスメディアマーケティングは、ターゲットの行動に合わせて最適なメディアを組み合わせる手法です。

メディアミックスが広告の認知度向上を目的としているのに対し、クロスメディアマーケティングは、ターゲットの行動に合わせた最適なメディアの組み合わせによって、購買行動の促進を目指すのが大きな違いです。

クロスメディアマーケティングで利用できる媒体

クロスメディアマーケティングに利用できる媒体を紹介します。

マスメディア

マスメディアはテレビ、新聞、雑誌、ラジオなどが挙げられます。

広範囲の視聴者に一斉に情報を届けることができるため、ブランド認知の向上や製品・サービスの訴求に効果的です。

一方で、高額な広告費用やターゲット層の絞り込みの難しさ、情報の一方向性による即時性の制約といったデメリットもあります。

インターネットメディア

インターネットメディアは、Webサイトやブログ、SNSなどが挙げられます。

時間や地理的な制約を超えて、世界中の人々に情報を発信できる点が特徴です。

また、低コストで広範囲にリーチできたり最新情報を素早く発信できたりする点がメリットです。

ターゲティングや効果測定が容易な面もメリットになります。

一方で、情報の信頼性や著作権、プライバシーの問題、匿名性の悪用などのデメリットもあります。

アナログメディア

アナログメディアはポスター、チラシ、DMなどが挙げられます。

視覚的な訴求力が高く、ターゲットに直接アプローチできる点が特徴です。

また、情報の伝達力が高いことやターゲティングが容易であることがメリットです。

ただし、制作・配布コストが高く、情報の更新が難しいといったデメリットもあります。

クロスメディアマーケティングのメリット

クロスメディアマーケティングは、さまざまなメリットがあります。

そのなかから3つの内容を解説していきます。

媒体ごとのデメリットを補完し合える

クロスメディアマーケティングのメリットの1つは、媒体ごとのデメリットを補完し合えることです。

たとえば、テレビCMは視覚的な訴求力が高いものの、詳細な情報を伝えるのが難しいです。

一方、Webサイトでは製品の詳細情報を掲載できますが、ユーザーの主体的な行動が必要です。

しかし、これらのメディアを組み合わせるとテレビCMでの認知を高め、Webサイトでの詳細情報提供につなげられます。

質の高い顧客の獲得につながる

クロスメディアマーケティングを活用することで、幅広いユーザーに製品やサービスを認知してもらい、質の高い顧客を見つけられます。

テレビCMは大衆向け、Webサイトは詳細情報を求める層、SNSは口コミを重視する層など、それぞれのメディアで異なる顧客層へのリーチが可能です。

さまざまなメディアから集まるユーザーからニーズを満たせれば、コンバージョンにもつながります。

ターゲットの利用メディアに対応できる

クロスメディアマーケティングは、ターゲット層が利用するメディアに柔軟に対応できます。

たとえば、若年層ではSNSの利用が増えている一方で、高齢層ではテレビやラジオなどのマスメディアを好む傾向にあります。

クロスメディアマーケティングではターゲットの動向を把握し、適切なメディアを選択できるため、効果的にアプローチできるのです。

クロスメディアマーケティングの活用ポイント

クロスメディアマーケティングを効果的に活用するには、3つのポイントに注目しましょう。

まずはターゲットのプロファイリングが重要です。

年齢、性別、興味関心など、ターゲットの詳細な属性を把握し、それぞれのメディア利用傾向を分析しましょう。

次に、コンバージョンまでのプロセス設計をすることも欠かせません。

SNSでの認知から、Webサイトでの情報収集、最終的な購買行動に至るまでの導線を明確にし、各ステップでの効果的なアプローチを検討しましょう。

最後に、コンテンツ制作への注力もポイントです。

ターゲットの興味関心に合わせたコンテンツをメディアごとに投稿すると、より効果的な集客が期待できます。

まとめ

クロスメディアマーケティングは、複数のメディアを組み合わせて効果的な集客や販促を行う手法です。

ターゲットに合わせて最適なメディアを選択し、一貫したブランドメッセージを発信するすると、認知度向上やコンバージョン率の向上が期待できます。

ターゲットのプロファイリングやコンバージョンまでのプロセスの設計などを通じて、クロスメディアマーケティングを効果的に進めましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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