【GA4とGoogle広告の連携方法と活用のポイント】Google広告を戦略的に強化!

  • GA4

公開日:2024/05/23

更新日:2024/05/23

2023年7月から、Googleのデータ分析サービスは「GA4(Googleアナリティクス4)」に一本化されました。

その結果以前よりも機能が強化され、詳細な分析が可能になりました。

このGA4をプロモーションに活かすためには、Google広告と連携させる必要があります。

相互運用性を高めることで、Googleでの戦略的な宣伝広告が強化されるからです。

この記事ではGA4とGoogle広告との連携方法を解説します。

さらに運用上のポイントについても解説しますので、Google広告の活用ガイドとしてご利用ください。

GA4とは?

Googleのような検索エンジンでは、ユーザーの動向をデータとして蓄積・分析することができます。

しかしユーザーが使用する機器の多様化に加えて、Webやアプリなどのサービスが複雑化したため、以前の分析サービスでは対応が難しくなりました。

それらの課題をクリアするために開発されたのがGA4です。

GA4なら、パソコン・スマートフォン・タブレットなどのあらゆるユースケースに対応できます。

しかもWebやアプリを問わずユーザーを識別して、その行動を計測することができます。

計測するデータも細分化され、ユーザーがあるサイト内で行うクリック・ダウンロード・スクロールなどの細かい行動まで解析が可能です。

こうした詳細な分析データを、Google広告で活用できるようになったのです。

Google広告でGA4を活用するメリット

GA4とGoogle広告とを連携させると、広告のプロモーション効果を高めることができます。

そこから生まれる主なメリットを紹介しましょう。

GA4の管理画面からGoogle広告のCVを確認できる

まず1つ目はGA4の管理画面から、直接Google広告の分析結果を確認できることです。

ユーザーの行動経路であるコンバージョンを追跡できるので、その結果を広告運用に活かせば、さらに効果的なPRが可能になるでしょう。

Google広告からGA4のCVも確認できる

反対に、Google広告からGA4のコンバージョンデータを確認することもできます。

このように相互運用性を高めることにより、Google広告のパフォーマンス向上が期待できます。

Google広告でのターゲティング精度を高められる

さらにGA4の詳細な分析機能と連携することで、Google広告でのターゲティング精度を高めることもできます。

一度サイトを訪れたユーザーのデータを活用すれば、リマーケティング戦略の強化にも力を発揮します。

全般的に、GA4の詳細な分析データをGoogle広告に利用できることは大きな強みです。

ほかにも、Google広告のスマート自動入札戦略機能などとGA4を連携させて、広告の費用対効果を改善することも可能です。

GA4とGoogle広告の連携方法

GA4とGoogle広告との連携方法には2つの進め方があります。

それぞれの方法は、以下の手順に従って行います。

連携にはGA4の場合「編集者」以上で、Google広告の場合は「管理者」の権限が必要です。

GA4から連携する方法

①Google広告アカウントのリンク

GA4にログインして管理画面から「Google広告のリンク」を選択します。

表示された画面で「Google広告アカウントを選択」をクリックしてから、任意のアカウントを選んでリンクを実行します。

②設定項目の入力

「構成の設定」と「データ設定」で必要な項目を確認して「送信」をクリックします。

③リンクの完了

送信後に「リンク作成済み」という表示が出れば、GA4とGoogle広告との連携は完了です。

Google広告から連携する方法

①GA4アカウントとのリンク

Google広告にログインして、管理画面から「ツールと設定」~「リンクアカウント」と進みます。

さらに「Google Analytics(GA4)& Firebase」の詳細を開きます。

②設定項目の入力

「Googleオプティマイズの共有」と「Googleアナリティクスのオーディエンスをインポート」の項目をオンにして、最後に「リンク」をクリックします。

③リンクの完了

再び「リンクアカウント」の画面に戻り、ステータスが「リンク済み」になっていればGA4との連携は完了です。

Google広告でのGA4データ活用法

GA4と連携することにより、Google広告の効果をデータで確認できるようになります。

どのように活用できるのか、広告管理に役立つ分析法をまとめてみましょう。

まずGA4のレポート機能では、Google広告キャンペーンのユーザー数やセッション数など、さまざまな分析データを確認できます。

その反対に、Google広告からGA4の分析データを確認することも可能です。

またGoogle広告にGA4のコンバージョンデータや、オーディエンスデータをインポートすることもできます。

その結果データ分析にとどまらず、ユーザーの行動分析に基づいた広告キャンペーンの作成や、より効果的なターゲティングなどが可能になるのです。

GA4とGoogle広告とを連携させると、広告運用の精度と効率を高めることができますが、いくつかの課題も指摘されています。

その一つは、GA4とGoogle広告とのデータのズレです。

これは計測期間や計算方法の違いによるものです。

もう一つは、複数の広告媒体を扱う場合に効率が悪くなることです。

例えばGoogle広告とFacebook広告を同時に分析すると、それぞれの仕様が異なるためGA4は正確なデータを出力できません。

こうした点も考慮しながら、広告運用を管理する必要があるでしょう。

まとめ

広告運用を効率的に行う場合、広告管理サービスに直接データ分析結果を反映できれば、効果も高まりコストや手間も削減できます。

それを可能にするのがGA4とGoogle広告との連携です。

この2つを連携する方法は複雑な手順も必要なく、わずかなステップでお互いのアカウントをリンクできます。

両方とも利用する場合には、連携して使うことをおすすめします。

ただし、詳細なデータを扱うようになると、パラメータや各種項目の設定が複雑になることも考えられます。

一定レベルの知識とスキルが必要になるかもしれません。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも一つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

リスティング広告チェックリストを無料配布中!

リスティング広告チェックリストをPDF形式で無料でダウンロードいただけます。広告代理店が教えるリスティング広告の基礎を使ってあなたのビジネスの集客アップにご活用ください。

執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

この記事のキーワード

scroll to top TOP