【Google】レスポンシブディスプレイ広告とは?メリット・デメリット、設定方法などを徹底解説

  • ディスプレイ広告

公開日:2024/05/30

更新日:2024/05/30

「レスポンシブディスプレイ広告ってどんな広告?」

広告運用を始めたいけど、レスポンシブディスプレイ広告の仕組みを掴めずに迷っている方もいるかもしれません。

本記事では、レスポンシブディスプレイ広告の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、設定方法や運用のコツまで解説します。

レスポンシブディスプレイ広告について知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。

レスポンシブディスプレイ広告とは?

レスポンシブディスプレイ広告とは、掲載面のサイズに合わせて広告のサイズやレイアウトを自動で調整してくれる広告です。

1つの広告素材を用意するだけで、さまざまなサイズやフォーマットの掲載面に対応できるので、広告主は制作や運用の負担を軽減できます。

入稿規定

レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定は下表をご覧ください。

  • 画像(横長):600×314(1.91:1)以上 5120KB以下(15枚まで)
  • 画像(スクエア):300×300(1:1)以上 5120KB以下(15枚まで)
  • ロゴ(横長):512×128(4:1)以上 5120KB以下(最大5個、省略可能)
  • ロゴ(スクエア):128×128(1:1)以上 5120KB以下(最大5個、省略可能)
  • 広告見出し:全角15文字・半角30文字以内(最大5個)
  • 長い広告見出し:全角45文字・半角90文字以内(最大1個)
  • 説明文:全角45文字・半角90文字以内(最大5個、省略可能)
  • 会社名:全角15文字・半角30文字以内
  • 行動を促すフレーズ 自動or選択(省略可能)

上表のとおり、さまざまな入稿規定があるため、事前に確認しておきましょう。

レスポンシブディスプレイ広告のメリット

レスポンシブディスプレイ広告のメリットとして、3つの内容を解説します。

インプレッション数やクリック率を高められる

レスポンシブディスプレイ広告は、レイアウトが自動調整されるため、スマホやタブレットなどさまざまな端末でも違和感なく広告を表示できます。

配信の対象となるメディアが大幅に広がり、インプレッション数やクリック率を高めることが可能です。

インプレッション数やクリック率が高まれば、サイトへの誘導効果が高まり、結果としてコンバージョン数の向上にもつながるでしょう。

特にリマーケティング広告はインプレッション数が限られる傾向にあるため、レスポンシブディスプレイ広告を活用することで、ターゲット層への訴求力を高められます。

ネイティブ広告にも配信できる

レスポンシブディスプレイ広告は、ネイティブ広告にも配信可能です。

ネイティブ広告は、記事中や記事周辺に設置された広告ですが、通常のバナー広告ほど「広告っぽさ」がありません。

レスポンシブディスプレイ広告なら、自動最適化でネイティブ広告枠にも自然な形で配信できます。

レスポンシブディスプレイ広告のデメリット

レスポンシブディスプレイ広告には、いくつかデメリットもあります。

主なデメリットを2点に絞って解説しますので、対策を検討しましょう。

テキスト広告も用意する必要がある

レスポンシブディスプレイ広告では、掲載面のサイズに合わせて画像が省略され、テキストのみで表示されるケースがあります。

そのため、テキストだけでも商品やサービスの魅力が伝わる素材を用意する必要があります。

通常、画像とテキストの組み合わせで訴求力を高める手法を使いがちですが、画像なしの状態を想定してテキストのみでも訴求力を高められるように準備することがポイントです。

掲載面の条件に左右されず、テキストのみでもターゲットにアプローチできるように、魅力的なコピーを検討しましょう。

形式ごとのデータを抽出できない

レスポンシブディスプレイ広告は、掲載された広告の全体の実績データを確認できます。

ただし「テキストのみ」や「画像のみ」といった表示形式ごとの内訳は把握できず、分析する際は全体のデータを参考にしなければなりません。

したがって、広告の改善点を検討する際も、全体の動向を踏まえて判断することが大切です。

レスポンシブディスプレイ広告の設定方法

GDNのレスポンシブディスプレイ広告は、以下の手順で作成します。

  1. 管理画面から「広告と広告表示オプション」で新規作成を選択
  2. リンク先のURLと会社名を入力
  3. 2枚以上の画像と短い見出し30字以内、長い見出し90字以内、説明文90字以内を作成(動画の追加は任意)
  4. 「保存」ボタンをクリック

レスポンシブディスプレイ広告の運用のコツ

レスポンシブディスプレイ広告を効果的に運用するために、2つのコツを解説します。

テストと検証を繰り返す

レスポンシブディスプレイ広告の効果を高めるために、PDCAを積極的に回しましょう。

制作面では画像を無料サイトなどから簡単に用意でき、テキストの変更だけで新しい素材を作れます。

凝ったバナー制作よりも、テストと検証に時間を割いて検証と改善を繰り返しましょう。

自社の商品やサービスに合ったコピーを試行錯誤しながらブラッシュアップしていき、効果的な運用パターンを特定していくことが大切です。

広告とランディングページに統一感を持たせる

レスポンシブディスプレイ広告に限らず、広告配信では広告内容とランディングページの統一感が大事です。

特にテキストの内容とランディングページの初見が結びついているかを意識してください。

ユーザーは広告をクリックした先のページで、当初期待した内容とのギャップを感じると離脱してしまいます。

そのため、テキストとランディングページの整合性は特に意識する必要があります。

ユーザーが安心して興味関心を持ってくれるよう、ストーリー性のある誘導を心がけましょう。

まとめ

レスポンシブディスプレイ広告は、1つの素材でさまざまな掲載面に対応できる便利な広告です。

運用面での制作負担も少なく、配信の対象範囲を大幅に広げられます。

一方で、テキストのみの表示もあるためテキストの訴求力が必要となります。

メリットとデメリットを踏まえつつ、テストを繰り返しながら自社に合った運用を確立しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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