“Monthly Media Update” は、Web広告やSNSなど、各媒体の直近のアップデート情報や仕様変更をまとめてお届けする月刊シリーズです。2026年3月号 #2では、Instagramの運用TIPS情報をまとめてお送りします。
大きな仕様変更や新機能の情報は見られていませんが、アダム・モッセーリ氏によるアルゴリズム理解やインサイト活用に関する発信が多くありました。企業のSNS・Webマーケティング担当者が押さえておきたいポイントを解説します。
2026年3月時点のInstagram最新情報一覧
- 【運用TIPS】投稿をストーリーズにシェアする効果
- 【運用TIPS】クリエイター成長の3原則
- 【運用TIPS】ランキング指標の重要3要素
- 【運用TIPS】ストーリーズの役割と評価軸
- 【運用TIPS】Editsは分析表示を実験中
- 【その他】インサイトをPDFで共有可能
【運用TIPS】投稿をストーリーズにシェアする効果
※以下の「運用TIPS」は、アダム・モッセーリ氏がストーリーズで言及した内容をもとに整理しています。
自分の投稿やリールをストーリーズにシェアすることで、ストーリーズを見に来た人の中に元投稿を閲覧するユーザーが一定数生まれ、多少はリーチが広がる可能性があるとされています。
これまでもシェア機能自体は存在していましたが、改めてその効果に言及があった点がポイントです。ストーリーズ経由での再接触が生まれることで、投稿の見逃し防止や追加閲覧につながる可能性があります。
ただし「多少はリーチが広がる可能性がある」という表現にとどまっているため、補完的な導線として活用するのが現実的と考えられます。
【運用TIPS】クリエイター成長の3原則
クリエイターが成長するために意識すべきこととして、以下の3つのポイントが示されました。
- 実験すること
- データを見て改善すること
- 時代やフォロワーの変化に合わせて進化すること
1つ目は「実験すること」です。アルゴリズムは常に変化しているため、動画の長さや話し方、構成、ジャンル、投稿時間などを固定せず、小さな変化を積み重ねる姿勢が重要とされています。
2つ目は「データを見て改善すること」です。保存数、最後まで視聴された動画、コメント数、フォロワー増加につながった投稿などを確認し、伸びた投稿の共通点を分析することが推奨されています。
3つ目は「時代やフォロワーの変化に合わせて進化すること」です。過去に成果が出た投稿が今も通用するとは限らないという前提が示されています。
これは個人のクリエイターだけに言えることではなく、企業アカウント運用においても仮説検証を前提とした運用設計が重要と言えるでしょう。
【運用TIPS】ランキング指標の重要3要素
Instagramのランキングには、大きく分けて2種類があると説明されています。フォロワー向けの「コネクテッドリーチ」と、非フォロワー向けの「レコメンデーション(アンコネクテッドリーチ)」です。
この2つに共通して、最も重要なシグナルは以下の3つとされています。
- 動画を最後まで見てくれそうか(平均視聴時間)
- いいねをしてくれそうか(リーチに対するいいね数)
- 友達に送ってくれそうか(リーチに対するシェア数)
特に最も重要なのは視聴時間であるとされています。また、フォロワー向けでは「いいね」がやや重要で、非フォロワー向けでは「シェア」がやや重要と説明されています。
リールの伸長要因を分析する際は、これら3つの指標を軸に確認することで、差分の要因が見えやすくなる可能性があります。
【運用TIPS】ストーリーズの役割と評価軸
ストーリーズについては、拡散と関係構築の役割の違いが整理されています。
一般的に、より多くの人に届きやすいのはフィード投稿であり、ストーリーズは友人や身近な人との関係を深めるための機能(関係構築)として設計されていると説明されています。そのため、新規リーチを狙う施策は「フィード投稿」、既存フォロワーとの関係強化施策は「ストーリーズ」と、役割を分けて考える必要があると示唆されています。
ストーリーズの表示順位は、
- タップして閲覧するか
- いいねをするか
- メッセージや返信を送るか
といった行動の可能性が影響するとされています。
ストーリーズはフォロワーの中でも特に熱量が高いフォロワー向けの場所のため、たとえば舞台裏やオフショット、リアルな日常、コアファンが喜ぶ小ネタなどが適しているとされており、企業アカウントにおいても、ファン層のエンゲージメントを高める場としての活用が考えられます。
【運用TIPS】Editsは分析表示を実験中
「Edits」はInstagramが公式で提供するスマートフォン向けの動画編集アプリで、撮影から編集、リールやストーリーズへの直接投稿やパフォーマンス分析まで一括して行えるオールインワンツールです。スマホ1台で高品質な動画編集が可能で、Instagramとの連携機能が強い点が特長とされています。
このEditsでは、Instagramと基になっているインサイトデータは同じでありながら、コンテンツのパフォーマンスをよりわかりやすく把握できる表示方法の試行が進められていると説明されています。Editsでうまくいった分析表示の方法は、今後Instagram本体にも順次取り入れられる予定だと示唆されています。
分析UIや視覚化の改善は、成果の測定と改善サイクルの精度向上に寄与する可能性があります。インサイト画面の変化やEdits上でのパフォーマンス表示の進化にも、引き続き注目しておきたいところです。
【その他】インサイトをPDFで共有可能
統計データ(インサイト)の共有方法についても、アダム・モッセーリ氏のストーリーズにて新たな選択肢が示されました。
従来はスクリーンショットでの共有が一般的でしたが、”Edits”からPDF形式で送付できるようになったとされています。これにより、より公式で信頼性の高い形でデータを共有できるようになります。
さらに、許可をすれば広告主とかなり詳細なインサイトを確認できるとも言及されています。タイアップ施策や広告連携において、成果の透明性を高める手段として活用される可能性があります。
【関連情報】主要Web広告媒体の動向もあわせて確認
本記事では、Instagramの運用TIPSを中心に最新情報を整理しましたが、主要なWeb広告媒体およびSEO領域でも仕様変更やアップデートが行われています。
Web広告媒体の直近のアップデート情報については、関連記事「【2026年3月号】主要Web広告媒体アップデートまとめ|AI関連も!」にて整理していますので、あわせて参考にしてください。
今月のInstagramアップデートまとめ
直近の動きとしては、アダム・モッセーリ氏によるランキングの評価軸やデータ活用に関する情報発信が中心となりました。特に、視聴時間・いいね率・シェア率という具体的な指標が明示された点は、リール運用の分析視点として参考になりそうです。
また、ストーリーズの役割が「関係構築」にあると改めて整理されたことで、拡散施策とファン育成施策を意図的に分けて設計する重要性が高まっている可能性があります。
今後は、Editsで試されている分析表示の改善がInstagram本体に反映されるかどうかにも注目が集まりそうです。公式発信をもとに、改善を積み重ねる運用体制の構築がより求められていくと考えられます。
SNS運用については、実際の事例と共にご紹介している以下の記事もあわせて参考にしてください。
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