サーチコンソール「検索パフォーマンス」基本の使い方・見方を分かりやすく解説

  • SEO

公開日:2023/11/21

更新日:2023/11/27

Google サーチコンソールは、サイトの検索パフォーマンスを分析するための便利なツールです。

このツールを使いこなすことで、自サイトの強みと弱みを知ることができ、SEO施策の改善に役立てることができます。

そこで今回は、Google サーチコンソールの検索パフォーマンスの使い方について、各項目の説明からフィルタリング方法、見方まで分かりやすく解説します。

はじめてGoogle サーチコンソールを使う方は、ぜひ参考にしてください。

検索パフォーマンスで分かる項目

Google サーチコンソールには、サイトの検索パフォーマンスを分析するための「検索パフォーマンス」レポートがあります。

左側のバーから「検索パフォーマンス」をクリックするか、検索パフォーマンスの「レポート全体」をクリックすると、以下の4つの指標を確認することができます。

  • クリック数
  • 表示回数
  • CTR(クリック率)
  • 掲載順位

まずは、それぞれの指標が何を表すのか理解しておきましょう。

クリック数

クリック数とは、検索結果でサイトのページが表示された際に、ユーザーがそのページをクリックした回数のことです。

クリック数が多いほど、サイトのページがユーザーに注目されていることを意味します。

ユーザーが検索したキーワード(クエリ)とページのクリック数を確認することができます。

表示回数

表示回数とは、検索結果でサイトのページが表示された回数のことです。

表示回数が多いほど、サイトのページが検索結果に多く表示されていることを意味します。

これは実際にクリックされた数ではないので、クリック数と混同しないよう気を付けましょう。

ユーザーが検索したキーワード(クエリ)とページの表示回数を確認することができます。

CTR

CTRとは、クリック率のことです。

クリック数を表示回数で割ったもので、%で表されます。

CTRが高いほど、ユーザーが検索結果でサイトのページが表示されたときに、そのページをクリックする可能性が高くなります。

ユーザーが検索したキーワード(クエリ)とページのCTRを確認することができます。

掲載順位

掲載順位とは、検索結果でサイトのページが何位に表示されているかのことです。

掲載順位が上位であるほど、サイトのページがユーザーに最初に目につきやすくなります。

ユーザーが検索したキーワード(クエリ)とページの掲載順位を確認することができます。

検索パフォーマンスの使い方【フィルタリング方法】

検索パフォーマンスレポートでは、表示するデータや期間をフィルタリングすることができます。

検索タイプ

検索タイプとは、検索結果に表示されるページの種類のことです。

デフォルトでは、「ウェブ」「画像」「動画」「ニュース」の4つの検索タイプが表示されていますが、主に使うのは「ウェブ」です。

日付

日付でフィルタリングすることで、特定の期間の検索パフォーマンスを確認することができます。

「過去3か月間」のようなざっくりとした期間だけでなく、カスタムで「〇月〇日~〇月〇日」と細かく指定することもできます。

また、【比較】に切り替えることで、特定の期間を比較したデータも確認することができます。

こちらもカスタムで細かく期間を指定可能です。

たとえば、ある施策を実施した後と前とで流入キーワードの違いがあるかを知りたい場合は、期間を比較してフィルタリングすることで、どのキーワードが増えたか・減ったかなどを確認することができます。

検索キーワード

検索キーワードでフィルタリングすることで、特定のキーワードの検索パフォーマンスを確認することができます。

フィルタリング方法としては、主に以下の3つがあります。

※カスタム(正規表現)は今回は省略

次を含むクエリ

入力したキーワードを含むキーワードでフィルタリングします。

次を含まないクエリ

入力したキーワードを含まないキーワードでフィルタリングします。

除外したいキーワードがあるときは、このフィルタリングを使います。

正確なクエリ

入力したキーワードと合致するキーワードでフィルタリングします。

ある特定のキーワードでの検索パフォーマンスを見たいときは、このフィルタリングを使います。

ページ

ページでフィルタリングすることで、特定のページの検索パフォーマンスを確認することができます。

フィルタリング方法としては、主に以下の3つがあります。

※カスタム(正規表現)は今回は省略

次を含むURL

入力した文字列を含むURLでフィルタリングします。

入力するのは https://example.com/ のような正確なURLでも良いですし、特定のディレクトリを含むURLで絞りたい場合は、example.com/category/ のような一部省略した形の文字列でもOKです。

次を含まないURL

入力した文字列を含まないURLでフィルタリングします。

入力方法は「次を含むURL」と同じです。

除外したいURLやディレクトリがあるときは、このフィルタリングを使います。

正確なURL

入力したURLと合致するキーワードでフィルタリングします。

ある特定のページの検索パフォーマンスを見たいときは、このフィルタリングを使います。

正確なURLで絞る場合は、https://example.com/ のような正確なURLを入れる必要があります。

デバイス

デバイスでフィルタリングすることで、特定のデバイスでの検索パフォーマンスを確認することができます。

PC・モバイル・タブレットでフィルタリングするか、比較することができます。

※この項目は、サーチコンソールの分析ではあまり使いません。

検索での見え方

検索での見え方でフィルタリングすることで、動画があるページの検索パフォーマンスを確認することができます。

※この項目は、サーチコンソールの分析ではあまり使いません。

検索パフォーマンスの見方

上記のようなフィルタリングをすることで、それを反映したデータを確認することができます。

デフォルトでは、「合計クリック数」と「合計表示回数」の推移が見れるようになっていますが、必要に応じて「平均CTR」や「平均掲載順位」をクリックすることで、これらの項目が反映されたグラフを見ることができます。

「日付」でフィルタリングすることで、ここに表示されているグラフの期間も変えることができます。

クエリ

クエリとは、ユーザーが検索したキーワードのことです。

クエリごとに、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を確認することができます。

特定のクエリをクリックすると、そのクエリだけに絞ったデータに移ります。

そのまま「ページ」の項目をクリックすると、そのクエリをクリックして流入したページの一覧を確認することができます。

クエリの分析を行うことで、自サイトがどのようなキーワードで検索結果に表示されているのか・どのようなキーワードで流入しているのかを確認することができます。

データの並び替えも可

また、「↓クリック数」をクリックすることで、クリック数を降順もしくは昇順に並び替えることができます。

「↓(下矢印)」の場合は降順(大きい順)、「↑(上矢印)」の場合は昇順(小さい順)となります。

これは、表示回数・平均CTR・平均掲載順位の項目でも共通です。

ページ

ページとは、サイトの特定のページのことです。

ページごとに、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を確認することができます。

特定のページをクリックすると、そのページだけに絞ったデータに移ります。

そのまま「クエリ」の項目をクリックすると、どのようなキーワードで検索してそのページに流入してきたのか、クエリ一覧を確認することができます。

ページの分析を行うことで、自サイトのどのページが検索結果に表示されているのか、また、そのページのパフォーマンスを把握することができます。

国とは、ユーザーの所在地のことです。

国ごとに、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を確認することができます。

※この項目は、サーチコンソールの分析ではあまり使いません。

デバイス

デバイスとは、ユーザーが検索したデバイスのことです。

デバイスごとに、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を確認することができます。

※この項目は、サーチコンソールの分析ではあまり使いません。

日付

日付とは、検索結果に表示された日付のことです。

日付ごとに、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位を確認することができます。

まとめ

今回は、Google サーチコンソールの検索パフォーマンスについて基本的な使い方・見方をご紹介しました。

検索パフォーマンスレポートでは、クリック数、表示回数、CTR、掲載順位などの指標を確認することができます。

さらに、フィルタリング機能を活用することで、より詳細な分析を行うことも可能です。

フィルタリングをするときは主に【日付】【検索キーワード】【ページ】を使うことが多く、データを見るときには【クエリ】と【ページ】を見ることが多いです。

これらの指標を分析することで、自サイトがどのようなキーワードで検索結果に表示されているのか、また、どのページがどのようなパフォーマンスを発揮しているのかを把握することができます。

Google サーチコンソールのデータを元に、コンテンツ改善に役立てましょう。

自社内でSEO対策の実施や分析を行うことが難しい場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。

Heart Fullでは、現在のサイトの状況を分析して、最適な対策をご提案させていただきます。

今抱えているお悩みのご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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