Criteo(クリテオ)広告とは?仕組みや特徴、導入手順まで徹底解説

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公開日:2024/05/10

更新日:2026/07/09

Criteo(クリテオ)広告は、ユーザーごとに最適な広告を配信できる広告プラットフォームです。しかし、「Criteo広告とはどのような広告?」「Google広告やリターゲティング広告との違いは?」「自社でも導入できる?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Criteo広告の仕組みや特徴、メリット・注意点、ターゲティングや広告フォーマット、導入手順までわかりやすく解説します。Criteo広告の導入を検討している方や、広告運用で成果を高めたい方はぜひ参考にしてください。

Criteo広告とは

Criteo広告とは、ユーザーの興味・関心や行動履歴をもとに、一人ひとりに最適な広告を自動配信できる広告プラットフォームです。特に、商品情報を活用した「ダイナミック広告」を得意としており、ECサイトをはじめ、不動産や旅行など商品・サービス数の多い業種で広く活用されています。

Criteo広告の仕組み

Criteo広告では、サイトに設置したCriteoタグや商品データフィードを活用して、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴などの行動データを収集・分析します。そのデータをもとに、「誰に」「どの商品を」「どのようなクリエイティブで」表示するかをAIが自動で判断し、一人ひとりに最適化された広告を配信する仕組みです。これにより、ユーザーが「欲しい」と思える広告を自然なタイミングで届けられます。

他のリターゲティング広告との違い

一般的なリターゲティング広告は、「閲覧した商品をそのまま再表示する」仕組みが中心です。一方、Criteo広告は独自の広告配信ネットワークと豊富な購買データを活用した、高精度な広告配信を強みとしています。

閲覧した商品を再表示するだけでなく、ユーザーの興味・関心や購買可能性を踏まえて最適な商品を提案できるため、広告効果の向上が期待できます。

Criteo広告のメリット

Criteo広告は、AIによる自動最適化と豊富な購買データを活用することで、高い広告効果が期待できます。

高精度なターゲティングでコンバージョンにつながりやすい

Criteo広告の大きな特徴は、膨大な購買データとAIを活用した高精度なターゲティングです。ユーザーの閲覧履歴・購入履歴・検索行動などをもとに購買意欲を分析し、コンバージョンにつながる可能性が高いユーザーへ広告を配信できます。

そのため、広告の無駄打ちを抑えながら、購入や問い合わせにつながりやすいユーザーへ効率よくアプローチできる点がポイントです。

商品データをもとに広告を自動最適化できる

Criteo広告では、商品データをもとに、CriteoのAIがユーザーごとに最適な商品やクリエイティブを自動で組み合わせて配信します。価格変更や在庫状況なども広告へ反映できるため、常に最新の商品情報を掲載した広告を届けられます。

また、商品数の多いECサイトでも、一つひとつの広告を手作業で作成・更新する必要がなく、広告運用の工数削減にもつながります。

幅広い配信ネットワークへ広告を掲載できる

Criteo広告は、多数の提携メディアへ広告を配信できるため、幅広いユーザーへアプローチできます。オープンインターネット上でユーザーとつながるコマースメディア・プラットフォームを提供しており、多様なターゲット層への広告配信を実現しています。

主な配信先には、以下のようなメディアがあります。

  • LINEヤフー(LINEヤフー広告の提携配信面)
  • Googleディスプレイネットワーク(GDN)、Facebook、InstagramなどのSNS
  • Microsoft Advertising、楽天、食べログ、goo、MSN、はてなブックマークなど多岐にわたるメディア

さらに、ユーザーが利用するデバイスや配信先に応じて広告表示を最適化できるため、認知拡大だけでなく、商品の比較検討段階や購入直前のユーザーにも効率よくアプローチしやすくなります。

Criteo広告の注意点

Criteo広告は高い広告効果が期待できる一方で、導入や運用にあたって事前に理解しておきたいポイントもあります。ここでは、導入前に確認しておきたい代表的な注意点を紹介します。

データフィードやタグの設定が必要になる

Criteo広告を効果的に配信するには、商品データフィードを登録してCriteoへ連携し、あわせてCriteoタグをサイトへ設置する必要があります。

これらの設定が不十分だったり、データの更新が適切に行われていなかったりすると、広告配信の精度が低下し、本来の効果を十分に発揮できないおそれがあります。導入時は、データフィードやタグを正しく設定・運用できる体制を整えることが欠かせません。

なお、商品データフィードやCriteoタグの詳細は、後述の「Criteo広告で重要なデータフィード・計測タグ」で解説します。

商品数やサイト規模によっては導入しにくい

Criteo広告は、多くの商品を取り扱うECサイトや、一定以上のアクセス数があるサイトと相性のよい広告サービスです。

AIが学習を進めるためには、商品データやユーザーの行動データがある程度必要になります。そのため、商品数が少ないサイトやアクセス数・コンバージョン数が少ないサイトでは、十分な学習データを確保できず、期待した成果につながりにくい場合があります。

また、導入時にはデータフィードの作成やシステム設定なども必要になるため、運用体制や広告予算も含めて、自社に適しているかを事前に確認しておきましょう。

広告疲れ(フリークエンシー)への配慮が必要

Criteo広告では、興味・関心の高いユーザーへ繰り返し広告を配信できる一方で、同じ広告を何度も表示し続けると「広告疲れ(フリークエンシーの増加)」が起こる可能性があります。

広告疲れとは、ユーザーが同じ広告を繰り返し目にすることで広告への関心が薄れ、クリック率やコンバージョン率が低下してしまう状態のことです。場合によっては、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。

そのため、配信頻度を適切に管理するとともに、クリエイティブや訴求内容を定期的に見直すことが大切です。

Criteo広告のターゲティング

Criteo広告では、ユーザーの行動履歴や購買データをもとに、目的に応じたターゲティング配信ができます。代表的なターゲティング手法は「リターゲティング」「プロスペクティング」「カスタムターゲティング」の3種類です。それぞれ特徴や活用シーンが異なるため、目的に合わせて使い分けることがポイントとなります。

ターゲティング手法対象ユーザー主な目的特徴
リターゲティング過去にサイトを訪問したユーザーコンバージョン獲得・購入促進閲覧履歴やカート情報をもとに、購入見込みの高いユーザーへ広告を配信
プロスペクティング自社サイトを訪問していない新規ユーザー新規顧客の獲得AIが既存顧客と類似した興味・関心を持つユーザーを見つけ、新規顧客へ効率よくアプローチ
カスタムターゲティング顧客リストや特定条件に該当するユーザーセグメントごとの最適な訴求購入履歴や閲覧履歴、顧客データなどを活用し、ユーザーごとに最適な広告を配信

Criteo広告の広告フォーマット

Criteo広告では、配信目的や訴求内容に応じて複数の広告フォーマットを利用できます。商品情報を自動反映するダイナミック広告だけでなく、認知拡大や新規顧客獲得に適した広告フォーマットも用意されているため、マーケティングの目的に合わせた広告配信が可能です。

ダイナミック広告

ダイナミック広告は、Criteo広告を代表する広告フォーマットです。ユーザーごとに異なる商品を自動的に表示し、興味・関心に応じた訴求を行います。たとえば、Aさんにはスニーカー、Bさんにはバッグを表示するなど、一つの広告枠で複数パターンの配信が可能です。

下記はCriteo公式の配信事例の一部です。多彩なクリエイティブフォーマットを活用できることが分かります。

画像出典元:Criteo「広告ギャラリー」

Adaptive Ads(アダプティブ広告)

Adaptive Ads(アダプティブ広告)は、配信先の広告枠やデバイスに合わせて、広告サイズやレイアウトを自動で最適化する広告フォーマットです。

複数サイズのクリエイティブを個別に制作する必要がなく、さまざまな掲載面へ効率よく配信できます。また、CriteoのAIが広告の表示内容も最適化するため、運用負荷を抑えながら幅広いユーザーへリーチできる点が特徴です。

画像出典元:Criteo「アダプティブ」

Showcase Ads(ショーケース広告)

Showcase Ads(ショーケース広告)は、ブランドや商品カテゴリ全体を訴求したい場合に適した広告フォーマットです。

ユーザーが広告をクリックすると、複数の商品を一覧で表示できるため、単一商品だけでなく関連商品や人気商品もまとめて紹介できます。ブランド認知の向上やクロスセル・アップセル施策にも活用されています。

画像出典元:Criteo「ショーケース」

リッチメディア

リッチメディアは、アニメーションやインタラクティブな表現(ユーザーが広告内で操作できる仕掛け)を取り入れた広告フォーマットです。

静止画よりも訴求力が高く、ユーザーの興味を引きやすいことから、ブランド認知や商品・サービスへの関心を高めたい場合に適しています。ユーザーが広告内で操作できるクリエイティブもあり、より高いエンゲージメントが期待できます。

画像出典元:Criteo「リッチメディア 」

動画広告・静止画広告

Criteoでは、動画広告と静止画広告にも対応しています。

動画広告は、商品の魅力やブランドストーリーを視覚的に伝えやすく、認知拡大やブランディングに適しています。一方、静止画広告はシンプルなクリエイティブで商品やサービスをわかりやすく訴求できるため、幅広い配信面で活用されています。

広告の目的やターゲットに応じて、ダイナミック広告と組み合わせながら活用することで、より高い広告効果が期待できます。

画像出典元:Criteo「動画広告 」、「静止画」

Prompt Smart Ads(プロンプトスマート広告)

Prompt Smart Adsは、ChatGPT内に広告を配信できる、CriteoとOpenAIの提携による広告ソリューションです。

対話型のAIを通じて、会話の意図や文脈、流れに応じて広告クリエイティブと商品説明文を自動生成し、回答の最下部に表示します。ユーザー体験を損なわずに広告を配信できる点が特徴です。

広告運用の効率化とクリエイティブ品質の向上を両立できるため、制作リソースが限られている企業でも活用しやすい広告フォーマットといえます。

参考:Criteo「Criteo、OpenAI とのインテグレーションに関する最新のアップデートを発表」

Criteo広告で重要なデータフィード・計測タグ

Criteo広告で成果を出すためには、ターゲティングやクリエイティブだけでなく、「データフィード」と「Criteoタグ」を適切に設定することが欠かせません。どちらもAIによる広告の最適化を支える基盤となるため、設定内容によって広告効果が大きく左右されます。ここでは、それぞれの役割と設定時のポイントを解説します。

データフィードとは

データフィードとは、自社の商品情報をCriteoへ連携するためのデータファイルです。一般的には、以下のような情報を含みます。

  • 商品名
  • 商品画像
  • 商品URL
  • 商品価格
  • 在庫状況
  • 商品カテゴリ
  • 商品ID

Criteoは、このデータフィードをもとに広告クリエイティブを自動生成します。価格変更や在庫状況などもデータフィードを更新することで広告へ反映されるため、常に最新の商品情報を表示できます。

Criteoタグとは

Criteoタグとは、ユーザーのサイト行動を計測し、広告配信や成果計測に活用するためのタグです。閲覧ページや商品、カートへの追加、購入完了などのイベント計測に用います。

取得したデータをもとに、AIが広告配信を最適化します。たとえば、商品ページを閲覧したものの購入に至らなかったユーザーへ、その商品や関連商品を掲載した広告を配信する際にも、このタグが活用されています。

また、広告経由でどの程度コンバージョンにつながったかを計測する役割も担っているため、広告効果の分析や改善にも欠かせない仕組みです。

正しく設定するポイント

データフィードやCriteoタグは、設置するだけでは十分な効果を発揮できません。正しく運用するためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 商品情報を最新の状態に保つ
  • 必要なイベントを漏れなく計測する。
  • 定期的に動作を確認する

これらを確認し、広告の品質やユーザー体験を低下させないことが重要です。

Criteo広告の導入手順

Criteo広告を配信するには、事前準備や審査、設定作業が必要です。特に、商品データや計測タグの準備は広告成果にも影響するため、あらかじめ流れを把握しておきましょう。ここでは、導入前に確認しておきたい条件と、広告配信までの手順を紹介します。

導入前に確認すべき条件

Criteo広告の導入前に、サイト規模や広告予算などの条件を満たしているか確認しておきましょう。主な目安は以下のとおりです。

  • 直近30日間で4万人以上のユニークユーザー(UU)、または1日あたり約1,500UU以上
  • 最低出稿金額の目安は50万円以上(税抜)

なお、導入条件や最低出稿額は契約内容や配信内容によって異なる場合があります。最新の条件については、Criteoまたは広告代理店へ確認することをおすすめします。

導入手順

Criteo広告は、以下の流れで導入・配信を進めます。

  1. メニューから「新規キャンペーンの作成」を選択する
  2. 商品データフィードを設定する
  3. Criteoタグをサイトへ設置する
  4. 広告を作成する
  5. 「キャンペーン」にアクセスし、最終設定を確認する
  6. 広告の配信を開始する

参考:Criteo「クイックスタート統合ガイド」

Criteo広告が向いている企業・業種

Criteo広告が向いている企業として、最も代表的なのはECサイトを運営する企業です。アパレルや家電、雑貨、化粧品、食品など、多くの商品を取り扱うECサイトでは、品数が多いほどCriteo広告の強みを活かしやすく、コンバージョン率の向上が期待できます。

また、求人・不動産・旅行・自動車販売など、多数の案件やプランを取り扱う業種にも適しています。これらの業種では、ユーザーごとに興味・関心が異なるため、CriteoのAIが閲覧履歴や行動データを分析し、関連性の高い案件を自動で表示することで、問い合わせや申し込みにつながりやすくなります。

さらに、新規顧客の獲得と既存顧客への再アプローチを両立したい企業にもおすすめです。リターゲティングだけでなく、プロスペクティング機能を活用することで、既存顧客と類似した属性を持つ新規ユーザーへ広告を配信できます。

Criteo広告を代理店に依頼するメリット

Criteo広告で高い成果を得るためには、データフィードやタグの管理、配信設定、広告分析など継続的な運用が欠かせません。社内に十分なノウハウやリソースがない場合は、広告代理店へ依頼するのも有効な選択肢です。

専門知識・リソースの最適化

Criteo広告の運用実績が豊富な代理店へ依頼することで、専門知識を活かした効率的な広告運用が可能になります。

代理店であれば、これまでの運用ノウハウをもとに最適な配信設計や改善施策を提案してもらえるため、自社で試行錯誤するよりも早く成果につながる可能性があります。

また、日々の運用やレポート作成、改善施策の実施まで任せられるため、社内の担当者はマーケティング戦略の立案や他業務に集中しやすくなる点もメリットです。

他媒体との連携提案も受けられる

Criteo広告は単体でも効果を期待できますが、Google広告やMeta広告、Yahoo!広告などと組み合わせることで、より高い成果につながるケースも少なくありません。

広告代理店では複数媒体を横断して運用していることが多く、それぞれの媒体の役割を踏まえた広告戦略を提案してもらえます。たとえば、Google広告やMeta広告で新規顧客を獲得し、その後Criteo広告で再アプローチするといったクロスチャネル施策も実施できます。

LP・サイト改善まで一貫サポート可能

広告の成果を高めるには、広告配信だけでなく、遷移先となるLP(ランディングページ)やWebサイトの改善も大きなポイントとなります。

多くの広告代理店では、Criteo広告の運用だけでなく、LPの改善提案やWebサイトのUI・UX改善、コンバージョン率(CVR)の改善まで一貫してサポートしています。

広告運用だけでなくサイト全体を含めた改善提案を受けられることも、代理店へ依頼する大きなメリットです。

まとめ

ここまで、Criteo広告の仕組みや特徴、メリット・注意点、広告フォーマット、ターゲティング、導入手順などについて解説しました。

Criteo広告は、AIによる自動最適化と豊富な購買データを活用し、ユーザーごとに最適な広告を配信できる広告プラットフォームです。特に、ECサイトをはじめ、商品や案件を多数取り扱う企業では、高いコンバージョン率や広告運用の効率化が期待できます。

一方で、効果を最大限に引き出すためには、データフィードやCriteoタグを適切に設定・管理し、広告配信後も継続的に分析・改善を行うことが欠かせません。社内で対応が難しい場合は、広告代理店のサポートを活用することで、運用負荷を抑えながら成果につなげやすくなるでしょう。

Criteo広告の導入を検討している方は、本記事を参考に、自社の商材や目的に適した運用方法を検討し、広告成果の最大化に役立ててください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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