バナー広告作成時のフォント選びのコツ!種類や特徴についても解説

  • Webデザイン

公開日:2024/05/29

更新日:2024/05/29

バナー広告を作る際に意外と迷うのがフォント選びです。

「とりあえずこのフォントでいいか…」と、なんとなく決めてしまっている方も多いのではないでしょうか。

「どのフォントがいいのかわからない」「フォントの特徴を知りたい」という方は、ぜひ本記事をご覧ください。

今回は、フォントが持つ役割、フォントの種類や特徴、フォントの選び方について解説します。

フォントが持つ役割とは

デザインにおけるフォントにはさまざまな役割があります。

バナーなどにフォントを用いる場合、「文字でユーザーに伝えたい」という目的があります。

そのため、正しくフォント選びをしなければ、ユーザーに広告意図が正しく伝わりませんし、読みにくければユーザーはその広告をスルーしてしまいます。

つまり、フォントはユーザーへ情報を伝えるための言葉なのです。

また、フォントはデザインの要素の1つでもあるため、コンセプトに合わせて適切に選ぶことが大切です。

主なフォントの種類

フォントにはさまざまな種類があります。

ここでは和文書体と欧文書体それぞれの代表的な種類を紹介します。

和文フォント

和文フォントは日本語用のフォントで、主に以下のような種類があります。

明朝体

明朝体は上品でフォーマルな印象のあるフォントで、わかりやすい「ウロコ」「ヒゲ」を持つのが特徴です。

先の太さが一定ではないことから可読性が高く、新聞や小説など文章中心のコンテンツに使用されやすいフォントです。

また、優雅な印象もあるため、女性向けの商材でも使われます。

ゴシック体

ゴシック体はカジュアルな印象があるフォントで、先の太さがほぼ均一であることが特徴的です。

視認性が高いことから、標識や看板、業務マニュアルなどで使用されることが多くあります。

また、キャッチコピーやタイトルなど、広告で目立たせたい部分に用いられます。

筆書体

筆書体は、まるで筆で書いたようなデザイン性の高いフォントで、滑らかに先の太さが変化しているのが特徴です。

個性的ともいえますが、ある意味でクセの強いフォントであり、メインで使うのは難しいでしょう。

しかし、広告イメージに合わせてピンポイントで使用すれば、その表現力の高さから高級感や独自性を演出できます。

デザイン書体

デザイン書体は、筆書体とは異なる個性を感じさせるフォントです。

デザイン書体の解釈は幅広く、角張ったスタイルのものもあれば、手書き風のフォントもデザイン書体として扱われます。

筆書体と同様に、独自性を持たせたい場合に使用されます。

欧文フォント

欧文フォントはアルファベット用のフォントで、以下のような種類があります。

セリフ体

セリフ体は和文フォントでいうところの明朝体のようなもので、「ウロコ」ではなく「セリフ」と呼ばれる装飾がついています。

高級感や信頼感、古典的な印象を与えたいケースで用いられるフォントです。

サンセリフ体

サンセリフ体とはセリフのない書体のことで、和文フォントでいうところのゴシック体のようなものです。

視認性が高い欧文フォントであり、キャッチコピーやタイトルで用いられます。

カジュアルさはもちろん、親近感や元気なイメージを演出したいときに向いています。

スクリプト体

スクリプト体は筆記体のような手書きニュアンスのあるフォントです。

和文フォントでいうところの手書き風デザイン書体に近いイメージですが、スクリプト体は可読性が低いのが特徴です。

そのため、ロゴデザインなどの装飾に用いられます。

フォント選びのコツ

バナーなどでフォントを使用する場合、どのように選べばいいのか、そのコツをいくつか紹介します。

視認性・可読性・判読性を意識する

まずおさえておきたいのが、視認性・可読性・判読性です。

この3つの要素をおさえておくことがフォント選びのスタートとなります。

  • 視認性:見やすさのことで、視認性が高ければサイズが小さくても文字が見やすい
  • 可読性:読み取りやすさのことで、可読性が高いと文字数が多くても読みやすい
  • 判読性:伝わりやすさのことで、判読性が高いと「0(ゼロ)」と「O(オー)」など見た目が似ている文字を判別しやすい

使う種類を絞る

使用するフォントは必要最小限にしましょう。

1つのバナーにいくつものフォントを混在させると統一感がなくなりますし、目にうるさいイメージが出てしまうためです。

目安としては、多くても3種類程度にしましょう。

商材やターゲットに合わせる

商材やターゲットに合ったイメージを持つ、相性がよいフォントを選びましょう。

たとえば、子供向けの商材で上品で高級感が出やすい明朝体を使用するのはミスマッチです。

こうしたケースでは丸ゴシック体などカジュアルで可愛らしい印象のフォントを選ぶのがよいでしょう。

カーニングを意識する

カーニングを意識することも大切です。

カーニングとは文字詰めのことで、文字と文字の間隔を調整することです。

フォントはもちろん文字によって間隔の空き具合はわずかに異なっています。

カーニングによりその間隔を統一することで、全体のバランスが整って印象がスッキリします。

まとめ

今回はバナー広告を作る上で覚えておきたいフォントの選び方を解説しました。

フォントは大きく分けて和文フォントと欧文フォントがあり、それぞれ数多くの種類があります。

フォントの種類ごとに持っているイメージが異なるため、デザインのイメージに合わせて適切なフォントを選ぶことが大切です。

本記事を参考に、なんとなくではなく、戦略的にフォントを選んでいきましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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