GA4初心者必見!最初に設定すべき6つの基本設定

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公開日:2025/02/18

更新日:2025/02/18

Googleが提供しているGoogleアナリティクス4(GA4)は、以前までのユニバーサルアナリティクス(UA)とは異なるデータ計測の仕組みを持つ新しい解析ツールです。GA4を正しく活用しマーケティングに役立てるには適切な初期設定を行うことが不可欠です。

本記事では、GA4を最大限に活用するために 「まず設定すべき初期設定6つ」 を詳しく解説します。これらの設定をしっかり行いマーケティングに役立てましょう!

1. データ保持期間を「14か月」に変更する

GA4のデフォルト設定では、データ保持期間が 2か月 に設定されています。これでは長期的なデータ分析が難しくなるため、14か月 に変更しましょう。

設定手順

  1. 「管理」→「データの収集と修正」→「データ保持」を開く
  2. 「イベントデータの保持期間」を 14か月 に変更
  3. 「保存」をクリック

この設定を行うことで、長期間のデータ分析が可能になります。

2. 内部トラフィック(自社アクセス)を除外する

自社のアクセスがデータに含まれると、正確な分析ができません。GA4では、IPアドレスで内部トラフィックを除外できます。

設定手順

  1. 「管理」→「データストリーム」→該当するWebサイトを選択
  2. 「タグ設定」→「内部トラフィックの定義」を開く
  3. 「作成」をクリックし、自社のIPアドレスを設定
  4. 「データ設定」→「データフィルタ」→「内部トラフィック」を「有効」に変更

これで、社内のアクセスがデータに含まれなくなります。

自社のIPアドレスを確認したい場合

Windowsの場合

  1. コマンドプロンプト(cmd) を開く
  2. 以下のコマンドを入力

ipconfig

「IPv4 アドレス」を確認。

CIDR表記を確認したい場合

  1. コマンドプロンプト(cmd) を開く
  2. 以下のコマンドを入力

ipconfig /all

「IPv4 アドレス」と「サブネットマスク」を確認

サブネットマスクをCIDRに変換する(例:255.255.255.0 → /24)

たとえば、IPアドレス 192.168.1.10 でサブネットマスク 255.255.255.0 の場合、CIDR表記は 192.168.1.10/24 になります。

最後に「データ設定」→「データフィルタ」→「内部トラフィック」を「有効」に変更するのを忘れないようにしてください。

3. Google広告との連携を設定する

Google広告を運用している場合、GA4と連携することで 広告の効果測定やコンバージョンのインポートが可能になります。

設定手順

  1. 「管理」→「サービス間のリンク設定」→「Google広告」を選択
  2. 「リンク」をクリックし、Google広告アカウントを選択
  3. 「自動タグ設定を有効にする」にチェックを入れる
  4. 「送信」をクリック

これにより、広告の流入データやコンバージョン分析が可能になります。

4. コンバージョン(キーイベント)を設定する

Webサイトの成果を正しく計測するためには、コンバージョンの設定が欠かせません。GA4では、基本指標となる項目が自動でイベント登録されています。また、重要なイベントを「カスタムイベント」として登録することも出来ます。

設定手順

  1. 「管理」→「イベント」を開く
  2. 自動計測されているイベント一覧から、「コンバージョン(キーイベント)」として設定したいイベントを確認
  3. 該当するイベントの右側にある「キーイベントとしてマークを付ける」をONにする

カスタムイベント(申し込み完了)を作成する場合

  1. 「管理」→「イベントを作成」→「作成」
  2. 「新しいイベントを作成」ボタンをクリック
  3. 「カスタムイベント名」を設定(例:「thank_you_page_view」)
  4. 一致する条件を設定し、保存

【例】

パラメータ(event_name)  演算子(次と等しい) 値(page_view)

パラメータ(page_location)  演算子(次を含む) 値(thank-you)

  1. 作成したイベントを「キーイベントとしてマーク」

この設定により、申し込み完了後に表示されるサンクスページがトリガーとなり、イベントが発火し、コンバージョン(キーイベント)として計測できます。

5. クロスドメイントラッキングを設定する

異なるドメイン間でのユーザー行動を正しく追跡するために クロスドメイントラッキング を設定しましょう。

例えば

・同一の企業内で、メインサイトが www.example.com で、ブログが blog.example.com、サポートサイトが support.example.com のように、サブドメインが異なる場合。

・ユーザーがオンラインショップ(shop.example.com)で商品を購入し、決済サービス(paymentgateway.com)に遷移して支払いを完了する場合。

などのケースにおいてクロスドメイントラッキングの設定は役に立ちます。

設定手順

  1. 「管理」→「データストリーム」→Webサイトを選択
  2. 「タグ設定」→「設定のカスタマイズ」→「ドメイン間の計測」
  3. 追跡したいドメインを追加し、保存

これにより、複数ドメインをまたぐユーザー行動を正しく分析できます。

6. ユーザー属性データの収集を有効化

ユーザーの年齢・性別・興味関心データを収集するには、Googleシグナルを有効にする必要があります。

設定手順

  1. 「管理」→「データ設定」→「データ収集」
  2. 「Googleシグナルを有効にする」をオン

これにより、より詳細なユーザー属性データを取得できます。

まとめ:GA4の初期設定は必須!

GA4を正しく活用するためには、導入後に適切な初期設定を行うことが不可欠です。以下の6項目を確実に設定しましょう。

1.データ保持期間を14か月に変更
2.内部トラフィックを除外
3.Google広告と連携
4.コンバージョンを設定
5.クロスドメイントラッキングの設定
6.ユーザー属性データの収集を有効化

これらの設定を行うことで、GA4のデータを最大限に活用し、Webサイトの成果を正しく測定・分析できるようになります。今すぐ設定を完了し、効果的なデータ分析を始めましょう!

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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