Meta広告のアカウント設計のコツをご紹介【Webマーケティング・広告運用担当者は必見】

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公開日:2024/05/10

更新日:2024/05/16

Webマーケティング担当者や広告運用担当者のなかには、「Meta(Facebook)広告で成果が出ない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

充分なコンバージョン数を獲得するためには、アカウント設計にコツが必要です。

本記事では、どのようにアカウント設計をするべきなのかを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

Meta広告の構造とは

Meta(Facebook)広告は、下表に示すように「3つのレベル(階層)」で構成されています。

レベル(階層)実施する内容
キャンペーン広告の目的を設定する広告セットの作成を開始する
広告セットターゲット・予算・掲載期間・入札価格を設定する広告の作成を開始する
広告画像・動画をアップロードする見出しやテキストを設定する

キャンペーンは、広告の基礎となる階層です。

広告で何をしたいのかを明確にしましょう。

広告セットは、広告の掲載方法を決める階層です。

ターゲット設定オプションを使用し、広告のオーディエンスを作成(地域、性別、年齢などを選択して定義)してください。

広告とは、ターゲット層に表示されるものです。

画像・動画・テキストなどの広告素材を選択しましょう。

なお、キャンペーンは最大5,000件まで、広告セットは最大5,000件まで、広告は最大50件まで作成できます。

また、1つのキャンペーンには複数の広告セットを、1つの広告セットには複数の広告を含めることが可能です。

アカウント設計のコツ

ここからは、Meta(Facebook)広告の効果を最大化するために、どのようにアカウント設計を行うべきなのかを、「キャンペーン」「広告セット」「広告」というレベル(階層)ごとに説明します。

キャンペーン

キャンペーンは、Meta(Facebook)広告において最も大きな枠組みです。

「商品やサービスの種類」「配信方法」「目的」といった切り口で分類しておくと業務を遂行しやすいでしょう。

例えば、配信方法別に複数のキャンペーンを用意しておけば、一目で広告効果を把握でき、改善のための施策を実行しやすくなります。

広告セット

Meta(Facebook)広告では、コンバージョン最適化に必要なデータが、「キャンペーン」や「広告」ではなく、「広告セット」単位で蓄積されます。

広告セットの粒度を細かくしすぎると、コンバージョンデータが分散し、最適化に必要なコンバージョン数を確保しにくくなるのでご注意ください。

なお、広告が表示されると、その都度、最適なターゲットや配置について、システムが学習します。

しかし、学習が実施されるためには、広告セット1つにつき、週に50件以上のコンバージョンを獲得しなければなりません。

そのため、各広告セットに多くのデータが集まるように、広告セットの数はなるべく少なくしましょう。

具体的には、「年代」「男女」「地域」「デバイス」といった切り口で分類し、別々の広告セットを用意することをおすすめします。

また、広告セットの予算を広告効果に基づいて自動配分することが可能な「キャンペーン予算の最適化」機能を活用するために、広告配信目的が同じ広告セットは、同じキャンペーン内にまとめるほうが良いでしょう。

広告

広告のレベル(階層)では、消費者が実際に見るものを設定してください。

なお、以下に示す5種類の広告フォーマットが存在します。

  • 画像:商品・サービス・ブランドを宣伝するために画像を使用する場合のフォーマット
  • 動画:商品・サービス・ブランドを宣伝するために動画を使用する場合のフォーマット
  • カルーセル:最大10件の画像や動画を表示できるフォーマット
  • インスタントエクスペリエンス:モバイルデバイスでタップされた場合にフルスクリーン表示になるフォーマット
  • コレクション:複数の商品を表示できる広告フォーマットで、閲覧者からの反応があるとフルスクリーン表示になるフォーマット

運用しながら、どのフォーマットの訴求効果が高いのかを検証し、少しずつ改善していきましょう。

なお、閲覧者に対して視覚的な没入感を与えたいのであれば、インスタントエクスペリエンスやコレクションを選択することをおすすめします。

各広告フォーマットの詳細を知りたい場合は、Metaビジネスヘルプセンターの「Meta広告フォーマットのタイプ」をご覧ください。

まとめ

Meta(Facebook)広告は、自社の商品・サービスを宣伝するための手段として有用です。

ただし、漫然と運用していると、成果が出ない場合もあります。コンバージョン率を高めるためには、アカウント設計にコツが必要です。

本記事でご紹介したコツを踏まえて、Meta(Facebook)広告の3つのレベル(「キャンペーン」「広告セット」「広告」)に関して設計を行い、運用開始後も改善を続けていきましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://twitter.com/Mktg_Plus_One

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