運用型広告とは?仕組みやメリット・デメリット、種類について解説

  • Web広告

公開日:2023/12/08

更新日:2023/12/08

インターネット広告は、近年ますます高度化・複雑化しています。

そのような中、広告主が自社の目標に合わせて、費用対効果の高い広告運用を実現するために注目されているのが、運用型広告です。

運用型広告は、掲載先やターゲット、入札額などを柔軟に設定できるため、費用対効果の高い広告運用を実現することができます。

この記事では、運用型広告の仕組みやメリット・デメリット、種類について詳しく解説します。

運用型広告とは

運用型広告とは、広告の掲載枠・入札額・ターゲット(オーディエンス)・クリエイティブ・コンテキストなどを変動させながら出稿する方式の広告を指します。

運用型広告は、アドテクノロジーを活用することでリアルタイムにユーザーの属性や行動を分析し、最適な広告を配信することができます。

そのため、目標達成に向けた効果的な広告運用が可能となります。

運用型広告の特徴は、以下の3つです。

  • リアルタイムで運用できる
  • ターゲティングが柔軟
  • 費用対効果の改善がしやすい

運用型広告の仕組み

運用型広告の仕組みは、大きく分けて以下の3つのステップで構成されます。

  1. 広告主が広告の掲載枠や入札額、ターゲットなどを設定する
  2. アドテクノロジーが、広告主の設定に基づいて、広告の掲載先や入札額を決定する
  3. 広告が掲載され、ユーザーが広告をクリックすると、広告主に費用が発生する

詳しく見ていきましょう。

1. 広告主が広告の掲載枠や入札額、ターゲットなどを設定する

広告主は、広告の掲載枠や入札額、ターゲットなどを、広告配信プラットフォームの管理画面で設定します。

掲載枠

掲載枠とは、広告が表示される場所のことです。

掲載枠は、検索結果画面・Webサイト・アプリ・ソーシャルメディアなどさまざまな場所に存在します。

広告主はターゲットとするユーザーに広告を効果的に届けるために、適切な掲載枠を設定する必要があります。

入札額

入札額とは、広告主が広告を掲載するために支払う費用のことです。

入札額は、広告の掲載順位に影響します。

自社の予算や競合他社の状況を踏まえて、適切な入札額を設定する必要があります。

ターゲット

ターゲットとは、広告を表示したいユーザーのことです。

広告主は、自社の商品やサービスを購入する可能性の高いユーザーをターゲットに設定することで、費用対効果の高い広告運用を実現することができます。

2. アドテクノロジーが、広告主の設定に基づいて、広告の掲載先や入札額を決定する

広告主が設定した掲載枠や入札額、ターゲットなどをもとに、アドテクノロジーが広告の掲載先や入札額を決定します。

アドテクノロジーは、ユーザーの属性情報や行動履歴などのデータを活用して、広告の掲載先や入札額を最適化します。

3. 広告が掲載され、ユーザーが広告をクリックすると、広告主に費用が発生する

費用の計算方法は、広告の種類によって異なりますが、主に下記のタイプがあります。

クリック課金制

ユーザーが広告をクリックしたときにのみ、広告主に費用が発生します。

インプレッション課金制

広告が表示された回数に応じて、広告主に費用が発生します。

コンバージョン課金制

広告をきっかけにコンバージョンが発生したときにのみ、広告主に費用が発生します。

視聴課金制

広告の再生時間が一定時間を超えたときにのみ、広告主に費用が発生します。

運用型広告のメリット・デメリット

続いて、運用型広告のメリット・デメリットを解説します。

メリット

運用型広告のメリットは、以下の3つです。

ターゲティングが柔軟

運用型広告では、キーワードや地域、年齢、性別など、さまざまな条件でターゲティングを設定できます。

そのため、自社の商品やサービスに興味・関心の高いユーザーに広告を届けることができます。

費用対効果の改善がしやすい

運用型広告では、広告の配信結果をリアルタイムで確認できます。

看板やチラシ、DMなどとは異なり、配信直後から効果を見ることが可能です。

効果の低い広告を停止したり効果の高い広告を強化したりすることで、費用対効果の改善を図ることができます。

運用の自由度が高い

運用型広告では、広告主が予算やターゲット、クリエイティブなどを自由に設定できます。

そのため、自社のニーズに合わせて広告を運用することができます。

デメリット

運用型広告のデメリットは、以下の2つです。

運用の専門知識が必要

運用型広告を効果的に運用するためには、広告運用の知識やマーケティングの知識が必要です。

運用型広告と一口に言っても多くの種類があり、それぞれ入稿方法や運用方法は異なります。

また、Web広告であるためトレンドの移り変わりなども早く、常に最新情報をキャッチする姿勢が求められます。

広告運用の専門知識がなかったり習得にかかる時間を割けなかったりする場合には、運用を代行してくれる広告代理店に依頼することも検討しましょう。

競争が激しい

運用型広告は今や多くの企業が活用しています。

そのため、競合他社との広告掲載枠の争奪戦が激しく、効果が出るまでに時間がかかる場合もあります。

運用型広告の種類

運用型広告には、主に以下の5つの種類があります。

検索連動型広告(リスティング広告)

検索エンジンでユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告を表示する広告です。

ディスプレイ広告

ウェブサイトやアプリの画面上に表示される広告です。

動画広告

動画コンテンツに挿入される広告です。

ソーシャルメディア広告

FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアに配信される広告です。

アプリ広告

アプリのダウンロードや利用を促す広告です。

まとめ

運用型広告は、ターゲティングが柔軟で費用対効果の改善がしやすいため、さまざまな目的で活用されています。

一方で、広告運用やWebマーケティングに関する専門知識が必要となるため、必要であれば広告代理店にお任せすることも1つの方法です。

自社のニーズや予算に合わせて、適切な運用型広告を活用しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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