Criteo(クリテオ)広告とは?メリット・デメリット・種類、導入手順などの基礎知識をご紹介

  • Web広告

公開日:2024/05/10

更新日:2024/05/17

近年、Criteo(クリテオ)広告が効果的な広告配信手段として、Web広告運用者やWebマーケティング担当者の間で注目を集めています。

しかし、比較的新しい広告のため、詳細をご存じない方も多いでしょう。

そこで今回は、Criteo広告がどのようなものなのか、メリット・デメリット、種類、導入手順などをご紹介します。

Criteo広告とは

Criteo広告とは、ユーザーの関心や行動履歴に基づいてパーソナライズされたクリエイティブを自動で配信する「ダイナミック広告」が主要な広告サービスです。

高度な技術と大量の消費者行動データを活用して、「誰に」「何を(どの商品を)」「どのように(どんなクリエイティブで)」表示するかを適切に決定し、ユーザーごとに最適なバナーをダイナミックに表示します。

Criteo広告は、ユーザーの行動履歴に基づいて、適切なタイミングで最適化されたクリエイティブを動的に表示することで、サービスの利用や商品の購買などにつなげることが可能です。

Criteo広告のメリット・デメリット

Criteo広告を活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

また、利用時の注意点も気になるところです。

以下、両者について確認しておきましょう。

Criteo広告のメリット

Criteo広告のおもなメリットは、以下のとおりです。

高いリーチ率

Criteo広告は、日本のオンラインユーザーの92.6%にリーチできる広告配信サービスです。

広い層にリーチできるため、どのような業種やサービスでも利用しやすいでしょう。

高精度な広告エンジン

Criteo広告は最低限のキャンペーン設計でも一定の成果が出せるほど、広告エンジンの精度に定評があります。

予算が限られている場合でも、費用対効果を出しやすいので出稿しやすいのはメリットです。

多様な広告フォーマット

Criteo広告はさまざまな広告フォーマットに対応しており、ユーザーごとに最適な商品をデータフィードから選定し、広告配信できる点が特徴です。

ニッチな商材を扱う場合でも、ターゲットにマッチした形式の広告を配信できます。

Criteo広告のデメリット

Criteo広告を利用する際には、以下の点に注意しなくてはなりません。

それぞれの内容を解説します。

広告に対する質問ができない

Criteo広告は、担当者をつけられません。

したがって、自社で運用をする場合、エラーの修正や効果改善を自分たちで行う必要があります。

広告の運用に慣れていない場合は、事前に広告の仕組みを調べ、理解したうえで運用するのがおすすめです。

機械学習に時間がかかる

Criteoは膨大なデータを活用してコンバージョンに至る確率を高めるため、AIによる機械学習に時間がかかります。

ただし精度は高く、ユーザーごとに最適化された広告を表示できるため、効果的な広告配信が可能です。

タグの実装が難しい

Criteo広告を配信するためにはタグをサイトに設置する必要がありますが、ほぼすべてのページにタグを設置する手間がかかります。

タグの実装が難しい場合は、専門家のサポートを受けるか、慎重に設定を行いましょう。

Criteo広告のターゲティング・フォーマットの種類

Criteo広告のターゲティングには、おもに3つの種類があります。

以下で、それぞれを簡単に紹介します。

リターゲティング(Retargeting)

リターゲティングは、過去にWebサイトを訪れたユーザーを対象に、特定のメッセージや商品を再び広告として提示する手法です。

ユーザーがすでに関心を示した商品やブランドを再度目にすることで、その関心を再び引き出し、購買につなげられます。

また、過去のユーザーの行動に基づき、的確な広告を展開することも可能です。

プロスペクティング(Prospecting)

プロスペクティングは、新規の見込み客を対象として広告を配信する手法です。

Criteo広告の豊富なデータと高度なAIが新規ユーザーの行動を予測し、そのユーザーに最も適した商品やサービスを提供します。

これにより、広告主は広告の効果を最大化し、新規顧客を獲得することが可能です。

カスタム(Customizable)

カスタムは、対象となるユーザーを自由に選択できる機能です。

特定の属性や行動パターンを持つユーザーに対して、パーソナライズされたメッセージを提供できます。

広告主は、カスタムなターゲティングを活用して、特定のセグメントに対して最適な広告を配信できる点がメリットです。

Criteo広告の導入手順

Criteo広告を導入する場合、以下の手順を踏むことが一般的です。

順番に解説します。

1.申し込み

Criteo広告を利用するためには、まずCriteo社に契約を申し込む必要があります。

公式Webサイトから申し込みを行いましょう。

2.商品のデータフィードを準備

Criteo広告では、商品情報を「データフィード」と呼ばれるリスト形式で提供しなくてはなりません。

商品の詳細情報(価格、在庫状況、商品画像など)をデータフィードに整理して準備します。

3.ロゴデータをCriteo社へ提出

広告バナーに表示するロゴデータをCriteo社に提出します。

ロゴはブランドのアイデンティティを表す重要な要素なので、社内で検討したうえで適切なものを提出しましょう。

4.Criteoタグをサイトへ設置

Criteo広告を配信するためには、サイトにCriteoタグを設置することが必要です。

タグはユーザーの行動をトラッキングし、広告の配信に活用されます。

なお、タグの設置はWebサイトの管理者が行います。

5.タグ情報をAIが学習して広告配信開始

タグが設置されると、CriteoのAIがユーザーの行動を分析し、最適なタイミングで広告を配信してくれます。

AIの学習には少し時間がかかることもあるので、しばらく待つ必要があることを覚えておきましょう。

まとめ

Criteo広告は効果的な広告の1つですが、正しい知識を持ったうえで使用しないと大きな効果は期待できません。

そのため、専門の業者に相談することも一案です。

本記事の内容を参考に、ぜひ貴社のマーケティングにもご活用ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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