【ディスプレイ広告】GDN・YDNの特徴やターゲティング手法、バナーサイズを一挙解説!

  • ディスプレイ広告

公開日:2024/02/14

更新日:2024/02/22

ディスプレイ広告は、検索連動広告とは異なり、ユーザーの検索キーワードに関係なく、さまざまなサイトやアプリに広告を配信できる手法です。

認知度向上、コンバージョン獲得など、幅広い目的に活用できます。

この記事では、ディスプレイ広告の基礎知識から、効果的な配信方法、GDNとYDAの違い、最適なバナーサイズ、自動入札の種類までを徹底解説します。

ディスプレイ広告の概要

ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告を指します。

バナーで表示されることが多いため、バナー広告とも呼ばれます。

国内のディスプレイ広告の2つの大きなネットワークとしては、

  • GDN(Googleディスプレイネットワーク)
  • YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)

があります。

課金方式

課金方式はクリック課金制です。

掲載の順位は、設定された上限クリック金額と、広告の品質スコアを元に設定される広告ランクによって決まります。

配信面

GDNは自社サービスがなく、主にYoutubeなどが掲載先となります。

また、掲載サイトでなくともGoogleアドセンスがあるサイトではGDNが配信されるため、サイトの大小にかかわらず幅広く掲載されるのが特徴です。

一方、YDNはYahoo!関連サービスに広告が配信されることが特徴です。

Yahoo!ニュースなど日常的にチェックしているサイトに広告を配信することが可能です。

ディスプレイ広告の特徴

潜在層にアプローチでき、商品の認知拡大ができる

ディスプレイ広告の最大のメリットは、潜在層にアプローチして商品やサービスの認知拡大ができることです。

まだ課題に気付いていない顧客や、悩みはあるけれどもまだ具体的な行動に移そうとしていない顧客に訴求して、ニーズを掘り起こすことが可能です。

画像や動画を使えるので目にとまりやすい

タイトルと広告文といった要素がテキストのみのリスティング広告に対して、画像や動画を使用できるため目にとまりやすいというメリットがあります。

また、ビジュアルで表現することで、商品やサービスの魅力をより具体的に伝えることが可能です。

リマーケティング(リターゲティング)が可能

リマーケティング(リターゲティング)とは、WEBサイトを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示する方法です。

一度WEBサイトに興味を持ち、他のWEBサイトを回遊して情報を探しているユーザーを追いかけてアプローチをすることで、購入や申し込みへと導くことができます。

関連記事「リマケ、リタゲと言われる追跡型広告の考え方」

クリック単価が安い

ディスプレイ広告はクリック単価が安いため、同じ予算でもリスティング広告に比べ、多くのユーザーをサイトに誘導できるメリットがあります。

GDN・YDAの違い

呼称説明
リマーケティング(GDN)コンバージョン未達成ユーザー(広告はクリックされたものの、購入に至らなかったユーザー)への広告配信
リターゲティング(YDA)
CV類似(GDN・YDA)類似ユーザー(過去のコンバージョンユーザーと類似する行動や属性を持つユーザー)への広告配信
リマーケティング類似(GDN・YDA)リマーケティングでターゲティングしているユーザーと類似するユーザーへの広告配信
カスタムインテント(GDN)購入意欲の高いユーザー(具体的な商品やサービスに関心を持つユーザー)への広告配信
サーチターゲティング(YDA)
購買意欲の高いユーザー(GDN)カテゴリ関心者・購入検討者(特定のカテゴリを積極的に調べているユーザーや購入を検討しているユーザー)への広告配信
オーディエンスカテゴリ(YDA)
プレースメント(GDN・YDA)キーワード、Webサイト、動画、アプリ、年齢、性別などの情報に基づきターゲットを決め広告配信(配信制限をかけることも可能)
キーワード(GDN・YDA)
トピック(GDN・YDA)
アフィニティカテゴリ(GDN)アフィニティグループ(自社の商品やサービスに強い関心を持つユーザー)への広告配信
インタレスト(YDA)
配信面
GDNライブドア・教えてgoo・食べログ・YouTube・pixivなど
YDAYahoo!関連のサービス・クックパッド・All About・毎日新聞など

【GDN】ターゲティングの種類

コンテンツターゲティング

キーワード⇒カスタムインテント

キーワードを設定することで、その言葉に関連するWEBサイトに広告を掲載することが可能。

トピック

特定のトピックに関する複数のページをまとめて、広告の掲載対象にすることが可能。

テキスト、言語、リンク構造、ページ構造などに基づいてGoogleが割り出したWEBサイトのメインテーマを元に、ターゲティングを行います。

プレースメント

ディスプレイ広告のネットワークに属するWEBサイトを具体的に特定して、ユーザーがそのWEBサイトを訪れた際に広告を配信する手法。

WEBサイト全体を指定するケースと、サイトの一部を指定するケースがあります。

オーディエンスターゲティング

ユーザーの特性や属性、また興味関心を絞って広告を配信する方法がオーディエンスターゲティング。

一度WEBサイトを訪れたユーザーを追跡して広告を表示するリマーケティングも、オーディエンスターゲティングのひとつです。

アフィニティカテゴリ

アフィニティカテゴリとは、Googleがユーザーの閲覧履歴などをもとに興味関心を分類したカテゴリです。

特定の分野に興味関心を持つユーザーに絞り込んで広告を表示することができます。

大カテゴリから小カテゴリまで、130を超えるアフィニティカテゴリから、ターゲットを設定が可能です。

ユーザー属性

ユーザーの地域、年齢、性別、使う端末の種類など、ユーザーの属性を絞ってターゲットを設定が可能。

【YDA】ターゲティングの種類

サイトリターゲティング

GDNのリマーケティングに当たる機能。一度WEBサイトを訪れたユーザーに対して広告を表示。

サーチターゲティング

ユーザーが使用する検索キーワードに応じて広告を表示。

性別・年齢・地域ターゲティング

性別、年齢、地域といったユーザーの属性を特定してターゲットを絞る方法。

デバイスターゲティング

ユーザーが使用するデバイスを絞り込んで広告を表示。

プレイスメントターゲティング

広告を配信したいWEBサイトを具体的に指定し、また、配信をしないWEBサイトを指定することが可能です。

ディスプレイ広告の配信形式とサイズ

ファイルサイズ:最大3MB

画像サイズについては以下表に記載しています。

媒体サイズGDNYDAFacebookInstagramTwitterLINE
デバイス共通PC/タブレットスマホ共通共通共通共通
従来バナー320×100
320×50
300×50
300×250
468×60
728×90
160×600
200×200
240×400
250×250
250×360
336×280
580×400
120×600
300×600
300×1050
600×600
930×180
970×90
970×250
980×120
レスポンシブ縦横比【1.91:1】1200×628
縦横比【1:1】1200×1200
縦横比【9:16】1080×1920
縦横比【4:5】960×1200

自動入札の種類

GDN

目標コンバージョン単価

コンバージョン単価の目標値(tCPA)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう、入札価格を自動的に調整します。

コンバージョン数の最大化

キャンペーンで指定した1日の予算の範囲内でコンバージョン数が最大になるよう、入札価格を自動的に調整します。

クリック数の最大化

キャンペーンで指定した1日の予算の範囲内でクリック数が最大になるよう、入札価格を自動的に調整します。

目標広告費用対効果

指定された目標となる広告費用対効果(ROAS)を基に、コンバージョンを最大化できるよう自動で入札単価を調整します。

視認範囲のインプレッション単価

クリックに対する課金ではなく、「視認範囲のインプレッション」に対して課金が行われるという自動入札です。

YDA

コンバージョン単価の目標値(tCPA)

コンバージョン単価の目標値(tCPA)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう、入札価格を自動的に調整します。

コンバージョン数の最大化

キャンペーンで指定した1日の予算の範囲内でコンバージョン数が最大になるよう、入札価格を自動的に調整します。

クリック数の最大化

キャンペーンで指定した1日の予算の範囲内でクリック数が最大になるよう、入札価格を自動的に調整します。

動画再生数の最大化

キャンペーンで指定した1日の予算の範囲内で動画再生数が最大になるよう、入札価格を自動的に調整します。

まとめ

ディスプレイ広告は、潜在顧客へのアプローチや、認知度向上、コンバージョン獲得などに有効な広告手法です。

GDNとYDAを使い分け、適切なターゲティングとクリエイティブ、入札戦略を組み合わせることで、広告効果を最大限に高めることができます。

本記事を参考に、ぜひディスプレイ広告を活用した効果的なマーケティング戦略を立案してください。

ディスプレイ広告の運用に不安を持つ方は、広告代理店にお任せするのも一つの方法です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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