トンマナとは?重要性や決め方、注意点について詳しく解説!

  • マーケティング

公開日:2024/05/10

更新日:2024/05/10

Webマーケティングやバナー広告などの制作・運用を担当している方は、コンテンツの「トンマナ」を意識しながら業務を遂行しなければなりません。

本記事では、トンマナの意味や重要性、基本的な決め方について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

トンマナの意味

トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、デザイン・記事などにおける「一貫した調子や様式」のことです。

多くのWeb広告や記事などのコンテンツでは、特定のコンセプトに基づいて、配色や文体などが統一されています。

トンマナの重要性

トンマナが不適切な場合、サイト訪問者が「間違って、目的とするサイト以外のサイトを閲覧しているのではないか」と不安になり、離脱率が上昇する可能性があります。

適切にトンマナを設定し、サイト内のコンテンツに統一感を持たせれば、サイト訪問者が違和感なく情報を取得できるため、離脱を防止しやすくなるでしょう。

以下、トンマナを設定するメリットを2つご紹介します。

ブランディングに役立つ

トンマナが整っている広告は、一目で「あの企業の広告だ」と消費者に認知してもらえるため、ブランディングに役立ちます。

例えば、コカ・コーラの広告コンテンツは、「赤と白」を基調とするデザインで構成。

また、マクドナルドの広告コンテンツは「赤と黄色」を基調とするデザインで構成されています。

そのため、一瞬見ただけで、消費者は「コカ・コーラの広告」「マクドナルドの広告」と判断することが可能です。

制作時間の短縮につながる

トンマナを設定しておけば、世界観や方針がブレにくくなり、スムーズに制作を進行できます。

制作時間を短縮でき、修正回数も減少するため、コスト削減を実現することが可能です。

例えば、「ボタンの色」「背景色」「バナーのフォント」などを事前に決めておけば、その都度、制作担当者が頭を悩ませる必要がありません。

基本的なトンマナの決め方

以下は、トンマナを決定する際の基本的な流れです。

  1. ビジョンを設定する
  2. 施策の目的を設定する
  3. 広告のターゲットを設定する
  4. トンマナを設定する

まずは、「自社の商品・サービスを、どのように消費者にイメージして欲しいのか」を考え、核となるビジョン・コンセプトを決めましょう。

次に、「認知度向上」「ブランディング」「コンバージョン数向上」など、施策の目的を明確化してください。

なお、認知度向上であれば「情報伝達」を、ブランディングであれば「好感度」を、コンバージョン数向上であれば「行動喚起」を重視しましょう。

また、年齢・性別・居住地域など、広告のターゲットを設定することも忘れてはなりません。

そのうえで、ペルソナを設定し、目的・ターゲットに合ったトンマナを決めてください。

デザインおよび文章に関するトンマナに関して設定するべき要素

以下、デザインおよび文章に関するトンマナについて、設定するべき要素を具体的にご紹介します。

デザインのトンマナ

以下は、デザインのトンマナに関して設定するべき要素です。

  • レイアウト
  • 余白
  • 配色
  • 写真・イラストなどの素材
  • フォント

「画像の前後は1行改行する」など、コンテンツ全体で統一感を出しましょう。

また、企業のブランドカラーに合わせた配色にすることや、コンテンツ・世界観に合ったフォントを用いることも大切です。

文章のトンマナ

以下は、文章(ライティング)のトンマナに関して設定するべき要素です。

  • 表記ルール
  • 文体(末尾の表現)
  • 文字数
  • NGワード

まずは、「英数字や記号は半角と全角のいずれを使用するのか」など、文章全体の表記を統一するためのルールを定めましょう。

また、文末を「です・ます調」にするのか「である調」にするのかも決めてください。

1文の文字数を決めることも忘れてはなりません。

なお、近年、スマートフォンで広告を見る消費者が増加しているため、1文の文字数は短く(長くても100文字程度に)するほうが良いでしょう。

ただし、文字数を無理に制限した結果、意味が分かりにくくなっては本末転倒です。

厳格なルールではなく、目安として示す程度にとどめましょう。

そのほか、企業や商品のイメージ・世界観などを踏まえて、あらかじめNGワード・NGフレーズも決めておくことをおすすめします。

トンマナを設定する際の注意点

トンマナを決める際は、ターゲット(どのような消費者に対して広告を配信するのか)を明確にしなければなりません。

例えば、「安さ」を前面に出す場合と、「高級感」を重視する場合とでは、トンマナを変える必要があります。

また、「5W1H」などのフレームワークを用いて、「自社の商品・サービス」や「ターゲットにする人物像」に関する情報を整理することも大切です。

まとめ

広告コンテンツを制作するのであれば、事前にトンマナを設定しておきましょう。

トンマナを設定すすることは、ブランディングに役立つほか、制作時間の短縮にもつながります。

本記事でご紹介した決め方や注意点を踏まえて、自社の商品・サービスに適したトンマナを決めてください。

リスティング広告チェックリストを無料配布中!

リスティング広告チェックリストをPDF形式で無料でダウンロードいただけます。広告代理店が教えるリスティング広告の基礎を使ってあなたのビジネスの集客アップにご活用ください。

執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

この記事のキーワード

scroll to top TOP