Instagram広告の始め方 2種類の方法を解説

  • SNS広告

公開日:2024/01/19

更新日:2024/04/04

 Instagram広告とは?

Instagram広告は、エンゲージメントの高いソーシャルメディアプラットフォームであり、Instagramでの認知度を上げたり、販売を促進するために各企業様をはじめ、個人から活用できるSNSです。Instagram広告を始めるとユーザーのフィードやストーリーズ・リール・発見タブといった様々な場所に広告が表示されるようになります。

広告は、写真広告、ビデオ広告、カルーセル広告(スクロール可能な画像やビデオのシリーズ)、ストーリーズ広告など、さまざまな形式を取り、それぞれが特定のマーケティング目標に合わせて設計されています。

また、広告を始めると機械学習が働き、より広告主様の目的に合わせてパーソナライズを行い、目的を達成してくれそうなユーザーに広告を表示するようになります。

特にInstagram広告はそのパーソナライズの精度が他のSNS広告よりも高いため、SNS広告を活用したい企業様にとっては優先度の高い媒体となります。

 Instagram広告の始め方

Instagram広告の始め方は大きく2つあります。

1つはInstagramアカウントを活用して投稿内容を広告として配信する方法です。

もう1つはFacebookの広告アカウントを通じて広告を出す方法です。

現在Instagram広告を始める方法はこの2つです。

両方のやり方それぞれにメリットやデメリットがあり、どの方法を選ぶかは優先する事項により変わってきますので、この記事では両方のやり方に詳しく説明いたします。

 Instagramのアカウントから広告する場合

まずはInstagramのアカウントから広告を配信するやり方をご紹介します。

Instagramのアカウントから直接広告を出す方法は、比較的簡単です。

下記の手順で広告を配信することができます。

手順①Instagramアカウントの作成

手順②Instagramアカウントをプロアカウントにする

手順③広告として配信したい投稿を決める

手順④広告の設定を行い、配信する

具体的な方法を説明します。

具体的な方法

手順①Instagramアカウントの作成

まずInstagramのアプリをインストールしてアカウントを作成します。※すでにInstagramのアカウントが作成してある場合は不要

手順② Instagramアカウントをプロアカウントにする

インストール後、作成したInstagramアカウントのプロフィール画面から「設定」>「アカウント」>「プロアカウントを取得する」を押してInstagramアカウントをプロアカウントに変更します。

手順③ 広告として配信したい投稿を決める

プロアカウントに変更後、広告で配信したい投稿内容を選択します。

手順④ 広告の設定を行い、配信する

投稿内容を選択すると、「投稿を宣伝」というボタンがあるのでそこをクリックします。

すると、「Instagramメディアを宣伝」という画面に移るので広告の目標を選択します。

具体的には「プロフィールへの訪問の増加」、「ウェブサイトへのトラフィックの増加」、「問い合わせの増加」が用意されております。

目標を選択後、ターゲットオーディエンスやCTA等を画面に従って設定します。

最後に予算と広告の期間を設定したら「投稿を宣伝」をタップすると広告の審査が入り、審査通過後、広告が配信されます。

このやり方は非常に簡単でかつわかりやすいため、とにかくすぐに広告を配信したいという方や、具体的にこの投稿を宣伝したいといった場合に有効な配信方法です。

ただ、デメリットとしてはオーディエンスの設定をもっとカスタマイズして配信したい(例えばリマーケティングを行いたい等)といった場合には適しておりません。

また、入札戦略等の指定ができないためカスタマイズして戦略的にInstagram広告を実施したい方には不向きな配信方法となります。

上記のように細かく設定して広告を配信したい場合は、もうひとつの Facebookの広告アカウントから配信する方法がおすすめです。

Facebookの広告アカウントから広告を配信する場合

Facebookの広告アカウントを使用することで、広告キャンペーンの設計、配置、最適化、分析に関して細かな制御が可能です。

たとえば、広告アカウントを使用すると、ユーザーが具体的に何を行ったか(ウェブサイトの訪問、商品の購入、アプリのダウンロードなど)に基づいてパフォーマンスを追跡することができます。

さらに、広告の配信スケジュールや頻度、位置など、入札戦略の変更・広告の配置に関する詳細な設定も可能です。

デメリットとしては配信開始するまでの手順が非常に複雑という点です。

そのため、今回の記事ではその複雑なやり方を解説していきます。

まず、Facebookの広告アカウントから広告を配信する場合の手順をご紹介します。

手順① Facebookアカウントの作成

手順② Facebookページの作成

手順③ビジネスマネージャを作成

手順④ビジネスマネージャとFacebookページの連携

手順⑤広告アカウントの作成

手順⑥ピクセルタグの発行

手順⑦広告の入稿・設定

上記の通り先ほどのInstagramのアカウントから配信する方法よりも複雑となっております。

そのためここから具体的な方法を解説していきます。

具体的な方法

手順① Facebookアカウントの作成

まず、facebook.comにアクセスして、「新しいアカウントを作成」をクリックします。

その後画面に従って名前、メールアドレスなどの個人情報を入力して「アカウント登録」をクリックします。メールアドレスまたは携帯電話番号による確認を受ければ完了です。

手順② Facebookページの作成

次にFacebookページを作成します。

「Instagram広告なのにFacebookページが必要なのか。」と思う方もいらっしゃると思いますが、Facebookページは広告を配信する上で必ず必要な手順です。

Facebookページとは、企業や団体が使用するFacebookアカウントをFacebookページと呼んでおります。

Instagram広告を配信する際に必ずこのFacebookページが必要なため用意しましょう。

作り方は、Facebookのアカウントでログイン後、ホームを開きます。

左側のメニューから「ページ」を選び、「新しいページの作成」をクリックします。

ページ名、カテゴリ(ページが象徴するビジネス、組織、トピックのタイプ)、詳細を追加して「Facebookページを作成」のボタンを押せば完了です。

Facebookページの作成にはヘッダー画像とプロフィール画像の設定も必要になりますので、そちらも設定しましょう。

手順③ ビジネスマネージャーの作成

次にビジネスマネージャを作成します。

これは、広告アカウント、アセット、データのプライバシーを一元管理するためのツールです。

作成方法はまず、business.facebook.com/overviewに移動します。

[アカウントを作成]をクリックし、ビジネス名、名前、仕事用のメールアドレスを入力して[次へ]をクリックします。

ビジネスの詳細を入力し、[送信]をクリックします。

これでビジネスマネージャの作成は完了です。

手順④ ビジネスマネージャとFacebookページの連携

ビジネスマネージャの作成ができたらその画面からFacebookページとの連携を行います。

やり方はビジネスマネージャのメニューから「ビジネス設定」をクリックし、「アカウント」のプルダウンメニューのなかから「ページ」を選んで、「追加」をクリックします。

Facebookページの名前、URLを入力すれば連携が完了します。

手順⑤広告アカウントの作成

ビジネスマネージャとFacebookページの連携が完了したら次に広告アカウントの作成を行います。

広告アカウントは運用状況の確認や広告の調整を簡単に管理できるツールのため作成をします。

作成方法は、ビジネスマネージャのメニューから「ビジネス設定」に移動します。

「アカウント」のプルダウンメニューの中から「広告アカウント」を選び、「追加」をクリックして「新しい広告アカウントを作成」へ進みます。

「広告アカウント名」「時間帯(アジア/東京を選択)」「通貨(日本円を選択)」「支払方法」などを画面に従って設定すれば完了です。

手順⑥ Facebookピクセルタグの発行

ピクセルタグとは広告の最適化やユーザーリストを取得するための計測タグです。

ピクセルタグはビジネスマネージャ上で取得できます。

ビジネスマネージャのイベントマネージャから「データソース」から画面中央の「ピクセルの設定を続行」を選択します。

「ピクセルの設定を続行」をクリックすると、「リンク方法を選択」のポップアップが表示されます。

ここでは「Facebookピクセル」を選択しましょう。

続いて、「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」から「コードを手動でインストール」を選択してください。

するとベースコードが表示されて、そこに記載されているコードがピクセルタグとなります。

そのためこのタグコピーしてを対象サイトに設置するようにしましょう。

手順⑦ 広告の入稿・設定

最後に広告の入稿と設定ですが、これは上述のInstagramのアカウントから広告を出稿する場合と基本的な流れは同じです。

違う点を上げるとすれば、より細かく設定ができるようになっております。

具体的にはキャンペーンの目標の種類が多くなっている点や入札戦略を選択することができます。

それから配信面もより細かく設定できたり、ターゲット設定もピクセルを活用したカスタムオーディエンスリストに配信が可能となります。

それらの詳細な設定を行い、広告を作成することで配信することができます。

 まとめ

今回の記事ではInstagram広告の始め方について解説しました。

大きく2つのやり方がありますので、メリット・デメリットを考慮し、ご自身の状況に合わせて配信方法を考えてください。

Instagramは日本でも利用者が多く、今後も活用されるSNSなのでこれを機にInstagram広告の利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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