リスティング広告のキーワードマッチタイプとは?種類や特徴、使い分け方を解説

  • Web広告

公開日:2024/05/21

更新日:2024/05/21

リスティング広告を出稿する際には、キーワードマッチタイプに留意しなくてはなりません。

キーワードマッチタイプは、リスティング広告の目的や戦略によって、最適な種類のものを選択することが必要です。

しかし、はじめてリスティング広告に出稿する場合や、Webマーケティングの経験が浅い場合、キーワードマッチタイプに関する知見があまりない場合もあるでしょう。

そこで今回は、Web広告やWebマーケティングを担当する方のために、リスティング広告のキーワードマッチタイプの概要と種類・特徴、使い分け方を解説します。

リスティング広告のキーワードマッチタイプとは

リスティング広告のキーワードマッチタイプとは、広告が表示される検索クエリを制御するための設定です。

リスティング広告のマッチタイプの種類と特徴

リスティング広告のマッチ対応は、おもに以下の3種類です。

  • 完全一致
  • フレーズ一致
  • 部分一致

以下で、各マッチタイプの種類と特徴をご紹介します。

完全一致

完全一致のマッチタイプは、ユーザーが検索クエリとしてキーワードを完全に一致させた場合にのみ広告が表示されます。

このマッチタイプはもっとも制限的で、広告主が強い制御力を持つことが特徴です。

例えば、キーワードが「赤い靴」の場合、ユーザーが「赤い靴」と正確に検索した時にのみ広告が表示されます。

これは、広告主が特定の検索クエリに対してもっとも関連性の高い広告を表示したい場合に有効です。

フレーズ一致

フレーズ一致のマッチタイプでは、ユーザーの検索クエリがキーワードを含むフレーズである場合に広告が表示されます。

完全一致よりも広範囲の検索クエリに対応することが可能です。

例えば、キーワードが「赤い靴」の場合、「安い赤い靴を探している」や「赤い靴のサイズ」などの検索クエリに対して広告が表示されます。

これは、広告主が特定のキーワードを含む検索クエリに対して広告を表示したい場合に有効です。

部分一致

部分一致のマッチタイプは、ユーザーの検索クエリがキーワードに関連している場合に広告が表示されます。

これには同義語や関連する検索、その他の関連バリエーションが含まれます。

例えば、キーワードが「赤い靴」の場合、「ピンクのブーツ」や「赤いスニーカー」などの検索クエリに対しても広告が表示される可能性があります。

これは、広告主が広範囲の検索クエリに対応する広告を表示したい場合に有効です。

部分一致は、広告主がもっとも広範囲の検索クエリに対応でき、もっとも多くのトラフィックを獲得する可能性がある一方で、関連性が低い検索クエリに対しても広告が表示される可能性があるため注意しなくてはなりません。

リスティング広告のマッチタイプ使い分け方

リスティング広告のマッチタイプは、目的と予算によって使用する種類が異なります。

最適な結果を得るためには、以下のような目的を組み合わせて使用し、定期的にパフォーマンスを評価して必要に応じて調整することが重要です。

また、広告のテキストやランディングページの最適化も、コンバージョン率の向上に役立ちます。

以下で、それぞれの目的に対するマッチタイプの使い分け方を確認しておきましょう。

コンバージョン拡大が目的

コンバージョン拡大を目的にする場合は、すべてのマッチタイプを使うのがおすすめです。

広範囲のキーワードをカバーすることで、潜在的な顧客が使用する可能性のある多くの検索語句を取り込めます。

これにより、広告はより多くのユーザーに表示され、結果的にコンバージョン数の増加につながるでしょう。

ただし、このアプローチは広告の表示回数を増やすため、予算の管理に注意が必要です。

コンバージョン単価抑制が目的

コンバージョン単価抑制が目的の場合は、完全一致とフレーズ一致を使うのがおすすめです。

これらのマッチタイプは、特定のキーワードまたはフレーズに対してのみ広告を表示するため、広告の表示がコンバージョンに直接つながる可能性が高い検索語句に限定されます。

これにより、広告の効率が向上し、コンバージョン単価を抑制することが可能です。

ただし、これらのマッチタイプを使用すると、広告のリーチが狭まる可能性があるため、広告の表示回数やクリック数が減少する可能性があります。

まとめ

リスティング広告のキーワードマッチタイプとは、検索クエリを制御するための設定で、

完全一致とフレーズ一致、部分一致の3種類を使用することが一般的です。

リスティング広告のマッチタイプの種類や特徴を理解し、適切に活用することで、広告のパフォーマンスを最適化し、ROIを向上させることが可能です。

ビジネスやキャンペーンの目標に合わせて、最適なマッチタイプを選択しましょう。

また、定期的にパフォーマンスを確認し、必要に応じてマッチタイプを調整することも重要です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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