YouTubeのインフィード動画広告とは?仕組みやメリット、運用ポイントを解説

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公開日:2024/06/25

更新日:2024/06/27

YouTubeをマーケティングのツールとしている企業も少なくありません。

しかし、自社でチャンネルを解説しても、すぐに登録者が増えたり再生数が回ったりしない場合もあります。

そこで、導入したいのがインフィード動画広告です。

本記事では、YouTubeのインフィード動画広告の概要や仕組み、メリット、運用ポイントなどを解説します。

YouTubeを活用したマーケティングを検討している際は、ぜひ参考にしてください。

YouTube「インフィード動画広告」とは?

YouTubeのインフィード動画広告とは、ユーザーが動画検索をしている際に表示できる広告です。

YouTubeホームや検索結果、動画視聴中におすすめ欄などで表示され、視聴者の関心を引きます。

入稿方法

インフィード動画広告を入稿する手順は、まず広告管理画面で新しい動画キャンペーンを作成します。

次にキャンペーン名や入札戦略、日別予算、地域や言語を設定し、広告グループを作成してください。

広告グループでは、広告のターゲットや表示場所を指定します。

最後に動画URLを選択し、インフィード動画広告を選んでください。

そして、広告の詳細を入力し、入札単価を設定してキャンペーンを作成するとインフィード動画広告の入稿が完了です。

インフィード動画広告の仕組み

YouTubeのインフィード動画広告は、YouTube動画やサムネイル画像、テキストから成り立っています。

ユーザーがこれらの広告をクリックすると、あらかじめ設定した再生ページかチャンネルのホームページで動画が再生されます。

また、ユーザーが広告をクリックした場合は、YouTube動画の視聴回数としてカウントされます。

つまり、広告を見たユーザーが動画を視聴したことになるのです。

参考:YouTube 広告と視聴に関する指標について

インフィード動画広告のメリット

インフィード動画広告は、クリック率の向上やコスト削減などのメリットがあります。

今回は3つのメリットに絞って解説していきます。

クリック率が高まる

インフィード動画広告は、ユーザーが再生中の動画に関連した広告を表示できるため、クリック率が高まります。

Googleの調査によると、インストリーム広告よりインフィード動画広告のほうが5倍も高いクリック率を示しました。

インフィード動画広告は、コンテキストに広告が表示されるため、視聴者が自然に広告に興味を持ち、クリックする可能性が高いのです。

そのため、インフィード動画広告は、視聴者の関心を引きつける効果的な広告手法といえます。

コスト削減につながる

インフィード動画広告は、クリックされなければ広告費が発生しないため、コスト削減につながります。

そのため、クリック課金型の広告は、バンパー広告などと比較して、効果的な広告費の管理が可能です。

チャンネル登録につながる

インフィード動画広告を通じて配信される動画は、自社のチャンネルから配信されます。

そのため、広告動画が魅力的であれば、チャンネル内の他の動画の視聴やチャンネル登録にもつなげられます。

Googleの報告では、インフィード動画広告を見たユーザーは、24時間以内に他の動画を視聴するケースが多いと報告しています。

ユーザーとの接点が増えるため、持続的な関係を保てるわけです。

インフィード動画広告の運用ポイント

インフィード動画広告を効果的に運用するためのポイントを解説します。

それぞれのポイントを1つずつ実践してみてください。

サムネイルにこだわる

動画広告では、サムネイル画像の工夫が大事です。

なぜなら、ユーザーが動画を選択する際に最初に目にするのがサムネイル画像だからです。

サムネイル画像は、その動画の内容を最もよく表すものにしましょう。

たとえば、筋力トレーニングの動画なら、実際にトレーニングをしている画像を使用し、それにふさわしい魅力的な文章やキャッチコピーを添えてみてください。

検索したユーザーにとって、クリックしたくなるような魅力的なクリエイティブを制作しましょう。

見出しと説明文の文字数に注意する

広告の見出しと説明文について、デバイスごとに表示される文字数に注意してください。

特にモバイルデバイスでは見出しの文字数が制限され、パソコンよりも短く表示されます。

そのため、重要な情報は冒頭に配置してください。

たとえば「今すぐ確認!」などのフレーズを見出しの先頭にもってきましょう。

ユーザーにとって魅力的な情報を端的に伝えることで、効果的な広告を制作できます。

視聴者をターゲティングする

YouTubeチャンネルとGoogle広告のアカウントを連携すると、視聴者の効果的なターゲティングが可能です。

たとえば、自社のYouTube動画を再生した視聴者に、新商品の動画コンテンツを配信できます。

さらに、広告を経由して特定の動画を視聴したユーザーやチャンネルを高く評価したユーザーなど、さまざまなオーディエンスリストの作成も可能です。

このような機能を使うと、興味を持つユーザーに的確にアプローチでき、効果的なリマーケティングを実現できます。

また、オーディエンスリストから特定のユーザーを除外して広告配信も可能です。

より適切なターゲティングを実現し、効果的な広告キャンペーンを展開できるでしょう。

インフィード動画広告の注意点

インフィード動画広告の注意点として、視聴されない点が挙げられます。

なぜなら、ユーザーからクリックされないと動画が再生されないからです。

よって、商材の認知を目的とする場合は、他の広告フォーマットが適します。

また、インフィード動画広告はサムネイル画像とテキストで視聴者に訴求する必要があります。

そのため、他の動画広告と比べて情報量が少なく、ユーザーにアピールするのが難しいでしょう。

これらの特性を理解し、適切な戦略立案が求められます

まとめ

インフィード動画広告は、検索結果やおすすめ欄などに表示されるため、チャンネル開設から間もない時期でも訴求効果が期待できます。

動画広告であることから、商品やサービスの訴求力も高められます。

ただし、ユーザーから広告クリックされなければ、視聴されないため、サムネイルの作りこみが必要です。

さまざまなクリエイティブを制作して、インフィード動画広告の効果を検証してみましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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