Googleの検索結果ページに表示されないのはなぜ?原因と対処法を解説

  • SEO

公開日:2023/10/20

更新日:2025/08/29

Googleで自分のウェブサイトを検索しても、なかなか表示されないと悩んでいませんか?これは、Googleのインデックスに登録されていないことが原因であることが多いです。

Googleにインデックスされていないと、検索結果に表示されないため、ユーザーに見つけてもらうことができません。一方で、稀に「インデックスはされているものの検索結果に表示されない」というケースもあります。

まずはインデックスされていない原因を把握して、適切な対処をすることで、検索結果ページに表示されるようになります。この記事では、Googleにインデックスされていないときの原因と対処法を分かりやすくまとめました。インデックス問題でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

検索エンジンのクローラーの仕組み

Googleの検索エンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムを使って、ウェブページを収集・整理しています。

クローラーは、ウェブページのURLを基にアクセスし、ページのテキストや画像、リンクなどの情報を収集します。Googleのクローラーは、ウェブ上のリンクを辿りながら情報を収集し、収集した情報は、Googleのインデックスに登録されます。

これは、他のウェブページがあなたのサイトへのリンクを含んでいると、Googleのクローラーがあなたのサイトを見つけ、それをインデックスに追加するということを意味します。つまり、他のサイトがあなたのサイトをリンクしていると、Googleはあなたのサイトを知ることができるのです。

しかし、クローラーがウェブページを収集する頻度は、ページの重要性や更新頻度によって異なります。すべてのウェブページを即座に見つける(インデックスする)わけではないので、注意が必要です。

クローラーの仕組みのポイント

1.クローラーは、公開されているウェブページのURLを基にアクセスする

2.ページのテキストや画像、リンクなどの情報を収集する

3.収集した情報を、Googleのインデックスに登録する

4.インデックスに登録されたページは、検索結果として表示される

検索結果に表示されないのはなぜ?

検索結果に表示されない原因は、大きく分けて2つあります。ここではまず、そもそもインデックスされていないケースを解説します。

1つは、Googleのクローラーがサイトをクロールしていない場合です。

もう1つは、Googleにインデックスされないように設定している場合です。

Googleのクローラーがサイトをクロールしていない

Googleのクローラーは、インターネット上にあるすべてのサイトをクロールしているわけではありません。そのため、サイトを公開しただけでは、すぐにGoogleにインデックスされるとは限りません。

クローラーがサイトをクロールしない理由としては、以下のようなものが考えられます。

  • サイトが新しいため、クローラーがまだサイトを見つけていない
  • サイトが複雑な構造になっているため、クローラーが巡回するのが難しい
  • サイトのコンテンツが質が低いため、クローラーが興味を持たない

特に、新しいサイトについては、Google公式ページで下記のように説明しています。

サイトやページが新しい場合は、まだクロールやインデックス登録自体が行われていないことが理由で、Google インデックスに含まれていない可能性があります。

新しいページが公開されてから Google によるクロールが行われ、さらにインデックスに登録されるまでには、しばらく時間がかかります。

インデックス登録が完了するまでにかかる時間は、一般的に合計で 1 日から数週間と、さまざまな要因によって変動します。

Search Consoleヘルプ「Google検索で自分のページが見つからない場合」より

Googleにインデックスされないように設定している

もう1つは、Googleにインデックスされないように設定している場合です。Googleにインデックスされないようにする設定としては、以下の方法があります。

  • robots.txtでクロール拒否の記述をしている
    robots.txtファイルは、クローラーがサイトを巡回する際のルールを記述したファイルです。サイトマップやクロール頻度などの設定を記述できます。
  • metaタグでnoindexを指定している
    サイト全体または特定のページに、意図的に「noindex」のmetaタグが設定されている場合、Googleはそのページをインデックスに登録しません。

サイトのrobots.txtやソースコードを確認し、上記のような設定が意図せずにされていないかどうか、確認しましょう。

インデックスはされているけど検索結果に表示されない場合

続いて、「インデックスはされているものの、検索結果に表示されない」という場合は、大きく3つ理由が考えられます。

掲載順位が低いために表示されていない

まず1つ目は、掲載順位が低いために表示されていない状況が考えられます。掲載順位を上げるためには、コンテンツの質を高め、SEO対策を強化することが重要です。

自動ペナルティの可能性

Googleのアルゴリズムは、検索ユーザーにとって有益でないコンテンツを検索結果から除外する仕組みを持っています。

  • 他サイトからのコピーコンテンツや転載が多い
  • キーワードの詰め込みなど、不自然なSEO対策が見られる

このようなケースでは手動ペナルティではなく、アルゴリズムによる「自動ペナルティ」が影響している可能性があります。検索結果に全く表示されない場合は、まずSearch Consoleのメッセージやレポートを確認し、コンテンツの改善を行うことが大切です。

ただし、自動ペナルティの場合はSearch Consoleへの通知などもないため、コンテンツ改善など、原因となり得る箇所を一つひとつ確認し、修正していく必要があります。

JavaScriptメインで生成されたページの場合

近年のWebサイトではJavaScriptを多用してコンテンツを生成するケースが増えています。しかし、GoogleのクローラーはJavaScriptで動的に生成されたコンテンツを正しく読み取れない場合があります。その結果、ページ自体はインデックスされていても、実際の本文内容が検索エンジンに十分に認識されず、検索結果に反映されないことがあります。

また、JavaScriptで生成されたページの内容が薄すぎる、似たような内容のページが複数存在する場合、Googleのクローラーに「検索結果に表示させる価値がない」と判断されることがあります。具体的には以下のような例が挙げられます。

  • ブログ記事がJavaScriptで自動生成されていて、本文が数行程度しかなく独自性が乏しい
  • ECサイトで、色違い商品のページで色以外は全て同じ内容のページ
  • 店舗情報ページが各支店ごとに存在するが、住所と電話番号以外は全て同じ内容

上記のような心当たるがある場合は技術的な対応を行い、Googleが適切に内容を理解できる環境を整えることが重要です。

Googleの検索結果に表示させる方法

続いて、Google検索結果に表示させる方法を分かりやすく説明します。ここでは、インデックスされている場合と、インデックスされていない場合に分けて解説します。

ケース1:インデックスされていない場合

まずは、そもそもGoogleにインデックスされていない場合です。

サイトマップをGoogleに送信する

サイトマップとは、サイト全体のページ構成を一覧で表したファイルです。Googleにサイトマップを送信することで、Googleのクローラーがサイトをクロールしやすくなり、インデックスに登録される可能性が高くなります。

サイトマップを作成するには、以下の方法があります。

  • XMLサイトマップを手動で作成する
  • サイトマップ生成ツールを利用する

XMLサイトマップを手動で作成する場合は、以下の手順に従ってください。

【1】サイトマップのファイル名を「sitemap.xml」に設定する
【2】サイトマップファイルに、サイトのすべてのページのURLを記述する
【3】サイトマップファイルをウェブサイトのルートディレクトリにアップロードする

サイトマップ生成ツールを利用する場合、以下のツールがおすすめです。

  • Google XML Sitemaps
  • Screaming Frog SEO Spider

サイトマップを作成したら、以下の手順でGoogleに送信します。

【1】Google Search Consoleにログインする
【2】[サイトマップ] をクリックする
【3】[新しいサイトマップの追加] をクリックする
【4】サイトマップのURLを入力する
【5】[送信] をクリックする

サイトの構造をシンプルにする

サイトの構造が複雑すぎると、Googleのクローラーが巡回するのが難しくなります。そのため、サイトの構造をシンプルに、特に以下の点に注意しましょう。

  • 階層構造を深くしすぎない
  • ページ数が少ない場合は、サイトマップを作成する
  • ページ間のリンクを適切に設置する

Googleにインデックスをリクエストする

Googleにインデックスをリクエストすることで、Googleのクローラーがサイトをインデックスする作業を早めることができます。Googleにインデックスをリクエストするには、以下の手順に従ってください。

【1】Google Search Consoleにログインする
【2】[URL検査] をクリックする
【3】上部のバーにインデックスをリクエストしたいページのURLを入力する
【4】[インデックス登録をリクエスト] をクリックする

Googleのクローラーがサイトを巡回してインデックスに登録されるまでには、しばらく時間がかかります。2〜3週間程度待ってから、Googleの検索結果に表示されているかどうかを確認しましょう。

robots.txtファイルやHTMLのmetaタグの設定を誤っていないか確認する

robots.txtファイルやHTMLのmetaタグで、Googleにインデックスされないように設定している場合があります。robots.txtファイルやHTMLのmetaタグの設定を誤っている場合は、修正しましょう。

これらの手順を踏むことで、Googleのクローラーがサイトをクロールしやすくなり、インデックスに登録される可能性が高くなります。

また、以下の点にも注意しながら、焦らずに様子を見ることも大切です。

  • サイトを公開してからしばらく時間をおくと、Googleのクローラーがサイトをクロールしやすくなります。
  • サイトのコンテンツを更新すると、Googleのクローラーが再度サイトをクロールする可能性があります。

これらの点に注意して、自社サイトをGoogleの検索結果に表示させましょう。

ケース2:インデックスされている場合

インデックスされているにもかかわらず検索結果に表示されない場合、原因を特定したうえで適切な改善を行うことが重要です。

コンテンツの改善

コピーコンテンツや内容が薄い記事は評価が下がりやすく、最悪の場合はペナルティを受けてしまう可能性もあります。コンテンツの独自性を高め、ユーザーにとって有益な情報を追加しましょう。

また、店舗ページや商品ページなどが複数ある場合は、それぞれのページに独自の情報や説明を追加しページの独自性を高めるなど、検索結果に表示される価値を高めることが大切です。場合によってはcanonicalタグでの対応も有効です。

技術的改善(JavaScript依存への対応)

JavaScriptで生成されたコンテンツはクローラーに認識されにくいため、サーバーサイドレンダリング(SSR)やプリレンダリングを導入し、クローラーが正しく内容を理解できるようにしましょう。

また、静的HTMLで重要なコンテンツを提供する方法も有効です。

Googleにインデックス登録されているかの確認方法

インデックス登録のリクエストと同様に、Google Search Consoleの上部にあるバーにURLを入力します。インデックス登録がされていれば「URLはGoogleに登録されています」と表示されます。

まとめ

今回ご紹介した方法を試してみても検索結果に表示されない場合、Googleからペナルティを受けていたり、サイトやコンテンツの質が低いと判断されていたりする可能性が考えられます。

自社でこの問題を解消することが難しい場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。

以下の記事も是非参考にしてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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