リスティング広告の自動入札の種類とメリット、成功させるポイントについて解説

  • Web広告

公開日:2024/03/06

更新日:2024/04/24

リスティング広告の運用において、入札単価の設定は重要な課題です。

適切な単価設定は、広告効果の最大化とコストの最適化に貢献します。

しかし、手動での入札単価設定は、時間と労力を要するだけでなく、常に変化する市場環境に対応するには限界があります。

そこで活用したいのが、目標に応じて自動で入札単価を調整してくれる「自動入札」機能です。

今回は、代表的な自動入札戦略とその概要、自動入札のメリットとデメリット、成功させるためのポイントを分かりやすく解説します。

代表的な自動入札戦略とそれぞれの特徴

それぞれの特徴と適した広告運用目標について詳しくご紹介します。

クリック数の最大化

  • 概要

予算内でクリック数を最大化するために、自動的に入札単価を調整します。

  • 目標

サイトへの訪問者数を増加させたい場合

  • メリット

手間をかけずに、多くのユーザーに広告をリーチできる

サイトへのトラフィックを増加させ、認知度向上や新規顧客獲得に貢献

目標インプレッションシェア

  • 概要

検索結果画面における広告の表示順位(最上部、上部、または任意の場所)を目標として設定し、その目標達成に向けて入札単価を自動的に調整します。

  • 目標

広告の視認性を高め、ブランド認知度を向上させたい場合

  • メリット

潜在顧客への訴求機会を増加し、ブランド認知度向上に貢献

競合他社に対する優位性を確立

スマート自動入札戦略とそれぞれの特徴

スマート自動入札とは、Google広告が提供する高度な自動入札戦略です。

機械学習に基づいて、コンバージョン獲得を目的とした最適な入札単価を自動的に設定します。

拡張クリック単価(eCPC)

  • 概要

コンバージョン獲得の可能性が高いユーザーに対して、入札単価を引き上げることでコンバージョン率の向上を目指します。

  • 目標

コンバージョン数を最大化したい場合

  • メリット

コンバージョン獲得の可能性が高いユーザーに効率的に広告を配信

限られた予算内で、最大限の成果を追求

目標広告費用対効果(TROAS)

  • 概要

目標とする広告費用対効果(ROAS)を達成するために、入札単価を自動的に調整します。

  • 目標

費用対効果を重視しながら、コンバージョン数を獲得したい場合

  • メリット

予算内で最大限の利益を追求

目標達成に必要な投資効率を維持

コンバージョン数の最大化

  • 概要

予算内でコンバージョン数を最大化するために、入札単価を自動的に調整します。

  • 目標

とにかくコンバージョン数を増やしたい場合

  • メリット

手間をかけずに、コンバージョン数を最大化

短期間で成果を上げたい場合に有効

目標コンバージョン単価(TCPA)

  • 概要

目標とするコンバージョン単価でコンバージョンを獲得するために、入札単価を自動的に調整します。

  • 目標

一定の費用でコンバージョンを獲得したい場合

  • メリット

顧客獲得単価をコントロール

収益性を確保しながら、コンバージョン数を獲得

コンバージョン値の最大化

  • 概要

予算内でコンバージョン値を最大化するために、入札単価を自動的に調整します。

  • 目標

商品購入など、コンバージョン単価の高い案件に有効

  • メリット

収益を最大化

高単価商品やサービスの販売に有効

自動入札のメリット

自動入札の主なメリットは以下の3点です。

時間削減

キーワードごとの入札単価設定が不要になり、運用にかかる時間を大幅に削減できます。

コスト削減

機械学習による最適な入札単価設定により、無駄な広告費を抑制し、費用対効果の高い配信を実現します。

精度向上

ユーザー情報や過去のコンバージョンデータに基づいて入札単価を調整するため、より多くのコンバージョン獲得に繋げられます。

自動入札のデメリット

一方で自動入札にはデメリットもあります。

データ不足による精度低下

アカウントに十分なデータが蓄積されていない場合、自動入札の精度が低下する可能性があります。

コンバージョン数の影響

精度の高い入札単価設定には、過去のコンバージョン数が必要です。

目標設定やアカウント状況によっては、十分なデータが確保できない場合もあります。

自動入札を成功させるためのポイント

目標に合致した戦略を選択

上記のように、自動入札には様々な戦略があります。

それぞれの戦略の特徴を理解し、目的に合致したものを選択することで、より効果的な運用を実現できます。

データ分析を活用

コンバージョンデータやユーザーデータなどを分析することで、自動入札の精度を高めることができます。

季節性やイベントへの対応

セール時期など、コンバージョン率が大きく変動する時期には、手動で入札単価を調整したり、入札戦略を変更したりする必要があります。

運用状況の定期的な確認

自動入札は常に学習し、入札単価を調整しています。

定期的に配信状況を確認し、必要に応じて設定の見直しを行うことが重要です。

まとめ

自動入札は、リスティング広告運用の効率化と成果向上に欠かせないツールです。

それぞれの戦略の特徴を理解し、目的に合致したものを選択することで、より効果的な広告配信を実現できます。

リスティング広告の運用に不安を持つ方は、広告代理店にお任せするのも一つの方法です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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