TikTokのSpark Adsとは?特徴や設定方法、注意するべき点をご紹介!

  • SNS広告

公開日:2024/05/10

更新日:2024/05/16

TikTokで「Spark Ads」という名称の広告サービスが提供されていることをご存知でしょうか。

本記事では、広告運用担当者やWebマーケティング担当者に向けて、TikTokのSpark Adsがどのような広告配信サービスなのかを詳しく解説します。

設定方法や注意するべき点もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

TikTokのSpark Adsとは

Spark Adsとは、TikTokタイムライン上に流れる「インフィード広告」の枠に、広告主や第三者が投稿した動画を広告として配信できるサービスです。

なお、第三者がアップロードした動画を使用する場合は、クリエイターの許可を得なければなりません。

Spark Adsの特徴

以下の2種類のオーダータイプを選べることが、Spark Adsの特徴です。

  • オークションオーダータイプ
  • リーチ&フリークエンシーオーダータイプ

オークションオーダータイプは、

  • リーチ
  • 動画視聴数
  • コミュニティインタラクション
  • トラフィック
  • アプリインストール
  • コンバージョン
  • リード生成
  • ショップ購入(アルファ版)

といった多種多様な広告目的に対応しています。

他方、リーチ&フリークエンシーオーダータイプが対応している広告目的は、リーチ・トラフィック・動画視聴数の3つです。

Spark Adsを活用するメリット

以下、Spark Adsを活用するメリットを2つご紹介します。

リーチする対象をコントロールできる

通常の投稿(オーガニック動画)では、どのような層に動画を配信・表示するのかを制御することは困難です。

商品・サービスに興味・関心がある層にリーチできず、再生数が伸びないケースもあるでしょう。

しかし、Spark Adsでは、ターゲティング設定によって、リーチする対象やリーチ数をコントロールすることが可能です。

なお、Spark Ads以外の広告と比較して広告効果が向上することが判明しています(動画視聴完了率は+30%、エンゲージメント率は+142%)。

画面上にCTAボタンを表示できる

通常の動画の場合、CTA(Call to Action)ボタンを設置することは不可能です。

「プロフィールの情報」または「検索エンジンで検索した結果画面」を経由しなければ、自社のWebサイトなどにアクセスしてもらえません。

しかし、Spark Adsなら、動画にCTAボタンを表示・設置することが可能で、スムーズに視聴者を自社のWebサイトなどに誘導できます。

Spark Adsの設定方法

以下、Spark Adsの設定方法をご紹介します。

自社アカウントで投稿した動画を使用する場合

自社のTikTokアカウント(ビジネスアカウント)で投稿した動画を使用する場合は、広告マネージャーの「ユーザー設定」を押して設定画面に移動してください。

続いて、「個人情報」タブから「TikTokアカウントを連携する」を選択し、アカウントIDとパスワードを入力しましょう。

その後、広告マネージャーから「広告」タブを選択して「作成」を押し、必要情報を入力したら、「TikTokアカウントを使用してSpark Adsを配信」をONにしてください。

「所有アカウントを使用」から「アカウント連携」に進み、連携を完了させ、配信したい投稿を選択後に「確認」ボタンを押せば、広告の作成が完了します。

第三者が投稿した動画を使用する場合

まず、広告マネージャーから「広告」タブを選択し、「作成」をクリックしましょう。

次に、キャンペーンと広告セットの作成画面で必要情報を入力し、広告作成画面で「TikTokアカウントを使用して Spark Adsを配信」をONにしてください。

さらに、「他の承認済みアカウントまたは投稿動画を使用」を選択し、「+TikTok上の投稿動画を承認」をクリックしてください。

権限申請画面が表示され、動画のコード入力を求められます。

動画投稿者に発行してもらったコードを入力し、「確認」を押すと完了です。

Spark Adsの注意点

通常のTikTok広告(Diversion Ads)の場合、広告運用者が任意の広告文を編集・設定し、ランディングページに誘導できます。

他方、Spark Adsの場合、オーガニック投稿をそのまま使用するため、広告主が自由に編集・設定できません。

また、動画コンテンツの内容を変更することもできないので、事前に著作権の侵害の有無などをチェックしておきましょう。

なお、Diversion Adsでは、画面上のどの箇所からでもランディングページに遷移します。

しかし、Spark Adsでは、CTAボタンからのみ遷移することにご留意ください。

まとめ

Spark Adsでは、自社や第三者が投稿したオーガニック動画を使用して広告を配信できます。

本記事でご紹介した設定方法を参考にして、Spark Adsを活用してはいかがでしょうか。

なお、第三者が投稿した動画を使用する場合は、事前に許可を得ておきましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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