Google広告のMCCアカウントとは?仕組みや機能、設定方法を徹底解説

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公開日:2024/05/10

更新日:2026/05/28

Google広告を複数運用している場合、「アカウントの切り替えが面倒」「担当者ごとの権限管理が煩雑」と感じることもあるのではないでしょうか。

そのような場合に便利なのが、複数のGoogle広告アカウントを一元管理できる「MCCアカウント」です。MCCアカウントを活用することで、広告アカウントの管理や請求確認、アクセス権設定などを効率的に行えます。

本記事では、Google広告のMCCアカウントの概要や仕組み、主な機能、作成方法、利用時の注意点まで詳しく解説します。これからMCCアカウントの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Google広告のMCCアカウントとは

Google広告のMCC(Manager Accounts)アカウントとは、複数のGoogle広告アカウントを一元管理するための管理用アカウントです。

MCCアカウントを利用すれば、複数のGoogle広告アカウントを1つの管理画面でまとめて管理できます。広告の運用状況確認やレポート作成、アクセス権管理、請求管理などを効率的に行えるのが特長です。

MCCアカウントの仕組み

MCCアカウントでは、1つのアカウントが「親アカウント」となり、その配下に複数のGoogle広告アカウント(子アカウント)を紐付けて管理します。親アカウントから各子アカウントへアクセスし、広告配信状況・請求情報・権限設定などを一括で管理できます。

たとえば、広告代理店が複数のクライアントアカウントを管理したり、1つの企業がブランドやサービスごとに広告アカウントを分けて運用したりする場合に便利です。

なお、既存のGoogle広告アカウントをMCCアカウントとしてそのまま使うことはできません。MCCアカウントは新規作成し、必要に応じて既存の広告アカウントをリンクします。

通常のGoogle広告アカウントとの違い

通常のGoogle広告アカウントは、広告キャンペーンの作成・配信・入札調整など、実際に広告運用を行うためのアカウントです。1つの広告アカウントにつき、1つの管理画面で広告配信を管理します。

広告アカウントが1つだけの場合は通常アカウントのみでも問題ありません。しかし、複数の広告アカウントを管理している場合や、複数人で運用する場合は、MCCアカウントを活用することで運用効率を高められます。

Google広告のMCCアカウントの主な機能・できること

ここでは、MCCアカウントの主な機能やできることについて解説します。

複数のGoogle広告アカウントを一元管理できる

MCCアカウントを活用すれば、複数のGoogle広告アカウントを1つの管理画面上でまとめて管理できます。

各アカウントのキャンペーンや広告グループ、キーワードの状況を一覧で確認できるため、全体の配信状況を把握しやすくなります。

また、自動化ルールや通知管理なども一元化できるため、「広告が不承認になった」「クレジットカードの有効期限が近い」といった重要な通知もまとめて確認できます。

アカウントの切り替えをスムーズに行える

MCCアカウントでは、管理画面上から複数のGoogle広告アカウントを簡単に切り替えられます。

通常の運用では、別アカウントを確認するたびにログアウト・ログインを繰り返す必要があります。しかし、MCCアカウントを利用すれば、管理画面内で対象アカウントを選択するだけで切り替えが完了するため、作業効率を大幅に改善できます。

特に、複数の広告アカウントを日常的に確認・運用している場合は、アカウント切り替えの手間が減ることで、確認漏れや作業ミスの防止にもつながります。

権限を柔軟に管理できる

MCCアカウントでは、Google広告アカウントごとに担当者の権限を細かく設定できます。業務内容に応じて必要な操作範囲だけを付与できるため、複数人で広告運用を行う場合にも便利です。

主な権限は以下の5種類です。

  • 管理者権限:アカウントのすべての操作を実行できる権限
  • 標準権限:階層の管理を除く、アカウントのすべての操作を実行できる権限
  • 読み取り専用:MCCアカウント・リンク先アカウントの閲覧やレポート確認が可能な権限
  • メール専用:通知メールの受信が可能な権限
  • 請求情報:請求情報や支払い設定を管理・編集できる権限

担当者ごとに適切な権限を設定することで、誤操作を防ぎながら安全に広告運用を行えます。

オーディエンスやリマーケティングリストを共有できる

MCCアカウントでは、オーディエンスリストやリマーケティングリストを複数のGoogle広告アカウント間で共有できます。

たとえば、ある広告アカウントで蓄積したユーザーデータを別アカウントでも活用するなど、効率的な広告配信が可能になります。リストを個別に作成・管理する手間も省けるため、運用負担の軽減にもつながります。

このように、MCCアカウントは単なる管理ツールではなく、複数アカウントの広告運用を効率化・最適化するための機能を数多く備えています。

MCCアカウントの作成方法

ここではMCCアカウントの作成方法について解説します。

Google広告アカウントを持っていない場合

Google広告アカウントをまだ作成していない場合は、MCCアカウントを新規作成することで、今後作成する広告アカウントをまとめて管理できるようになります。

  1. Google広告のMCCアカウントホームページへアクセスし、「MCCアカウントに移動」をクリックする
  2. MCCアカウントの管理に使用するメールアドレスでログインする
  3. アカウント名を入力する
  4. アカウントの使用目的を選択する
  5. 国とタイムゾーンを選択する
  6. アカウントで使用する通貨を選択する ※タイムゾーンと通貨は後から変更できないため注意が必要
  7. 内容を確認して送信する

参考:Google広告 ヘルプ「クライアント センター(MCC)アカウント: Google 広告 MCC アカウントを作成する」

MCCアカウントを作成しておくことで、今後追加するGoogle広告アカウントを1つの管理画面でまとめて管理できるようになります。複数アカウントの運用を予定している場合は、最初にMCCアカウントを作成しておくと運用効率を高めやすいでしょう。

Google広告アカウントを持っている場合

すでにGoogle広告アカウントを運用している場合でも、後からMCCアカウントを作成し、既存アカウントを紐付けることが可能です。

サブアカウント設定ページでの作成手順

Google広告の管理画面内にある「サブアカウントの設定」ページから、MCCアカウントを作成できます。既存アカウントを管理しながら設定を進めたい場合に便利な方法です。

  1. Google広告のMCCアカウントにログインする
  2. MCCアカウントを選択する
  3. 「アカウント」アイコンから「サブアカウントの設定」を開く
  4. 「+」ボタンをクリックし、「新しいクライアントセンター(MCC)アカウントを作成」を選択
  5. アカウント名、利用目的、国、タイムゾーン、通貨などの必要情報を入力する
  6. 「保存して次へ」をクリック

参考:Google広告 ヘルプ「サブアカウントの設定ページで MCC アカウントを作成する」

掲載結果ページでの作成手順

Google広告の「掲載結果」ページから、MCCアカウントを作成することもできます。管理画面の案内に沿って設定できるため、初めて利用する場合でも進めやすい方法です。

  1. Google広告のMCCアカウントにログインする
  2. MCCアカウントを選択する
  3. 「アカウント」アイコンから「パフォーマンス」を開く
  4. 「+」ボタンをクリックし、「新しいクライアントセンター(MCC)アカウントを作成」を選択
  5. アカウント名、利用目的、国、タイムゾーン、通貨などの必要情報を入力する
  6. 「保存して次へ」をクリック

参考:Google広告 ヘルプ「[掲載結果] ページでクライアント センター(MCC)アカウントを作成する」

MCCアカウントを利用する際の注意点

MCCアカウントは複数のGoogle広告アカウントを効率的に管理できる便利な機能ですが、通常の広告アカウントとは異なる仕様もあるため、事前に注意点を把握しておきましょう。

権限設定は慎重に行う

管理者権限を付与したユーザーは、MCCアカウント全体の設定変更やユーザー追加など、さまざまな操作を行えます。必要以上に強い権限を付与してしまうと、誤操作や意図しない設定変更につながる可能性があるため、付与する権限の範囲には注意が必要です。

したがって、複数人で運用している場合は、担当業務ごとに適切な権限を設定し、管理ルールを明確にしておくとよいでしょう。

請求設定を事前に確認する

MCCアカウントでは、複数のGoogle広告アカウントの請求情報をまとめて管理できます。しかし、請求設定を誤ると、意図しないアカウントへ請求が発生する可能性もあります。アカウントを紐付ける際は、どのアカウントをどの請求設定で管理するのか、事前に確認しておきましょう。

また、クレジットカードの有効期限切れや支払い設定エラーなどが発生すると、広告配信に影響する場合があります。MCCアカウントでは通知を一覧で確認できるため、定期的に管理画面をチェックするよう習慣づけておくと安心です。

誤操作を防ぐため運用ルールを決める

MCCアカウントは複数の広告アカウントを横断して操作できるため、通常アカウントよりも操作ミスの影響範囲が広くなりやすい点に注意が必要です。

たとえば、誤ったアカウントを選択した状態で設定変更を行うと、想定とは異なる広告アカウントへ影響する可能性があります。特に、複数の担当者で運用している場合は、誰がどのアカウントを管理するのかを明確にしておくことが欠かせません。

命名ルールや権限付与ルール、作業フローなどを事前に決めておくことで、確認漏れや設定ミスを防ぎやすくなります。

まとめ

Google広告のMCCアカウントは、複数のGoogle広告アカウントを一元管理できる便利な機能です。アカウントの切り替えをスムーズに行えるだけでなく、権限管理や請求管理、オーディエンス共有など、広告運用を効率化できるさまざまな機能を利用できます。

特に、複数の広告アカウントを運用している企業や広告代理店では、MCCアカウントを活用することで管理工数を削減しやすくなるでしょう。

一方で、MCCアカウントは複数アカウントへ影響を与える操作も可能なため、権限設定や請求設定、運用ルールの整備には細心の注意を払う必要があります。

Google広告の運用規模を拡大したい場合や、複数アカウントを効率的に管理したい場合は、ぜひMCCアカウントの導入を検討してみてください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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