ローカルパックとは?仕組み・表示順位・MEO対策のポイントを分かりやすく解説

  • マーケティング

公開日:2024/06/27

更新日:2026/07/22

ローカルパックとは、Google検索で地域に関連するキーワードを検索した際に、地図とともに表示される店舗情報のことです。とはいえ、「ローカルパックとは何?」「どうすれば表示される?」「MEO対策との違いや順位を上げる方法を知りたい」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ローカルパックの仕組みや種類、掲載順位が決まる要素、掲載されるメリット、上位表示を目指すためのMEO対策まで分かりやすく解説します。ローカル検索からの集客を強化したい店舗・企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

ローカルパックとは

地域で店舗やサービスを探しているユーザーにとって、ローカルパックは来店先を選ぶ際の重要な情報源です。ここでは、ローカルパックの概要や表示される条件について解説します。

ローカルパックの概要

ローカルパックとは、Googleで地域性を持ったキーワード(例えば「渋谷 カフェ」など)で検索した際に、検索結果の上部に表示されるGoogleビジネスプロフィールの一覧です。店舗名や評価、口コミ件数、営業時間、住所などが地図とともに表示され、ユーザーは検索結果からそのまま店舗情報を確認できます。

ローカルパックに掲載されると、検索ユーザーの目に留まりやすくなり、認知度の向上や来店数の増加が期待できます。特に来店意欲の高いユーザーへアプローチできるため、飲食店や美容院、クリニック、小売店など地域密着型のビジネスにとって欠かせない集客施策の一つです。

ローカルパックが表示される条件

ローカルパックは、すべての検索キーワードで表示されるわけではありません。Googleが「地域に関連する情報を求めている」と判断した検索に対して表示されます。

地域名を含む検索だけでなく、「近くのコンビニ」「近くの歯医者」といった現在地をもとに店舗を探す検索でも表示されることがあります。

そのため、Googleビジネスプロフィールの情報を適切に設定し、口コミや店舗情報を充実させるなどの対策を継続することが、ローカルパックへの掲載や上位表示につながります。

ローカルパックの種類

ローカルパックは、検索キーワードや業種、デバイスなどによって表示形式が異なります。それぞれ表示される情報や特徴が異なるため、違いを理解しておくことで、自社のMEO対策にも役立ちます。ここでは代表的な4種類のローカルパックを紹介します。

通常のローカルパック

通常のローカルパックは最も一般的な表示形式で、Google検索結果の上部に地図とともに表示されます。

「渋谷 病院」など、地域名と業種を組み合わせた検索で表示されることが多く、ユーザーが店舗を比較しやすい形式です。

表示される情報には、店舗名、住所、業種、営業時間、口コミ件数と評価、電話番号、ウェブサイトへのリンク、経路案内などがあります。検索結果からそのまま電話や経路検索ができるため、来店につながりやすい点が特徴です。

ローカルスナックパック

ローカルスナックパックは、飲食店やカフェ、美容院、レジャー施設など写真が重要な業種で表示されることが多い形式です。

通常のローカルパックと比べて店舗写真が大きく表示されるため、店内の雰囲気や商品の魅力を視覚的に伝えられます。写真の印象がクリック率や来店意欲に影響することも少なくありません。

表示される情報は、店舗名、住所、業種、営業時間、口コミ件数と評価などです。電話番号やウェブサイトへのリンクは一覧画面には表示されず、店舗を選択すると詳細情報を確認できます。

ローカルABCパック

ローカルABCパックは、コンビニや銀行、ガソリンスタンドなど、ブランド名や業種名で検索した際に表示されることがある形式です。

検索結果には店舗が「A」「B」「C」とアルファベット付きで表示されることが特徴で、ユーザーが地図上の位置と店舗情報を照らし合わせながら比較できます。

通常のローカルパックとは異なり、口コミ評価や口コミ件数が表示されないケースもあります。表示される情報は、店舗名、住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトへのリンクなどが中心です。

ローカルファインダー

ローカルファインダーは、ローカルパックの下部にある「すべて表示」や「さらに表示」をクリックした際に開く店舗一覧ページです。

通常のローカルパックでは多くの場合3店舗が表示されますが、ローカルファインダーではより多くの店舗を確認できます。検索条件や地図を操作しながら店舗を比較できるため、ユーザーが詳細に情報収集を行う際によく利用されます。

ローカルファインダーでも、店舗名や住所、営業時間、口コミ評価、写真、ウェブサイトなどを確認できるほか、検索条件を変更して絞り込みも可能です。そのため、ローカルパックだけでなく、ローカルファインダーで上位に表示されることも集客に直結するポイントといえるでしょう。

ローカルパックのメリット

ローカルパックは、広告費をかけずに店舗情報を目立たせられるだけでなく、来店につながりやすいユーザーへ効率的にアプローチできる点も大きな魅力です。ここでは、ローカルパックに掲載される主なメリットを紹介します。

無料で掲載できる

ローカルパックは、Googleビジネスプロフィールを活用することで無料での掲載を目指せます。

Googleビジネスプロフィールの登録や情報の充実、口コミ管理などのMEO対策を継続しても、クリック課金型のリスティング広告(クリックごとに料金が発生する検索連動型広告)のような費用は発生しません。

継続的な運用は必要ですが、広告費をかけずに検索結果の目立つ位置へ表示されるチャンスがあるため、費用対効果の高い集客施策といえるでしょう。

来店意欲の高いユーザーへアプローチできる

ローカルパックは、地域名や現在地をもとに検索したユーザーへ表示されます。店舗やサービスを利用する目的が明確なケースが多く、来店や問い合わせにつながりやすいことが特徴です。

また、検索結果には営業時間や口コミ評価、電話番号、経路案内なども表示されるため、ユーザーは必要な情報をすぐに確認できます。その場で電話やルート検索ができることから、スムーズな来店を促せる点も大きなメリットです。

オーガニック検索より目立つ

ローカルパックは、通常のオーガニック検索結果(広告枠を除く自然検索結果)よりも上部に表示されることが多く、ユーザーの目に留まりやすい位置に掲載されます。

地図や店舗写真、口コミ評価、営業時間などの情報が一覧で表示されるため、テキスト中心のオーガニック検索結果よりも視認性が高く、クリックされる可能性が高まります。

さらに、複数の店舗情報を比較しながら検討できるため、口コミ評価や写真が充実している店舗ほど競合との差別化を図りやすくなります。Googleビジネスプロフィールを運用して情報を充実させれば、認知拡大や来店促進の効果が期待できます。

ローカルパックの掲載順位が決まる仕組み

ローカルパックの掲載順位は、Googleが独自のアルゴリズムによって決定しています。Googleは公式に「関連性」「距離」「知名度」の3つを主要なランキング要因として公表しており、これらを総合的に評価して表示順位を決めています。それぞれの要素を理解し、適切に対策することがローカルパックでの上位表示につながります。

関連性

関連性とは、ユーザーが検索したキーワードとGoogleビジネスプロフィールの情報がどれだけ一致しているかを示す評価項目です。

例えば、ビジネスカテゴリや店舗名、サービス内容、商品情報などが検索内容と一致している店舗ほど、関連性が高いと判断されやすくなります。

関連性を高めるには、ビジネスカテゴリを適切に設定することに加え、サービス内容や取扱商品、営業時間などの情報を正確かつ充実させることが欠かせません。また、ユーザーが検索しそうな地域名やサービス名を自然に盛り込むと、検索意図との一致度を高められます。

距離

距離とは、ユーザーの現在地、または検索時に指定した地域と店舗との距離を指します。

Googleは検索ユーザーの利便性を重視し、検索地点に近い店舗を優先する傾向があります。そのため、地域性のある検索では、店舗の所在地が掲載順位に大きく影響します。

ただし、距離だけで順位が決まるわけではありません。検索地点から多少離れていても、関連性や知名度が高い店舗であれば、上位に表示されるケースもあります。

知名度

知名度とは、店舗や企業がオンライン・オフラインを問わず、どれだけ広く認知されているかを評価する要素です。

Googleビジネスプロフィールの口コミ件数や評価、レビュー内容はもちろん、Webサイトの評価や被リンク、各種ポータルサイトでの掲載情報なども知名度の判断材料になります。

知名度を高めるには、質の高い口コミを継続的に集めるとともに、口コミへ丁寧に返信することも大切です。また、店舗情報を最新の状態に保ち、地域メディアや業界サイトなどで紹介される機会を増やすことも、Googleからの評価向上につながります。

ローカルパックに表示させるための7つのポイント

ローカルパックで上位表示を目指すには、Googleビジネスプロフィールを登録するだけでは不十分です。プロフィール情報の充実や口コミ管理、Web上の店舗情報の整備など、複数の施策を継続的に行う必要があります。

Googleビジネスプロフィールを最適化する

Googleビジネスプロフィールは、ローカルパックに表示されるための基盤となる情報です。店舗の第一印象にもつながるため、正確かつ最新の情報を掲載しましょう。

ビジネス名、住所、電話番号、営業時間、WebサイトのURL、カテゴリ、サービス内容などは漏れなく設定し、写真も充実させることがポイントです。情報が不足していると、Googleからの評価だけでなく、ユーザーの信頼獲得にも影響する可能性があります。

ローカルキーワードを最適化する

ユーザーが実際に検索するキーワードを意識して、GoogleビジネスプロフィールやWebサイトの内容を最適化しましょう。

例えば、「渋谷 美容室」「横浜 整体」のように、地域名とサービス名を組み合わせたローカルキーワードは効果的です。プロフィールの説明文や投稿内容、Webサイト内で自然に活用することで、検索意図との関連性を高められます。

ただし、キーワードを不自然に詰め込むと逆効果になるため、あくまでユーザーにとって読みやすい文章を心掛けましょう。

口コミを集めて返信する

口コミは、ローカルパックの順位だけでなく、ユーザーの来店判断にも大きく影響します。

商品やサービスを利用した顧客へ口コミ投稿を依頼し、継続的に評価を集めることが大切です。また、高評価だけでなく低評価の口コミにも丁寧に返信することで、誠実な店舗であることをアピールできます。

口コミへの返信はユーザーとの信頼関係を築くだけでなく、Googleビジネスプロフィールの活発な運用にもつながります。

写真を充実させる

店舗や商品、スタッフ、店内の様子などの写真を充実させることで、ユーザーに店舗の雰囲気を伝えやすくなります。

特に飲食店や美容室、ホテルなど、写真が来店の判断材料となる業種では効果的な施策です。定期的に新しい写真を追加することで、店舗情報が更新されていることもユーザーへ伝えられます。

画質の良い写真を掲載し、実際の店舗の魅力が伝わる内容を意識しましょう。

情報を定期的に更新する

営業時間や定休日、サービス内容などは、常に最新の状態へ更新することが欠かせません。

情報が古いままだと、ユーザーの利便性を損なうだけでなく、店舗への信頼低下にもつながる可能性があります。

また、投稿を活用してキャンペーンや新商品、イベント情報などを発信することで、プロフィールの鮮度を保ち、ユーザーとの接点を増やせます。

NAP情報を統一する

NAP情報とは、「店舗名(Name)」「住所(Address)」「電話番号(Phone Number)」の頭文字をとったもので、店舗や企業の基本情報を指します。

Googleビジネスプロフィールと自社サイト、SNS、ポータルサイトなどに掲載しているNAP情報が一致していると、Googleは同一店舗の情報として認識しやすくなります。

一方で、表記ゆれや古い住所・電話番号が残っていると、検索エンジンが正しく評価できない場合があります。略称や全角・半角なども含め、掲載先ごとに統一することを心掛けましょう。

サイテーションを強化する

サイテーションとは、Web上で店舗名や住所、電話番号などの情報が紹介・言及されることを指します。

地域情報サイトや業種別ポータルサイト、SNSなどで店舗情報が多く掲載されると、Googleから店舗の認知度が高いと判断される可能性があります。

まずは、自社サイトとGoogleビジネスプロフィールの情報を統一したうえで、地域ポータルサイトや業界サイトへ掲載するなど、信頼できる媒体でサイテーションを増やしていきましょう。

ローカルパックが表示されない原因

Googleビジネスプロフィールを登録していても、必ずローカルパックへ表示されるわけではありません。掲載順位はGoogleが複数の要素を総合的に評価して決定しているため、情報不足や競合との差などが原因で表示されないことがあります。

Googleビジネスプロフィールの情報が不足している

Googleビジネスプロフィールの情報が十分に登録・更新されていない場合、ローカルパックへ表示されにくくなることがあります。

店舗名や住所、電話番号、営業時間といった基本情報だけでなく、ビジネスカテゴリやサービス内容、WebサイトのURL、写真なども重要な評価対象です。これらの情報が不足していたり、古い内容のまま放置されていたりすると、Googleはユーザーにとって有益な店舗情報ではないと判断する可能性があります。

Googleビジネスプロフィールは定期的に見直し、常に最新の状態を維持しましょう。

関連性・距離・知名度の評価が十分ではない

検索キーワードと店舗情報の関連性が低い場合や、検索地点から離れている場合は、表示されにくくなることがあります。また、口コミ件数や評価、Web上での認知度が競合店舗より低い場合も、順位が伸びにくくなる要因です。

距離は変更できない要素ですが、関連性や知名度は改善できます。ビジネスプロフィールの内容を充実させたり、口コミを増やしたりすることで、Googleからの評価向上が期待できます。

MEO対策が競合より不足している

MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップやローカルパックで上位表示を目指すための施策です。

ローカルパックは、自店舗だけでなく競合店舗との比較によっても掲載順位が決まります。競合店舗がGoogleビジネスプロフィールを積極的に運用し、多くの口コミや写真を集めている場合、自店舗の情報が十分でなければ順位で不利になる可能性があります。

また、投稿を継続的に行っている店舗や、NAP情報が統一されている店舗、地域メディアやポータルサイトで多く紹介されている店舗は、Googleから高く評価されやすい傾向があります。

ローカルパックの順位を確認する方法

ローカルパックで上位表示を目指すには、現在の掲載順位を定期的に確認し、改善を繰り返すことが不可欠です。ただし、ローカル検索は検索場所やユーザーの位置情報によって表示順位が変わるため、確認方法にも注意が必要です。ここでは、代表的な順位確認方法を紹介します。

Google検索で確認する

最も手軽な方法は、Google検索で実際に対象のキーワードを検索し、ローカルパックの表示順位を確認することです。

ただし、ローカルパックの順位は検索した場所やユーザーの位置情報、検索履歴などの影響を受けます。そのため、普段利用しているブラウザだけで確認すると、実際の順位とは異なる結果になる場合があります。

より正確に確認したい場合は、シークレットモードを利用したり、位置情報を変更して検索したりする方法も有効です。ただし、Google検索だけでは順位の推移を継続的に把握しにくいため、定期的な分析には限界があります。

順位チェックツールを活用する

継続的にローカルパックの順位を管理したい場合は、MEO向けの順位チェックツールを活用する方法がおすすめです。

順位チェックツールでは、指定した地域やキーワードごとのローカルパック掲載順位を、位置情報も加味しながら自動で計測できます。さらに、日ごとの順位変動や競合店舗との比較も行えるため、施策の効果を把握しやすく、改善ポイントも見つけやすくなります。

また、多くのツールではGoogleビジネスプロフィールのインサイトや口コミ管理機能なども搭載されており、MEO対策を効率的に進められる点もメリットです。

ローカルパックは検索場所や時間帯によって順位が変動するため、一度確認して終わりではなく、定期的に順位をチェックし、改善を繰り返すことが上位表示への近道といえるでしょう。

まとめ

ローカルパックは、Google検索で地域に関連するキーワードが検索された際に表示される店舗情報で、地域密着型ビジネスの集客に有効な機能です。オーガニック検索よりも目立つ位置に表示されることが多く、Googleビジネスプロフィールを活用すれば、広告費をかけずに来店意欲の高いユーザーへアプローチできます。

一方で、ローカルパックへ表示されるためには、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させるだけでなく、ローカルキーワードの最適化や口コミの管理、写真の充実、NAP情報の統一、サイテーションの強化など、継続的なMEO対策が欠かせません。また、掲載順位は「関連性」「距離」「知名度」の3つの要素をもとに決まるため、それぞれを意識した運用がポイントです。

ローカル検索からの集客を強化したい場合は、本記事で紹介したポイントを参考にGoogleビジネスプロフィールを見直し、順位を定期的に確認しながら改善を続けていきましょう。継続的な運用によって、ローカルパックでの露出拡大や来店数の向上が期待できます。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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