【2026年10月号】主要Web広告媒体アップデートまとめ|SEO関連も

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公開日:2026/10/01

更新日:2026/10/02

9月は、広告制作や検索語句とのマッチングにAIを取り入れる更新がLINEヤフー広告やGoogle広告で発表されました。LINE広告の配信終了スケジュールやPinterestの新しい広告枠、Google検索のスパムアップデートも公表されており、運用中の媒体と設定を確認しておきたい月です。

本記事では、2026年9月にかけて発表・実施された主要Web広告媒体などのアップデートを整理します。 

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主要アップデート&変更に対して「何を・どこまで対応すべきか」を、実務の手順とともにまとめました。
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【LINE広告】10月26日に配信と作成・編集機能を停止

LINE広告は、2026年10月26日から広告配信と新規作成・編集機能を停止する予定です。LINEヤフー広告への移行が案内されています。

同日以降はキャンペーンや広告グループ、広告の新規作成に加え、各種設定の編集や画像・動画の追加、再審査依頼もできなくなります。日本向けの広告ステータスは「未配信」に変更される予定です。

停止後も、一定期間は管理画面を読み取り専用で利用でき、レポートや請求履歴を確認できます。閲覧期間の終了日は未定で、配信停止日や内容が変更される可能性もあります。

参考:LINEヤフー for Business「【LINE広告】LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内」

【LINEヤフー広告】AIで広告画像や動画を作成する機能を提供

LINEヤフー広告のディスプレイ広告向け制作ツール「LINEヤフー Creative Lab」で、AIを活用した「Creative AI Lab Beta」が9月7日に提供開始されました。商品・サービスのURLなどのブランド情報と広告目的を入力すると、AIが広告戦略や広告用画像を提案してくれます。

提案された画像の作成・修正や追加画像の生成、サイズ変換は、チャット形式で確認しながら進められます。従来の制作ツールに、ブランド情報などをもとにしたAI提案と対話型の調整が加わった形です。

なお、画像生成には利用上限があり、上限に達した場合は翌日にリセットされるまで作成できないことがあります。

ます。閲覧期間の終了日は未定で、配信停止日や内容が変更される可能性もあります。

参考:LINEヤフー for Business「LINEヤフー Creative Lab、AIを活用した広告制作機能 「Creative AI Lab Beta」を提供開始」

【LINEヤフー広告】検索意図に応じて広告を配信する「検索クエリーマッチング」を開始

LINEヤフー広告の検索広告で、9月14日に「検索クエリーマッチング」の提供が始まりました。入稿キーワードとの関連性に加え、検索意図、レスポンシブ検索広告のアセット、ランディングページの内容などをもとに、関連性が高いと判断された検索クエリーへ広告を配信します。

設定はキャンペーンまたは広告グループ単位で行い、広告グループに設定する場合は上位のキャンペーンでも有効化が必要です。対象の検索クエリーは、検索クエリーレポートのマッチタイプ欄で「検索クエリーマッチング」と確認できます。

キーワードの追加・見直しの手間を抑えながら配信対象を広げる機能ですが、利用時はレポートで実際の検索語句を確認できます。

参考:LINEヤフー for Business「検索クエリーマッチングの提供開始について」

【LINEヤフー広告】ショッピング広告に自動入札戦略を追加

LINEヤフー広告の検索広告(ショッピング)では、9月16日から自動入札に以下3つの戦略が追加されました。

  • コンバージョン価値の最大化(β版)目標値設定なし
  • コンバージョン価値の最大化(β版)目標値設定あり
  • クリック数の最大化

コンバージョン価値を高める2つの戦略

「コンバージョン価値の最大化(目標値設定あり)」は、広告費用対効果の目標値を設定し、その目標を満たしながらコンバージョン価値の最大化を目指す戦略です。

一方、「目標値設定なし」は、キャンペーンで指定した1日の予算内でコンバージョン価値を最大化するよう入札価格を調整します。どちらもβ版として提供されています。

利用するには、コンバージョン測定の設定と、コンバージョン測定タグまたは計測タグの設置が必要です。また、コンバージョン設定で「1コンバージョンあたりの価値」を登録し、「自動入札への利用」を有効にします。利用開始前に、価値の設定と計測データが正しく扱われる状態かを確認しましょう。

クリック数を増やす戦略も追加

「クリック数の最大化」は、キャンペーンで指定した1日の予算内でクリック数が最大になるよう、入札価格を自動調整する戦略です。コンバージョン価値ではなく、クリック数を重視して入札したい場合に選択肢となります。

今回の追加により、ショッピング広告ではコンバージョン価値を重視する方法とクリック数を重視する方法を選べるようになりました。運用目的に応じて戦略を検討し、特にコンバージョン価値の最大化を選ぶ場合は、事前に必要な計測設定を整えておくことが大切です。

参考:LINEヤフー for Business「新しい入札戦略の提供開始と事前準備について」

【Google広告】AI Briefの日本語対応とAI Maxの新レポートを発表

AI Briefのクローズドベータ版が日本語に対応

Googleは9月23日、AI Maxのベータ版機能「AI Brief」に日本語など7言語を追加すると発表しました。AI Briefでは、自社の事業内容や顧客、広告で伝えたいメッセージを文章で入力し、AI Maxに広告作成や配信の指針を伝えられます。

AI Briefでは、主に以下の3つの観点からガイドラインを入力してAIをコントロールします。 

  1. Messaging Guidelines(メッセージング・ガイドライン)
    • 広告文に含めたい要素・絶対に含めたくない表現を指定
  2. Matching Guidelines(マッチング・ガイドライン)
    • 広告を表示させたい検索意図や、避けたい検索キーワードの方向性を指示
  3. Audience Guidelines(オーディエンス・ガイドライン)
    • ターゲット層の属性やペルソナに合わせて訴求内容を調整

また、入力した指示に基づいてAIが生成した広告プレビューや想定される検索語句のサンプルを事前に確認・調整できる機能も備わっています。

たとえば、「価格ではなくサポート体制を訴求したい」「法人向けサービスを探している人に届けたい」といった方針を入力することで、従来の設定項目だけでは伝えにくい訴求の優先順位やターゲット像を文章で補足し、広告の意図をAI Maxに伝える使い方が考えられます。

AI Maxの配信経路を確認できる新レポートを発表

あわせて、AIによる配信成果を確認する新しいレポート機能も発表されました。

広告の表示につながった検索語句、ユーザーが見たクリエイティブ、遷移先ページをひとつの画面で確認できる構成です。検索語句から広告、ランディングページまでの流れを追いやすくし、AI Max経由の配信内容を把握するための機能とされています。

提供時期などの詳細は、今後案内するとされています。

参考:Google Ads & Commerce Blog「We’re bringing AI Brief to more languages and adding a new AI Max reporting feature.」

【Google広告】YouTube広告に会話型AI機能を追加

Googleは2026年9月24日、Demand Gen(デマンドジェネレーション)キャンペーンに関する新機能を公式ブログで発表しました。

その一つが「Business Agent for YouTube Ads」です。商品フィードを連携した動画広告に会話型AIを組み合わせ、視聴者がYouTube広告の横で商品やブランドについて質問し、その場で回答を得られるようにします。動画の視聴画面から離れずに情報を確認できる点が特徴です。

公式ブログには利用申し込みフォームへのリンクが掲載されていますが、対象国や対応言語、利用条件は案内されていません。今後の提供範囲や利用条件は、Googleからの案内を確認する必要があります。

参考:Google Ads & Commerce Blog「Turn discovery into action with September’s Demand Gen Drop.」

【Pinterest広告】ビジュアル検索広告を発表

Pinterestは9月17日、新しい広告枠「Visual Search Ads(ビジュアル検索広告)」を発表しました。

Pinterest内の検索結果やピンの拡大表示画面に広告主の商品を目立つ形で表示し、キーワードとの関連性を踏まえて、ユーザーが検索・比較するタイミングに広告を届ける仕組みです。広告主は上位表示枠に入札でき、ユーザーを自社サイトへ誘導できます。

この広告枠は購入検討段階を対象とし、Pinterest Performance+にも対応します。対象となる広告主向けに、順次ベータ版を提供する予定とされています。

参考・画像出典元:Pinterest「Pinterest がVisual Search Ads(ビジュアル検索広告)を発表し、ビジュアル探索に新たなパフォーマンス広告を導入」

【Google検索】9月のスパムアップデートを開始

Googleは9月24日、「September 2026 spam update」の展開を開始しました。3月、6月、8月に続く実施で、2026年に入ってから4回目のスパムアップデートです。

Googleのポリシーに沿ってサイトを運営している場合、通常は大きな影響を受けません。一方、直近の傾向を踏まえると、次のようなケースはスパムアップデートの影響を受ける可能性があります。

  • 「大量生成されたコンテンツの不正使用(scaled content abuse)」に該当するケース
  • プログラムで大規模にページを生成しているケース
  • AI生成とプログラムによる生成を組み合わせ、大量のページを作成しているケース

アップデートの完了後にサイトへの影響が疑われる場合は、Googleのスパムポリシーを確認し、違反に該当する運用がないかを見直しましょう。順位や流入に変化があっても、すぐにアップデートが原因だと断定せず、展開状況と自社サイトの推移を照らし合わせて確認することが大切です。

【その他】BtoB発注担当者の66.4%が生成AIを情報収集に利用

BtoBサービスやツールの比較・選定の場面でも、生成AIが使われ始めています。

株式会社プロベルの「BtoBサービス・ツールの選定プロセスにおける生成AI活用の意識調査」によると、 BtoBサービスやツールの比較・選定に関わる担当者と決裁者149名を対象とした調査では、事前の情報収集や比較検討に生成AIを利用すると回答した人が66.4%でした。調査では、検索エンジンの利用が80.5%、比較サイトや紹介メディアが50.3%で、検索エンジンに次ぐ利用率となっています。

また、1年前と比べて生成AIやAI検索の活用が増えたと答えた人は91.2%、知名度の低い企業でも、AIの推奨理由や評価が十分であれば検討候補にすると答えた人は98.0%との結果も出ています。

調査対象や回答数に基づく結果ではありますが、BtoBの情報収集で生成AIが使われている実態を示すデータといえます。BtoB企業にとっては、検索エンジンだけでなく、生成AIに自社のサービスや強みを正しく理解され、比較・推奨の候補に挙げられるための情報発信もより重要になりそうです。

自社サイトの情報を分かりやすく整えるとともに、第三者による評価や比較情報がどのように公開されているかも確認し、AIOへの取り組みを検討するとよいでしょう。

参考:PRTIMES「【BtoB発注行動調査】66.4%がパートナー企業選びに生成AIを活用。ほぼ全員が「知名度が低くてもAI推奨なら検討候補に入れる」と回答」

まとめ

9月は、LINEヤフー広告でAIによるクリエイティブ制作や検索語句とのマッチング、自動入札の選択肢が拡充されました。Google広告ではAI Maxの入力支援・レポート機能や、YouTube動画広告内での会話型AIが発表され、Pinterestもビジュアル検索に対応した広告枠を予告しています。

一方、LINE広告は10月26日に配信と作成・編集機能を停止する予定です。利用中の広告アカウントでは、移行準備や計測設定の確認を進めるとともに、各機能の提供状況や条件を公式案内で確認しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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