検索エンジン最適化スターターガイドの要点をわかりやすく解説

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公開日:2023/10/18

更新日:2026/08/03

Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、Googleが公式に公開しているSEOの入門ガイドです。しかし、「どのような内容が書かれているの?」「SEO初心者でも読むべき?」「実際のSEO対策にどう活用すればいい?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Google検索エンジン最適化スターターガイドの概要や主な内容、Googleが重要ではないと明言しているSEO手法、実務での活用方法まで分かりやすく解説します。Google公式の考え方を理解し、自社サイトのSEO対策に役立てたい方は、ぜひ参考にしてください。

Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドとは

Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、Google検索におけるSEOの基本的な考え方や、Webサイト改善の主な施策をまとめた公式の入門ガイドです。ここでは、ガイドの概要と、SEO初心者やWeb担当者が読んでおきたい理由について解説します。

Google公式が公開しているSEOの入門ガイド

SEOとは、検索エンジンがWebサイトの内容を理解しやすくするとともに、検索ユーザーが検索結果からサイトを見つけやすくするための取り組みです。ただし、特定の施策を行えば必ず上位表示されるわけではありません。

スターターガイドでは、小手先のテクニックではなく、検索エンジンとユーザーの双方にとって分かりやすく、利用しやすいサイトを作るための基本が解説されています。

SEO初心者やWeb担当者が読むべき理由

SEOに関する情報はWeb上に数多くありますが、中には古い施策の情報や、根拠が明確でない情報も含まれています。Google公式のスターターガイドを読んで基本的な考え方を理解しておけば、外部の情報に触れた際にも、その施策が本当に必要なのかを判断しやすくなります。

また、SEO会社やWeb制作会社へ施策を依頼する場合にも役立ちます。SEOの基本用語やGoogleの考え方をあらかじめ理解しておくことで、提案内容や施策の目的を把握しやすくなり、自社にとって必要な対応かどうかを見極めやすくなるためです。

SEOの基礎を体系的に理解し、誤った施策に時間やコストをかけないためにも、まず確認しておきたいガイドといえるでしょう。

Google検索エンジン最適化スターターガイドの主な内容

Google検索エンジン最適化スターターガイドの内容は、主に以下の4つのカテゴリに分けられます。

・クロール・インデックス

・サイト構造・技術面の整備

・コンテンツ作成・最適化

・リンク・サイトの宣伝

まずは全体像を確認してから、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

Googleがコンテンツを見つけられるようにする

1つ目は、クロール・インデックスに関する内容です。

Googleは、クローラーと呼ばれるプログラムを使ってWeb上を巡回(クロール)し、主に既存のページに設置されたリンクをたどって新しいページを発見します。

SEOに取り組むうえでは、まずGoogleがWebサイトやコンテンツを見つけられる状態にすることが欠かせません。Googleにページを発見してもらえなければ、内容を評価される以前に、検索結果へ表示されない可能性があります。

また、Googleにインデックス登録したいページは、クローラーがアクセスできる状態になっているかを確認しましょう。CSSやJavaScriptなどの重要なファイルをGoogleから見えない状態にすると、ページの内容や表示を正しく理解してもらえない可能性があります。

自社サイトがすでにGoogleに発見されているかを確認したい場合は、「site:ドメイン名」で検索する方法や、Google Search ConsoleのURL検査ツールを利用する方法があります。

参考:Google Search Central「Googleがコンテンツを見つけられるようにする」

サイト構造を分かりやすく整理する

2つ目は、サイト構造・技術面の整備に関する内容です。

スターターガイドでは、サイト構造について以下の3点が推奨されています。

・わかりやすいURLを使用する

・類似トピックのページをディレクトリにまとめる

・重複コンテンツを減らす 

関連するページをカテゴリーやディレクトリごとに整理すると、ユーザーが目的の情報を見つけやすくなり、Googleもサイト全体の構造を把握しやすくなります。

また、URLは、ページ内容を推測できる簡潔で分かりやすい文字列にしましょう。同じ内容のページが複数のURLで表示される場合は、リダイレクトやcanonicalタグを使って正規URLを明確にすることが大切です。 

参考:Google Search Central「サイトを整理する」「わかりやすいURLを使用する「重複コンテンツを減らす」

タイトルとメタディスクリプションを最適化する

技術面では、タイトルリンクとメタディスクリプションについて説明されています。

タイトルは、ページごとに固有の内容を設定し、そのページで何が分かるのかを簡潔かつ具体的に示しましょう。

「トップページ」や「商品紹介」など、内容を判断しにくい曖昧なタイトルは避け、同じキーワードを何度も繰り返したり、ページの内容と一致しない表現を用いたりしないよう注意が必要です。

メタディスクリプションには、ページの要点や、ユーザーがページを読むことで得られる情報を簡潔に記載します。ページごとに内容を変え、タイトルだけでは伝えきれない情報を補足しましょう。

なお、検索結果の説明文であるスニペットは、ページ本文から自動的に生成されることがあります。メタディスクリプションが必ず採用されるわけではありませんが、ページの内容を的確にまとめた説明文を設定しておくことは、検索結果での見え方を整えるうえで有効です。

参考:Google Search Central「Google検索での見え方に影響を与える」

魅力的で役立つコンテンツを作成する

3つ目は、コンテンツ作成・最適化に関する内容です。

Googleのスターターガイドでは、役立つコンテンツの特徴として、「文章が読みやすく整理されていること」「独自性があること」「情報が最新であること」「ユーザーを第一に考えていること」などが挙げられています。

コンテンツを作成する際は、想定する読者がどのような疑問や悩みを持っているのかを考え、それを解決できる情報を盛り込んだり、ユーザーが検索するときに使用するキーワードを想定したりすることも有効です。同じ情報を探していても、知識のあるユーザーと初心者では、使う検索キーワードが異なる場合があります。

また、他のWebサイトの情報を並べ替えただけのコンテンツにするのではなく、自社で得た知識や経験、調査結果などを加えることが求められます。公開後も定期的に内容を確認し、古くなった情報は更新または削除しましょう。

さらに、サイト内の関連ページには内部リンクを設置し、ユーザーが必要な情報へ移動できるようにしましょう。リンク先の内容が分かる具体的なアンカーテキストを使用すると、ユーザーと検索エンジンの双方が、移動先のページを理解しやすくなります。

参考:Google Search Central「興味深く有益なサイトにする」

画像や動画コンテンツを最適化する

サイトに使用する画像や動画の最適化方法についても説明されています。

画像を掲載する際には本文との関連性が高い高画質な画像を選び、画像について説明しているテキストの近くに配置しましょう。

また、必要な画像には、内容を簡潔に説明するalt属性を設定します。alt属性は、画像が表示されない場合や、読み上げソフトを利用する場合にも使用される情報です。ページ内でその画像がどのような意味を持つのかが伝わる文章にしましょう。

動画は、視聴しやすく安定して再生できるページに掲載しましょう。動画がページの主要なコンテンツである場合は、目立つ位置に配置し、動画ごとに専用ページを用意することも有効です。

ページ内には、動画の内容を表す分かりやすいタイトル、説明文、サムネイルを掲載します。動画だけを設置するのではなく、内容を補足する文章を加えることで、ユーザーとGoogleが動画のテーマを理解しやすくなります。

参考:Google Search Central「最適化した画像をサイトに追加する」「動画を最適化する」

リンクやサイトの宣伝を適切に行う

最後に、サイトの宣伝に関する内容です。

良質なコンテンツを公開した後は、SNSやメールマガジン、プレスリリースなどを通じて、その存在を適切に知らせることも効果的です。コンテンツを必要としているユーザーに知ってもらうことで、閲覧や共有、自然なリンクの獲得につながる可能性があります。

ただし、短期間で大量のリンクを獲得することを目的とした過剰な宣伝や、不自然なリンクの購入は避けなければなりません。

参考:Google Search Central 「ウェブサイトを宣伝する」

Googleが「重要でない」と明言するSEO手法

SEOにはさまざまなノウハウがありますが、その中には現在のGoogle検索では重要ではないものや、誤解されやすいものもあります。Google検索エンジン最適化スターターガイドでは、「やるべきこと」だけでなく、「優先しなくてよいこと」についても触れられています。

キーワードを不自然に詰め込む

Googleは、ユーザーにとって分かりやすく役立つコンテンツを評価することを重視しています。そのため、検索エンジンだけを意識して同じキーワードを何度も並べると、文章が読みにくくなり、かえってユーザー体験を損ねる可能性があります。

コンテンツを作成する際は、読者がどのような情報を求めているのかを考え、その疑問を解決できる内容を自然な文章でまとめましょう。関連するキーワードや言い換え表現も適切に使用しながら、ユーザーが理解しやすいコンテンツを目指すことが求められます。

キーワードの選定については以下の記事もご参照ください。

メタキーワードの設定に時間をかける

メタキーワードは、HTML内に検索キーワードを記述するためのタグです。しかし、Googleは検索ランキングの評価要因としてメタキーワードを使用していません。

そのため、メタキーワードを細かく設定したり、キーワードを増やしたりしても、検索順位の向上は期待できません。

コンテンツの文字数だけを重視する

「3,000文字以上でなければ上位表示できない」「長文の記事ほどSEOに有利」といった情報を目にすることがあります。しかし、Googleはコンテンツの文字数をランキング要因として使用しているとは公表していません。

文字数が多くても、内容が重複していたり、結論までたどり着きにくかったりすれば、ユーザーの満足度は高まりません。反対に、必要な情報が簡潔にまとまっていれば、短い記事でも検索意図を十分に満たせる場合があります。

URLやドメインにキーワードを強引に入れる

URLやドメイン名にキーワードを含めること自体は問題ありませんが、検索順位を上げることだけを目的にキーワードを詰め込む必要はありません。

例えば、「example.com/seo-seo-seo-google-seo」のようなURLは、ユーザーにも分かりにくく、管理もしづらくなります。

URLは、ページの内容が推測できるシンプルな構成を心掛けましょう。カテゴリーや記事のテーマが分かる程度に整理されていれば十分であり、無理に複数のキーワードを盛り込む必要はありません。

E-E-A-Tをランキング要因と考える

E-E-A-T(Experience:経験、Expertise:専門性、Authoritativeness:権威性、Trustworthiness:信頼性)は、Googleの検索品質評価ガイドラインで示されている考え方です。しかし、E-E-A-T自体がランキングシグナルとして使用されているわけではありません。

そのため、「E-E-A-Tを高める施策」を目的にするのではなく、結果としてE-E-A-Tにつながるサイト運営を意識することが求められます。

Googleが重視しているのは、特定のSEOテクニックではなく、ユーザーが安心して利用できる有益なWebサイトであることです。SEO対策では、小手先の施策に時間を費やすのではなく、ユーザーに価値を提供するサイト作りを継続することが、長期的な成果につながります。

参考:Google Search Central「Google が重要でないと考えること」「Google はウェブ ランキングにキーワード メタタグを使用しません」「E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて」

Google検索エンジン最適化スターターガイドの活用方法

Google検索エンジン最適化スターターガイドは、読むだけでなく、自社サイトの課題発見や改善に活用することが重要です。ここでは、ガイドの内容を自社サイトと照らし合わせ、優先順位を付けて施策を実施し、効果を確認するまでの進め方を解説します。

自社サイトの課題と照らし合わせる

まずは、スターターガイドで紹介されている内容と自社サイトの状態を照らし合わせ、改善すべき課題を洗い出しましょう。

スターターガイドの項目をチェックリストとして活用すると、SEOの知識が少ない場合でも、自社サイトに不足している施策を確認できます。

優先順位を付けて改善する

課題を洗い出した後は、検索への影響や対応の緊急度を考慮して、改善する順番を決めます。複数の問題を一度に解決しようとすると、作業の負担が大きくなり、どの施策によって成果が出たのかも判断しにくくなります。

技術的な問題がない場合は、コンテンツの品質やタイトル、内部リンク、サイトの使いやすさなどを見直しましょう。施策ごとに実施日や変更内容を記録し、一定期間が経過した後に結果を確認すると、改善の効果を検証しやすくなります。

SEOは、一度の修正で完了するものではありません。課題の発見、改善、効果測定を繰り返しながら、サイト全体の品質を段階的に高めていきましょう。

Search Consoleを活用してサイトを確認する

Google Search Consoleは、Google検索における自社サイトの掲載状況やパフォーマンスを確認できる無料ツールです。スターターガイドを参考に改善を進める際は、Search Consoleを併用すると、サイトの問題や施策の成果を把握しやすくなります。

例えば、特定のページを確認したい場合は、「URL検査」を使用します。URL検査では、ページがGoogleにインデックス登録されているか、Googleが最後にクロールした日時、正規URLとして認識されているURLなどを確認できます。

URL検査についての詳しい内容は以下の記事をご参照ください。

また、「検索パフォーマンス」では、どのような検索キーワードからユーザーが訪れているかを確認できます。表示回数は多いもののクリック率が低い場合は、タイトルやメタディスクリプションに改善の余地があるかもしれません。掲載順位が伸び悩んでいる場合は、検索意図に対して情報が不足していないか、競合ページと比較しながらコンテンツを見直しましょう。

検索パフォーマンスについての詳しい内容は以下の記事をご参照ください。

ただし、Search Consoleの数値だけを見て判断するのではなく、実際のページ内容やユーザーの行動とあわせて分析することが大切です。

Googleの最新情報を定期的に確認する

Google検索の仕組みや検索結果の機能、Search Consoleの仕様は、継続的に更新されています。そのため、一度スターターガイドを読んだだけで終わらせず、Googleが発信する最新情報を定期的に確認しましょう。

主な情報源として、Google検索セントラルの公式ブログがあります。公式ブログでは、検索ランキングシステムのアップデート、新しい検索機能、Search Consoleの変更、SEOに関するベストプラクティスなどが公開されています。

参考:Google Search Central「Google 検索セントラル ブログ」

Googleは検索ランキングシステムを定期的に更新しているため、検索順位が変動した際は、すぐにページを大幅修正するのではなく、公式情報やサイト全体の状況を確認する必要があります。特に、コアアップデートの実施時期や変更内容を確認することで、自社サイトだけの問題なのか、検索結果全体の変化なのかを判断しやすくなります。

まとめ

Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、Googleが公式に公開しているSEOの入門資料です。Googleにコンテンツを見つけてもらうための方法や、サイト構造の整理、役立つコンテンツの作成、タイトルや画像の最適化など、SEOに取り組むうえで押さえておきたい基本がまとめられています。

SEO対策では、キーワードを不自然に詰め込んだり、文字数だけを増やしたりするのではなく、検索ユーザーの疑問を解決できる分かりやすいサイトを作ることが欠かせません。スターターガイドの内容を自社サイトと照らし合わせ、クロールやインデックスの問題、コンテンツの不足、内部リンクやタイトルの改善点などを一つずつ確認しましょう。

また、Google検索の仕組みや推奨される施策は継続的に更新されています。スターターガイドだけでなく、Google検索セントラルやSearch Consoleなどの公式情報も定期的に確認し、最新の内容を踏まえて改善を続けることが、長期的なSEO成果につながります。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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