スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の普及により、ウェブサイトやウェブページのモバイル対応はますます重要になっています。
SEOにおいても、モバイルフレンドリーに対応していないウェブサイトやウェブページは、検索順位が下がる可能性があります。
この記事では、モバイルフレンドリーとは何か、SEOにおける重要性、確認方法、対応方法、注意点などを解説します。
この記事の内容
モバイルフレンドリーとは
モバイルフレンドリーとは、Googleが2015年4月に実装したアルゴリズムです。
Googleは、モバイルフレンドリーに対応していないウェブサイトやウェブページの検索順位を下げるアルゴリズムを導入しました。
2015年4月の導入後、その後も継続的に改善されています。
モバイルフレンドリーに対応することで、「文字や画像が小さすぎて読みにくい」「タップしたつもりが隣の要素に触れてしまう」といった問題を解決し、ユーザーの利便性を向上させることができます。
SEOにおけるモバイルフレンドリーの重要性
ではなぜ、モバイルフレンドリーが重要となっているのでしょうか?
モバイルフレンドリーかどうかがランキングに影響する
前述の通り、Googleはモバイルフレンドリーに対応していないウェブサイトやウェブページの検索順位を下げるアルゴリズムを導入しています。
つまり、ウェブサイトがモバイルフレンドリーかどうかをランキング要素として使用しているということです。
言い換えると、モバイルフレンドリーではないサイトは評価が低くなり、検索順位が低下すると考えることができます。
モバイルフレンドリーのアルゴリズムが導入された背景としては、インターネットへのアクセスにスマートフォンが使用されるケースが増えてきたことが大きくあります。
モバイルフレンドリーアップデートの影響を受けると、Googleからの評価が低くなり、より多くのユーザーにウェブサイトやウェブページを訪れてもらえなくなる可能性があります。
そのため、モバイルフレンドリーへの対応はSEOにおいて重要なポイントなのです。
ユーザーエクスペリエンスを向上させる
モバイルフレンドリーに対応することで、ユーザーはスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で、ウェブサイトやウェブページを快適に閲覧することができます。
ユーザーエクスペリエンスが向上すると、ユーザーの滞在時間が長くなり、離脱率の低下などに繋がります。
また、ユーザーの満足度が高まり、リピーターやファンが増える可能性があります。
このように、モバイルフレンドリーは、SEOの評価を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためにも重要なポイントです。
また、Googleは2021年8月に「モバイルファーストインデックス」を導入しました。
モバイルファーストインデックスでは、モバイル版のウェブサイトやウェブページが、検索結果のランキングに反映されるようになりました。
モバイルファーストインデックスの導入により、モバイルフレンドリーへの対応はより一層重要度が増しています。
モバイルフレンドリーかどうかを確認するには
Googleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」を使用すると、ウェブサイトやウェブページがモバイルフレンドリーに対応しているかを簡単にチェックできます。
テストの結果が合格であれば、「このページはモバイルフレンドリーです」と表示され、モバイルで快適に使えると評価されている可能性が高いです。
テストの使い方は、以下のとおりです。
- Googleのモバイルフレンドリーテストのページにアクセスします。
- テストするページのURLを入力します。
- 「URLをテスト」をクリックします。
テストの結果は、数秒で表示されます。
モバイルフレンドリーへの対応方法
サイトをモバイルフレンドリーに対応させる方法は、大きく分けて以下の2つがあります。
レスポンシブデザインを採用する
レスポンシブデザインとは、画面サイズに合わせてレイアウトが自動調整されるデザイン手法です。
レスポンシブデザインを採用することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも、パソコンと同じウェブサイトやウェブページを快適に閲覧することができます。
Googleはこのレスポンシブデザインの実装を推奨しています。
レスポンシブデザインを採用するには、HTMLやCSSなどのWeb制作の知識が必要です。
また、既存のウェブサイトやウェブページをレスポンシブデザインに対応させる場合は、改修が必要になる場合もあります。
モバイル専用のウェブサイトやウェブページを用意する
モバイル専用のウェブサイトやウェブページとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末専用に設計されたウェブサイトやウェブページのことです。
モバイル専用のウェブサイトやウェブページを用意することで、モバイル端末でのユーザーエクスペリエンスを最大限に高めることができます。
モバイル専用のウェブサイトやウェブページを用意するには、HTMLやCSSなどのWeb制作の知識が必要です。
また、既存のウェブサイトやウェブページをモバイル専用に移行する際には、コンテンツの再構築が必要になる場合もあります。
どちらの方法を採用するかは、サイトの規模や予算、既存のサイトの構造などによって異なります。
モバイルフレンドリーに対応するときの注意点
具体的な対応方法としては、以下の点に注意しましょう。
文字や画像のサイズを適切にする
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末では、画面が小さくなるため、文字や画像のサイズが小さくなりすぎないように注意しましょう。
また、文字のフォントや色も、読みやすさを考慮して選びましょう。
タッチ操作がしやすいようにする
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末では、タッチ操作が主流です。
そのため、タッチ操作がしやすいようにボタンやリンクなどのサイズや配置に注意しましょう。
ページの読み込み速度を速くする
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末では、通信速度がパソコンよりも遅くなる場合があります。
そのため、ページの読み込みが速くなるように画像のサイズや圧縮などに注意しましょう。
これらの点に注意しながらモバイルフレンドリーに対応することで、SEOの評価を向上させ、より多くのユーザーにウェブサイトやウェブページを訪れてもらうことができます。
まとめ
SEOにおいては、モバイルフレンドリーに対応していないとデメリットの方が大きいことが分かりました。
モバイルフレンドリーに対応することで、検索順位の向上、ユーザーの利便性向上、離脱率の低下などのメリットが期待できます。
モバイルフレンドリーに対応する際には、画面サイズに合わせてレイアウトを調整し、文字や画像のサイズを適切にする、タッチ操作をしやすいようにする、ページの読み込み速度を速くするなどの点に注意しましょう。
「どのようにモバイルフレンドリーに対応すればいいか分からない」とお悩みの場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。
Heart Fullでは、現在のサイトの状況を分析して、最適な対策をご提案させていただきます。
今抱えているお悩みのご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。
Heart Fullへのご相談・お問い合わせはこちらから(Googleフォームへ飛びます)
リスティング広告チェックリストを無料配布中!
リスティング広告チェックリストをPDF形式で無料でダウンロードいただけます。広告代理店が教えるリスティング広告の基礎を使ってあなたのビジネスの集客アップにご活用ください。