日本で2022年に提供が開始されたピンタレスト広告。ビジュアルでの訴求に強く、購買意欲の高いユーザー層にリーチできる点から注目を集めています。
本記事では、ピンタレスト広告の特徴や広告フォーマットの種類、費用の仕組み、配信までの手順や実際の入稿規定までを徹底解説します。
ピンタレスト広告とは?
ピンタレスト広告は、ビジュアル検索に特化したSNS「Pinterest」上で配信される広告です。
ユーザーがアイデアやインスピレーションを探す場に広告を自然に溶け込ませることができるため、商品やサービスの認知・購入促進に効果的です。
ピンタレスト広告の特徴・メリット
まずは、ピンタレスト広告が他のSNS広告と比べてどのような特徴を持ち、企業にとってどのようなメリットがあるのかを解説します。
ピンタレスト広告の主なユーザー層
ピンタレストのユーザーの約60%以上が女性で、特にZ世代の利用が活発です。近年は男性ユーザーの増加も見られ、幅広い層へのリーチが可能となりつつあります。
中でも、インテリア、ファッション、レシピ、旅行、DIYなど、ライフスタイルに関わる情報収集や購入前のリサーチを目的としてピンタレストを利用しているユーザーが多い傾向にあります。また、ユーザーは「買いたいものを探している」状態での利用も多く、他のSNSに比べて購買行動につながりやすいという傾向があります。
ビジュアル重視で購買意欲の高いユーザーにリーチできる
ピンタレストは視覚的な検索が中心のプラットフォームであるため、広告も画像や動画が中心です。ユーザーは購入前提で情報を収集する傾向が強く、購買行動への移行率が高いのが特徴です。
こうした特徴から、ビジュアル訴求に強い商材やライフスタイル関連の製品を扱う企業にとって、ピンタレスト広告は非常に有効なマーケティングチャネルとなります。
クリエイティブの流用がしやすい
ピンタレスト広告はバナーがメインとなるため、Instagram広告やMeta広告で使用したクリエイティブを流用しやすいです。わざわざピンタレスト広告用にクリエイティブを一から作る手間が省け、制作コストの軽減にもつながります。
ピンタレスト広告の配信面(掲載場所)
ピンタレスト広告はユーザーが情報を収集する複数の場面で表示されます。ここでは、主な掲載場所について説明します。
ホームフィード
アプリを開いたときに最初に出てくるトップページです。ユーザーの興味関心に基づいて表示されます。広告は他のピンと同じような形で表示されます。
サーチ(検索)
検索結果一覧に表示される広告です。具体的なニーズを持ったユーザーにアプローチできるのが特徴です。
関連するピン
ユーザーが閲覧したピンの下に、関連投稿として広告が表示されます。興味を持ったユーザーへのアプローチが可能です。
ピンタレスト広告のフォーマット(配信できる種類)
ピンタレスト広告にはさまざまな形式があり、目的やクリエイティブに応じて選択できます。以下10種類の掲載イメージや特徴を解説します。
- スタンダード画像アド
- スタンダード動画アド
- ワイド動画アド
- カルーセルアド
- ショッピングアド
- コレクションアド
- アイデアアド
- ショーケースアド(※現在日本では未展開)
- クイズアド
- プレミアスポットライト
スタンダード画像アド

1枚の画像を使った広告。最も一般的なフォーマットです。
スタンダード動画アド

画像の代わりに動画を使用した広告。サイズは通常のピンと同じサイズです。動きのある表現で高い注目を集めます。
ワイド動画アド

スタンダード動画アドが通常のピンと同じサイズであるのに対し、ワイド動画アドはユーザーのモバイル画面の横幅全体に表示されます。よりインパクトのある動画表示が可能なフォーマットです。
カルーセルアド

複数の画像を表示させることができ、ユーザーが横にスワイプして見ることができる広告。ストーリー性のある訴求に適しています。
ショッピングアド
ピンタレストで見つけた商品を購入できるようにする広告。商品カタログをピンタレストにアップロードし、その情報をもとに広告を配信します。
カタログに登録された商品が自動的に広告クリエイティブとして使用され、仕様はスタンダード画像アドと同じです。
コレクションアド

メイン画像1枚と関連画像3枚で構成される広告。カタログ的な訴求が可能です。
アイデアアド

複数の動画、画像、リスト、テキストを組み合わせて1つのピンとして表示される広告。
ショーケースアド

メイン画像に加えて、最大4枚のカードを使用し、それぞれのカード内にリンクやテキストなどの要素を追加して構成された広告。ユーザーはカードをスライドできます。
※ただし、現在日本ではショーケースアドは利用できません。
クイズアド

多肢選択式の質問と回答の要素を取り入れた広告。ユーザーの参加を促します。
プレミアスポットライト

ピンタレストの目立つ位置に表示される広告枠。高い認知効果を狙えます。
参考:Pinterestヘルプセンター「広告仕様を確認する」
ピンタレスト広告の費用体系(課金対象)
広告出稿を考えるうえで、費用の仕組みは重要なポイントです。ここでは、ピンタレスト広告の課金形態や最低出稿金額について解説します。
課金形態
主にCPC(クリック課金)、CPM(インプレッション課金)、CPV(動画視聴課金)に基づいて入札設定ができます。目的に応じて柔軟に設定可能です。
CPC(クリック課金)
CPCは、ユーザーが広告をクリックしたときに費用が発生する課金方式です。表示されるだけでは料金はかからず、実際に広告に興味を持ってクリックしたユーザー分だけ費用が発生するため、ウェブサイトへの誘導やコンバージョン獲得を目的としたキャンペーンに適しています。
CPM(インプレッション課金)
CPMは、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。ユーザーが広告をクリックしなくても、認知拡大やブランディングを目的とする広告に向いています。より多くの人の目に触れることを重視するキャンペーンで活用されます。
CPV(動画視聴課金)
CPVは、ユーザーが一定時間以上(例:2秒以上など)動画広告を視聴した場合に課金される方式です。商品やサービスを動画で訴求したいときに適しており、再生開始だけでなく、ある程度見られたかどうかで費用が発生するため、興味・関心の高いユーザーへの訴求に向いています。
予算設定
ピンタレスト広告では、キャンペーン単位または広告グループ単位で予算を設定できます。日別予算または総予算(キャンペーン期間全体の合計)から選択できるため、広告の目的や運用方針に合わせた柔軟な管理が可能です。
入札設定
入札方式は「自動入札」と「手動入札」から選択できます。
- 自動入札:最適なクリック単価やインプレッション単価を自動で調整してくれます。
- 手動入札:1クリックあたりの上限金額や1,000回表示あたりの上限金額を手動で設定できます。
また、広告の目的に応じて「クリック重視」「コンバージョン重視」「インプレッション重視」などの最適化目標を選択でき、入札の自動最適化が行われます。
最低出稿金額
ピンタレスト広告には最低出稿金額はありません。1日数百円〜出稿可能です。少額からテスト配信を始める企業も多く、初期コストのハードルは低めです。
ピンタレスト広告のターゲティング
ピンタレスト広告では精度の高いターゲティングが可能です。ここでは活用できる主なターゲティング手法を紹介します。
オーディエンス
ピンタレスト広告では、オーディエンスターゲティングを使って、特定の行動や属性を持つユーザーに対して広告配信を行うことができます。以下に主要なオーディエンスタイプを紹介します。
- サイト訪問者
- 顧客リスト
- エンゲージメント
- アクトアライク
- ペルソナ
サイト訪問者
「訪問者リターゲティング」は、過去に自社サイトを訪れたユーザーに広告を表示する機能です。特にコンバージョン直前で離脱したユーザーへの再アプローチに効果的です。
このオーディエンスを活用するには、タグの設置が必要です。サイトの全ページに「ベースコード」を追加し、購買や申込といった特定の行動をトラッキングするページには「イベントコード」を実装しましょう。
顧客リスト
既存の顧客に対して広告配信を行いたい場合は、「顧客リスト」機能を使います。メールアドレスまたはモバイル広告ID(MAID)を含むCSVファイルをアップロードすることで、該当するユーザーをターゲットとして設定できます。
アップロードファイルには、1列にメールアドレスもしくはMAIDのみを含める必要があります。名前や住所などのその他の情報は含めないように注意が必要です。
エンゲージメント
ピンタレスト上で自社コンテンツと何らかのインタラクションを行ったユーザーを対象に、広告を配信することができます。エンゲージメントオーディエンスは、以下の2タイプから選択可能です。
- 任意のエンゲージメントアクション:ピンへのクリック、保存、コメント、動画の視聴など、広範なアクションを含むオーディエンス。
- 最適化されたエンゲージメントアクション:保存やアウトバウンドクリックなど、より明確な意図を持ったアクションに基づくユーザーを対象としたオーディエンス。
アクトアライク
「アクトアライク」は、既存のオーディエンスに類似した行動や興味関心を持つ新規ユーザーを自動で見つけてターゲティングする機能です。たとえば、自社サイトの訪問者や既存顧客のオーディエンスをもとに、その特徴に似たユーザーに広告を表示できます。
既存のオーディエンスをもとに、認知拡大や新規顧客獲得を狙うキャンペーンに特に効果的です。なお、元となるソースオーディエンスは、アクトアライクの配信対象には含まれません。
ペルソナ
「ペルソナターゲティング」は、ピンタレストのセールスチームが広告主向けに作成する特別なカスタムオーディエンスです。インタレストターゲティングやキーワードターゲティングでは捉えきれない、より深い行動シグナルを元に構築されています。
この手法では、ユーザーの行動パターンに基づいてグループ分けされたリストに対して広告を配信できます。ブランド認知や動画視聴、比較検討といったキャンペーンで活用可能です。
※ペルソナオーディエンスは一部の広告目的(ブランド認知・動画視聴・比較検討)に限って使用可能
インタレスト(興味・関心)
インタレストターゲティングでは、ユーザーが関心を持っているテーマやライフイベントなどをもとに、広告を配信できます。広告に関連するカテゴリを設定することで、興味関心に合致したユーザーにリーチ可能です。
キーワード
検索されるキーワードやフレーズに基づいて広告を配信できるのが、キーワードターゲティングです。ユーザーが検索する具体的なワードに合わせて広告を表示できるため、ニーズが顕在化しているユーザーにアプローチできます。
属性(デモグラフィック)
属性ターゲティングでは、以下のようなユーザー属性に基づいて広告配信の対象を絞り込むことが可能です。
- 性別
- 年齢
- 場所(地域)
- 使用言語
- デバイス(スマートフォン、タブレット、PCなど)
より関心度の高い層に絞り込みたいときに有効なターゲティング方法です。
プレースメント(配置)
プレースメントターゲティングでは、ピンタレスト内のどこに広告を表示させるかを設定できます。選べるプレースメントは以下の3種類です。
- ホーム:ユーザーが日常的に見るホームフィードや関連ピンの中に広告を表示
- 検索:ユーザーが検索した際の結果や、関連ピンの中に広告を表示
- すべて:上記2つの場所に同時に広告を表示
より多くのユーザーにリーチするためには、初期段階では「すべて」を選んで配信範囲を広く設定するのが推奨されています(デフォルト設定)。
Performance+
Performance+を有効にすると、設定したキーワードやインタレストに似た興味・検索傾向を持つユーザーにも広告が自動で拡張表示されます。
より多くの潜在顧客にリーチし、広告効果の最大化を目指す場合に有効なオプションです。手動ターゲティングの精度を保ちつつ、自動的な最適化も活用したい場合におすすめです。
参考:Pinterestヘルプセンター「オーディエンスターゲティングを設定する」、「ターゲティングオプションを確認・選択する」
ピンタレスト広告の始め方【アカウント開設から広告配信までの流れ】
ここでは、アカウント開設から広告配信を開始するまでの手順をわかりやすく解説します。
1.ビジネスアカウントの開設
まずは、公式サイトからビジネス用アカウントを作成します。既存の個人アカウントをビジネスに切り替えることも可能です。
1)pinterest.com にアクセスして、画面右上にある「登録」をクリックします
2)「 ビジネスアカウントを作成する」をクリックします
3)メールアドレスを入力して、パスワードを作成し、年齢を入力します
4)「アカウントを作成する」をクリックします
5)「プロフィールを作成する」フィールドを入力し、「次へ」をクリックします
6)「業種」フィールドを入力し、「次へ」をクリックします
7)広告掲載を検討しているかどうかを選択し、「次へ」をクリックします
8)始めたい項目を選択肢から選ぶか、「 x アイコン 」をクリックして新しい Pinterest ビジネスアカウントに移動します
引用:Pinterestヘルプセンター「ビジネスアカウントを作成する」
2.アドアカウントを作成する
広告の配信や管理を行うために「アドアカウント(広告アカウント)」を作成します。1つのビジネスアカウントに対して、最大50件までアドアカウントを作成できます。
1)Pinterest のビジネスアカウントにログインします
2)ページ左上にある メニューアイコン をクリックします
3)「ビジネス」で「ビジネスマネージャー」を選択します
4)左側のメニューで「アドアカウント」をクリックします
5)「アドアカウントを作成する」ボタンをクリックします
6)「アドアカウント名」を入力し、「居住国」を選択して「作成する」をクリックします
7)「ユーザーを割り当てる」をクリックして新しいアドアカウントにユーザーを追加するか、「あとで」をクリックしてウィンドウを閉じます。
引用:Pinterestヘルプセンター「アドアカウントを作成する」
3.ウェブサイトのドメイン認証
次に、自社ウェブサイトのドメイン認証です。ピンタレストと自社ウェブサイトを関連づけることで、アクセス解析やコンテンツの管理が可能になります。認証方法は3種類あります。
- HTML タグを追加
- HTML ファイルをアップロード
- TXT レコードを DNS に追加
上記いずれかの方法で所有確認を完了させましょう。それぞれの詳しい手順については公式ヘルプ「サイトのドメイン所有権を認証する」をご参考ください。
4.タグの設置
続いてはタグの設置です。以下の手順でタグを設置します。
1)Pinterest のビジネスアカウントにログイン します。
2)ページ左上にある メニューアイコン をクリックします。
3)「ビジネス」で「コンバージョン」をクリックします。
4)左側のナビゲーションで「タグマネージャー」をクリックします。
5)「Pinterest タグをインストールする」をクリックします。
6)画面下部で「スキップ」をクリックします。
7)灰色のボックスの下にある「コードをコピー」をクリックします。
8)HTML 文書の <head> と </head> タグの間にコードを貼り付けます。この時点で オプションのエンハンスドマッチを有効にする には、ベースコードを変更します。
9)画面右下にある「続行」をクリックして、自動エンハンスドマッチを有効にします。
引用:Pinterestヘルプセンター「ウェブサイトにベースコードを追加します」
5.キャンペーンの作成
広告配信を開始するには、キャンペーンの作成がスタート地点です。ピンタレスト広告では、キャンペーン → アドグループ → 広告という構造で広告が管理されます。
- キャンペーン:広告の目的(認知拡大、トラフィック、コンバージョンなど)を設定
- アドグループ:ターゲティング、入札単価、予算などを個別に設定可能
- 広告:実際に配信されるクリエイティブ(画像や動画など)
複数のアドグループを作成することで、異なるオーディエンスや商品カテゴリごとに戦略的に広告運用できます。
下記手順を参考に、キャンペーンを作成しましょう。
1)Pinterest のビジネスアカウントにログインします
2)ページ左上にある ハンバーガーアイコン をクリックします
3)「広告」で「キャンペーンを作成」をクリックします
4)「手動キャンペーン」をクリックして「早速始める」をクリックします
5「キャンペーンの目的を選択」の項目で、目的を選択します
6)「キャンペーンの詳細」を入力します
∟比較検討キャンペーンを実行している場合は、 キャンペーンレベルでも予算を設定 します
7)「続行」をクリックしてキャンペーンを作成し、そのまま アドグループ の作成に進みます引用:Pinterestヘルプセンター「キャンペーンを作成する」
6.アドグループを作成する
各アドグループでは、以下の内容を設定します。
- 配信スケジュール(開始日・終了日)
- 予算(1日単位またはキャンペーン全体)
- ターゲットオーディエンス(年齢、性別、地域、興味など)
- 入札価格
アドグループを細かく分けることで、どのターゲット層にどの広告が効果的かを分析できます。
下記手順を参考に、アドグループを作成しましょう。
1)Pinterest のビジネスアカウントにログイン します。
2)ページ左上にある メニューアイコン をクリックします
3)「広告」で「レポート」をクリックします
4)アドグループを追加するキャンペーンの横にあるボックスをオンにし、レポートの表の上で「編集」をクリックします。
5)左側のナビゲーションで、「+ 新しいアドグループ」をクリックします。
6)「アドグループの詳細」で、アドグループに名前を付けます。
7)「ターゲティング」を選択します。
∟特定のオーディエンスをターゲットにする には、「新しいオーディエンスを作成する」をクリックします。
∟あなたのピンを基に選択したカテゴリとキーワードを自動的に拡張するには、「ピンを使用してターゲットを拡張する」の横にあるチェックボックスをオンにします。
8)「予算とスケジュール」を選択します。予算タイプは、そのアドグループの作成が完了した後から編集することはできません。(比較検討キャンペーンを実行している場合は、アドグループレベルでなく、 キャンペーンレベルで予算を設定 します。)
∟1 日の支出上限額を設定するには、「1 日の予算」を選択します。
∟キャンペーンの全期間における支出上限額を設定するには、「Performance+ 予算合計」を選択します。
9)「最適化と配信」を選択します。
∟Pinterest が予算内で自動的に最大のクリック数を獲得できるようにするには、「Performance+」を選択します(注意:Performance+ 入札は、比較検討キャンペーン、コンバージョンキャンペーン、ブランド認知度キャンペーン、カタログ販売キャンペーンで利用できます)
∟入札金額を自分でコントロールするには、「カスタム」を選択します。
10)「広告」を選択します。
11)入力した情報を確認します。
12)「公開する」をクリックします。引用:Pinterestヘルプセンター「アドグループを作成/編集する」
7.広告を作成する
最後に、広告としてプロモートするピンを選択します。
- ユーザーの目を引く高品質な画像・動画を使う
- 複数のピンを用意し、A/Bテストで効果を比較
- テキストやCTA(行動喚起)も工夫して、ユーザーの興味を引き出す
ピンが完成したら、広告としてプロモートし、公開後の広告審査を経て配信がスタートします。
参考:Pinterestヘルプセンター「広告を作成する」
ピンタレスト広告の入稿規定(文字数や画像サイズなど)
スムーズな広告配信のためには、入稿規定を守ることが重要です。主要なフォーマットの規定をまとめましたので、入稿時にご参考ください。
スタンダード画像アド / ショッピングアド
項目 | 規定内容 |
画像ファイルタイプ | .PNG または .JPEG |
最大ファイルサイズ | デスクトップ:20MBアプリ内:32MB |
アスペクト比 | 推奨:2:3 または 1,000 x 1,500 ピクセル ※2:3より縦長の画像はフィードに一部しか表示されない可能性あり |
タイトル文字数 | 最大全角100文字(※前半40文字がフィードに表示) ※中国語、日本語、韓国語など2バイト文字は前半30文字のみ表示される |
説明文文字数 | 最大800文字 ※フィード表示や拡大表示では表示されないが、Pinterestのアルゴリズムが配信の関連性判断に利用するため入力推奨 |
スタンダード動画アド
項目 | 規定内容 |
動画ファイルタイプ | .MP4、.MOV、.M4V |
エンコード形式 | H.264 または H.265 |
最大ファイルサイズ | 最大 2 GB |
動画の長さ | 4 秒 〜 15 分 ※推奨の長さ:6 ~ 15 秒 |
アスペクト比 | 1:2(幅:高さ)以下、1.91:1(幅:高さ)以上 推奨:正方形(1:1)または縦長(2:3、4:5、9:16) |
タイトル文字数 | 最大全角100文字(※前半40文字がフィードに表示) ※中国語、日本語、韓国語など2バイト文字は前半30文字のみ表示 |
説明文文字数 | 最大800文字 ※フィードや拡大表示では表示されないが、Pinterestのアルゴリズムが関連性判断に利用するため入力推奨 |
ワイド動画アド
項目 | 規定内容 |
動画ファイルタイプ | .MP4、.MOV、.M4V |
エンコード形式 | H.264 または H.265 |
最大ファイルサイズ | 最大 2 GB |
動画の長さ | 4 秒 〜 15 分(※推奨は 6 ~ 15 秒) |
アスペクト比 | アスペクト比 1:1 の高さを超えることはできない |
タイトル文字数 | 最大 全角 100 文字(※フィードに表示されるのは前半 40 文字まで) ※タイトルが未入力かつリッチピンのタイトルがない場合は表示なし |
説明文文字数 | 最大 800 文字 ※ホームフィードや検索フィード、拡大表示では表示されないが、Pinterestのアルゴリズムによる関連性判断に使用されるため入力推奨 |
カルーセルアド
項目 | 内容 |
画像ファイルタイプ | .PNG または .JPEG |
最大ファイルサイズ | 画像 1 枚あたり 20 MB |
広告素材の数 | カルーセルごとに画像 2 〜 5 枚 |
アスペクト比 | 1:1 または 2:3 |
タイトル | 最大全角 100 文字(表示は前半 40 文字まで、2バイト言語は 30 文字まで) ※タイトル未入力・リッチピン未設定時は表示なし |
説明文 | 最大 800 文字 ※フィード・拡大表示では非表示※アルゴリズムによる関連性判断に利用されるため入力推奨 |
コレクションアド
項目 | 内容 |
画像 | |
ファイルタイプ | .PNG または .JPEG |
最大ファイルサイズ | 10 MB |
広告素材の数 | メイン素材1件必須、サブ素材3〜24件まで利用可 |
アスペクト比 | メイン:1:1(推奨 1500×1500)または2:3(推奨 1000×1500) サブ:1:1または2:3で統一必須(推奨 1:1) |
動画 | |
ファイルタイプ | .MP4、.MOV、.M4V |
エンコード | H.264 または H.265 |
最大ファイルサイズ | 2 GB |
動画の長さ | 4秒~15分 |
アスペクト比 | 最小1:2、最大1.91:1 推奨:1:1、2:3、9:16 |
テキスト | |
タイトル | 最大全角100文字(表示は前半40文字まで) ※2バイト言語(例:日本語)は前半30文字まで表示 |
説明文 | 最大800文字 ※プロモートした広告には表示されないが、Pinterestのアルゴリズムに影響 |
アイデアアド
項目 | 内容 |
画像・動画 | |
ファイルタイプ | 画像:.BMP、.JPEG、.PNG、.TIFF、.WEBP 動画:.MP4、.M4V、.MOV(iOSとAndroidのみ対応) |
ファイルサイズ | 推奨:1 GB |
最大ファイルサイズ | Android/iOS:2 GBウェブ:100 MB |
ビデオエンコード | H.264 または H.265 |
動画の長さ | 最大5分 |
解像度 | フルブリード・全画面推奨:1080 x 1920 ピクセル(アスペクト比 9:16) |
アスペクト比 | 推奨:9:16(ただし画像・動画に制限なし) |
テキスト | |
タイトル文字数 | 最大100文字 |
ページ上テキスト | 最大250文字 |
セーフゾーン | テキストや要素を以下に収めると視認性が良好:上:270px/左:65px/右:195px/下:440px |
クイズアド
項目 | 規定内容 |
画像ファイル形式 | .BMP、.JPEG、.PNG、.TIFF、.WEBP |
動画ファイル形式 | .MP4、.MOV、.M4V(iOS・Androidのみ対応) |
最大ファイルサイズ | 32MB |
動画の長さ | 3〜60秒 |
推奨解像度 | 1000 × 1500 ピクセル |
アスペクト比 | タイトルピン:2:3結果ピン:2:3 |
広告素材数 | タイトルピン1件+最大3件の結果ピン |
画像の推奨 | ライフスタイル写真(インクルーシブ、DEI要素が理想) |
セーフゾーン | 342 × 376 ピクセル内にテキストやロゴを収めること |
表示時の注意点 | タップ時に拡大表示され、上部が常に見えるため重要情報は上部配置 |
タイトル文字数 | 最大100文字 |
テキストオーバーレイ | 10語以内(読みやすいフォントを使用) |
配置推奨 | 上部にブランドロゴ、クイズタイトル、CTA(アクション喚起)を配置 |
質問文字数 | 最大96文字(スペース含む) |
回答文字数 | 最大48文字(スペース含む) |
結果タイトル | 最大100文字 |
結果説明文 | 最大800文字 |
CTAボタン | 「サイトにアクセス」(文言変更不可、URLは編集可) |
参考:Pinterestヘルプセンター「広告仕様を確認する」
まとめ
ピンタレスト広告は、視覚的なインスピレーションを求めるユーザーにアプローチできる有力なWeb広告手段です。費用も比較的低コストで始められ、ターゲティング精度も高いため、多くの業種で導入が進んでいます。
今回紹介した情報を参考に、ぜひピンタレスト広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか?

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