テクニカルSEOとは?コンテンツSEOとの違い、メリット・デメリットを分かりやすく解説

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公開日:2023/11/20

更新日:2023/11/20

検索結果の上位に表示させるためには、SEO対策が欠かせません。

SEO対策には、大きく「コンテンツSEO」と「テクニカルSEO」の2つの分野があります。

この記事では、テクニカルSEOについて、メリット・デメリット、具体的な施策について分かりやすく解説します。

テクニカルSEO初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

テクニカルSEOとは

テクニカルSEOとは、検索エンジンに向けて、ウェブサイトを正しくクロール・インデックスし検索結果で上位表示させるための施策です。

テクニカルSEOを実施することで、検索エンジンが自社サイトを理解し、「評価するための土台」を作ることができます。

具体的には、以下の3つの要素を改善します。

  • クローラビリティ:検索エンジンのロボット(クローラー)がサイトを正しく回遊できるようにする
  • インデックス:検索エンジンがサイトの情報を正しく認識し、検索結果に表示できるようにする
  • ユーザーエクスペリエンス:サイトのコンテンツがユーザーにとって使いやすく、有益なものになるようにする

コンテンツSEOと違う点

では、コンテンツSEOとの違いはどのような点にあるのでしょうか?

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を満たすことで検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位に表示させるための施策です。

つまり、「検索エンジン向けか?ユーザー向けか?」で異なり、目的や施策内容も違ってくるのです。

項目テクニカルSEOコンテンツSEO
ターゲット検索エンジンユーザー
目的検索エンジンからの評価を高めるユーザーの検索意図を満たす
施策内容サイトの内部構造を整えるコンテンツの質を高める

テクニカルSEOとコンテンツSEOは、どちらもSEOを成功させるために重要な施策です。

しかし、それぞれにターゲットや目的が異なるため、それぞれの特性を理解した上で、適切な施策を実施することが大切です。

コンテンツSEOについては下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらも併せてご参考ください。

関連記事「コンテンツSEOとは?メリットや始めるときの手順を分かりやすく解説

テクニカルSEOのメリット

テクニカルSEOには、大きく3つのメリットがあります。

検索エンジンからの評価を高める基礎となる

テクニカルSEOは、検索エンジンが自社サイトを正しく理解し、評価するための土台となる施策です。

そのため、テクニカルSEOを実施することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位に表示される可能性が高まるというメリットがあります。

効果が見えやすい

テクニカルSEOは、施策を実施した後、効果が見えやすいというメリットがあります。

例えば、ページ速度の改善を実施すればページの表示速度が向上したり、インデックスされていなかったページがきちんとインデックスされていたりなどを確認することができます。

施策内容がわかりやすい

テクニカルSEOの施策は、施策の対象となる項目が明確です。

そのため、必要な作業を洗い出し、計画的に実施することができます。

テクニカルSEOのデメリット

一方で、テクニカルSEOにはデメリットもあります。

施策を実施できない場合がある

テクニカルSEOの施策の中には、サーバーの設定やCMSの変更など、システムの制約で実施できないものが出てくる可能性があります。

そのため、自社サイトのシステムを事前に確認しておくことが重要です。

プログラミングの知識や技術が必要になる場合がある

テクニカルSEOの施策の中には、プログラミングの知識や技術が必要なものがあります。

そのため、他部署と連携を取る必要があったり、自社内にエンジニアがいない場合は外部のSEO会社などに依頼する必要がある場合もあります。

具体的なテクニカルSEOの施策

続いて、テクニカルSEOには具体的にどのような施策があるのか見ていきましょう。

クローラビリティの改善

クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーが自社サイトを正しく理解し、評価できるかどうかを表す指標です。

クローラビリティを改善することで、検索エンジンが自社サイトをより深く理解し評価できるようになるため、検索順位の向上につながります。

クローラビリティを改善するための施策例は、以下のとおりです。

URLの正規化

URLを正規化することで、検索エンジンが同じコンテンツを複数のURLで認識してしまうのを防ぐことができます。

関連記事「URLの正規化とは?正規化が必要な例や設定方法など解説

XMLサイトマップの作成

XMLサイトマップを作成することで、検索エンジンに自社サイトのURLを効率的に伝えることができます。

関連記事「XMLサイトマップとは?作成方法や注意点などを解説

robots.txtの設定

robots.txtを設定することで、検索エンジンにクローラーのアクセスを制御することができます。

ディレクトリ構造の改善

ディレクトリ構造とは、サイトのページを階層的に整理した構造のことです。

SEOに強いディレクトリ構造を設計することで、検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくなります。

検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位表示を狙うことができます。

関連記事「SEOに強いディレクトリ構造の基本と最適化方法

インデックスの改善

インデックス登録されていないページは、検索結果に表示されないため、インデックスの改善は重要な施策です。

インデックスを改善するための施策例は、以下のとおりです。

インデックス登録エラーの確認と修正

インデックス登録エラーが発生していると、ページがインデックスに登録されない可能性があります。

インデックス登録エラーが発生していないか、定期的に確認し、修正を行いましょう。

重複コンテンツの対策

同じコンテンツが複数のURLで存在すると、インデックスが重複し、検索順位が低下する可能性があります。

重複コンテンツが発生していないか、定期的に確認し、対策を行いましょう。

関連記事「重複コンテンツによる悪影響はある?SEOへの影響と対策

モバイルフレンドリー化

モバイルフレンドリー化とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でWebページを快適に閲覧できるようにするための施策です。

モバイル端末の利用者が増えているため、モバイルフレンドリー化は重要な施策です。

関連記事「モバイルフレンドリーとは?SEOで重要な理由や対応方法・注意点を解説

ページ速度の改善

ページ速度とは、ページが読み込まれるまでの時間を示す指標です。

ページ速度が遅いと、ユーザーの離脱率が高まり、検索順位が低下する可能性があります。

関連記事「ページ表示速度が遅いとSEOに影響する?重要性と改善方法を解説

まとめ

テクニカルSEOとは、検索エンジンが自社サイトを正しく理解し、評価できるようにするための施策です。

テクニカルSEOを実施することで、検索順位の向上などメリットを得られますが、システムの制約やプログラミングの知識・技術が必要になる場合もあるので、しっかりと計画を立てましょう。

具体的なテクニカルSEOの施策としては、クローラビリティの改善、ディレクトリ構造の改善、インデックスの改善、ページ速度の改善、モバイルフレンドリー化などが挙げられます。

自社サイトの状況に合わせて、適切な施策を実施しましょう。

自社でテクニカルSEOを実施をするのが難しい場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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