Gmail広告とは？おもなキャンペーンの種類や出稿方法を解説

近年、プライベートなメールとしてGmailを利用する方が増えています。

そのため、メールマーケティングを行ううえで、注力するポイントの1つだといえるでしょう。

そこで今回は、Gmail広告がどのようなものなのか、特徴やキャンペーンの種類、出稿方法などをご紹介します。

Web広告運用やWebマーケティングを担当する方は必見です。

Gmail広告とは

Gmail広告とは、Googleが提供するディスプレイ広告の一種で、Gmailユーザーの受信トレイに表示される広告です。

メールのような形式で表示される広告で、ユーザーがクリックすると展開し、さらに詳細な情報を提供します。

広告と明記されているため、通常のメールと区別することが可能です。

Gmail広告の特徴

Gmail広告のおもな特徴は、以下のとおりです。

・ターゲット指向：ユーザーの興味や行動に基づいてターゲティングが可能です。

・高いエンゲージメント：メール形式のため、ユーザーは自然な流れで広告を開く傾向があります。

・課金方式：ユーザーが広告をクリックして展開した時点で課金されます。

Gmail広告出稿時の注意点

Web広告運用者やWebマーケティング担当者にとって、Gmail広告はユーザーの興味やニーズに合わせた精密なターゲティングが可能であり、直接的なコミュニケーションチャネルを通じて潜在顧客にリーチする有効な手段です。

ただし2021年7月1日以降、新規のGmail広告キャンペーンの作成や既存のキャンペーンの編集はできなくなりました。

新規でGmail内に広告を配信したい場合は、ファインドキャンペーンを作成する必要があります。

Gmail広告におけるキャンペーンの種類

Gmail広告には、Google広告の中で特定のキャンペーンタイプが用意されています。

これらのキャンペーンは、広告主が自社の商品やサービスを効果的に宣伝するために使用されるもので、目的や戦略に応じて選択します。

ここでは、主要なキャンペーンタイプをご紹介します。

ファインドキャンペーン

Gmail内で画像とテキストを組み合わせた広告を配信できます。

ユーザーの興味やニーズに合わせた広告を表示することが可能です。

検索キャンペーン

Googleの検索結果に表示されるテキスト広告です。

ユーザーの検索キーワードと合致する広告が表示されます。

ディスプレイキャンペーン

Googleと提携するWebサイトやアプリに配信される広告です。

テキスト、画像、動画を含む広告を作成できます。

動画キャンペーン

YouTubeなどの動画プラットフォームに配信される広告です。

ブランドの認知拡大やアクセス数の向上が見込めます。

アプリキャンペーン

アプリのダウンロードを促進する広告です。

Google PlayやApp Storeでの表示を最適化します。

P-MAXキャンペーン (パフォーマンス最大化)

さまざまなGoogle広告枠に1つのキャンペーンで配信できます。

広告の最適化と効果測定が可能です。

スマートアシストキャンペーン

複雑な設定作業が不要で、Googleの広告枠へ自動で広告を配信します。

ショッピングキャンペーン

商品の画像や価格、在庫状況などを検索結果に表示させる広告です。

Gmail広告出稿方法

Gmail広告を出稿する場合は、以下の手順で実施します。

1.キャンペーンの作成：Google広告の管理画面からディスプレイキャンペーンを選択し、Gmail広告を設定します。

2.ターゲティングの設定：ユーザーの属性や興味・関心、購買意向などに基づいてターゲティングを行います。

3.広告の作成：広告アセットを使用して動的に作成する方法と、アップロードによって作成する方法があります。

Gmail広告の掲載箇所

Gmail広告は、Gmailのソーシャルやプロモーションタブ内に表示されます。

パソコンでは緑枠で「広告」と表示され、スマートフォンでは件名に「広告」と含まれる点が違いです。

Gmail広告のターゲティング方法

Gmail広告では、以下の方法でターゲティングを実施できます。

・オーディエンスキーワード：関連する語句に基づいてユーザーに広告を表示

・ユーザー属性：性別、年齢、子どもの有無など

・興味や関心：ユーザーの興味や関心に基づいたアフィニティカテゴリー

・購買意向：ユーザーが積極的に調べている情報や計画に基づく

・リマーケティング：過去の行動に基づいて広告を配信

まとめ

メールは現在でも、主要なコミュニケーションツールの1つです。

そのため、マーケティングを行ううえで外せない領域といえます。中でもGmailへの施策は重要であるため、Gmail広告を有効活用するべきでしょう。

まだGmail広告に取り組んでいない場合は、本記事の内容を参考に、ぜひマーケティングに導入してみてください。